DNS キャッシュでは、IP アドレスと DNS 名がキャッシュされます。サーバーの DNS キャッシュはデフォルトで無効になっています。Web ベースの管理インタフェースの「監視」の下にある「プロセス ID すべての DNS 統計」ページでは、次の統計が表示されます。
DNS キャッシュが無効になっていると、この節の残りの部分は表示されません。
デフォルトで、DNS キャッシュは無効になっています。管理コンソールで DNS キャッシュを有効にするには、DNS の値を「サーバーにアクセスするクライアントに対して DNS 検索を実行する」に設定します。
キャッシュエントリの現在の数と最大数。単一のキャッシュエントリは、単一の IP アドレスまたは単一の DNS 名の検索を表します。キャッシュのサイズは、Web サイトに同時にアクセスするクライアントの最大数を格納できるだけの大きさにしてください。キャッシュサイズの設定値が大きすぎるとメモリーが無駄に消費され、パフォーマンスが劣化します。
DNS キャッシュの最大サイズを設定するには、「パフォーマンスチューニング」ページの「DNS キャッシュのサイズ」フィールドの値を入力または変更します。
ヒット率は、キャッシュヒット数をキャッシュ検索数で割ったものです。
この設定はチューニング不可能です。
サーバー上で DNS 検索を無効にすると、ホスト名の制限が正常に機能しなくなるほか、ログファイル内でホスト名の代わりに IP アドレスが表示されます。
DNS エントリをキャッシュに書き込むかどうかを指定することもできます。DNS キャッシュが有効になっていると、サーバーは、ホスト名の情報を受信したあと、その情報を格納することができます。その後、サーバー上でそのクライアントの情報が必要になった場合、その情報はキャッシュ内に存在しているため、再度クエリーを実行しなくてもその情報を利用できます。DNS キャッシュのサイズと DNS キャッシュエントリの有効期間を指定します。DNS キャッシュには 32 件から 32768 件までのエントリを格納できます。デフォルト値は 1024 です。キャッシュエントリが期限切れになるまでの時間の値は、1 秒から 1 年までの範囲で秒単位で指定できます。デフォルト値は 1200 秒 (20 分) です。
DNS 検索はリソース集約型であるため、サーバープロセス内では使用しないでください。DNS 検索を含める必要がある場合には、検索を非同期にしてください。
非同期 DNS が無効になっていると、この節の残りの部分は表示されません。
サーバー起動後に実行された名前検索 (DNS 名から IP アドレス) の数。この設定はチューニング不可能です。
サーバー起動後に実行されたアドレス検索 (IP アドレスから DNS 名) の数。この設定はチューニング不可能です。
現在実行中の検索の数。