Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 リリースノート

4.4.1 から 4.4.2 へのオンラインアップグレード

オンラインで 4.2 または 4.3 から 4.4 にアップグレードすることはできません。ただし、4.4 の将来のバージョンではオンラインアップグレードがサポートされます。4.4.1 から 4.4.2 にアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. すべての HADB ホストに 4.4.2 をインストールします。パスは 4.4.1 とは別のパス、たとえば /opt/SUNWhadb/4.4.2-6 にします。

  2. hadbm クライアントホストに新しいバージョンをインストールします。

  3. HADB ホスト上で実行されているすべての管理エージェントを停止します。

  4. 新しいバージョンのソフトウェアを使用して (ただし、設定ファイルは古いまま)、管理エージェントプロセスを起動します。残りの手順では、新しいバージョンの bin ディレクトリにある hadbm コマンドを使用してください。

  5. 管理ドメインでパッケージを登録します。ここで、デフォルトのパッケージ名が V4.4 になるため、同じ名前を持つ既存のパッケージとの競合を避けるために別のパッケージ名が必要になる場合があります。


    hadbm registerpackage --packagepath=/opt/SUNWhadb/4.4.2-6 V4.4.2
  6. 新しいバージョンを使用してデータベースを再起動します。次のコマンドでは、ノードの順次再起動が実行されます。


    hadbm set packagename=V4.4.2 database_name
    
  7. データベースが「実行中」の状態にあり (hadbm status コマンドを使用して確認)、かつ正常に動作してクライアントトランザクションを処理していることを確認します。

  8. すべてが正常に動作している場合は、あとで古いインストールを削除することができます。

    古いパッケージの登録を解除する前に、古いパッケージへのすべての参照を ma リポジトリから削除します。そうしないと、「使用中のパッケージ」のために hadbm unregisterpackage が失敗します。たとえば、ダミーの再設定操作 hadbm set connectiontrace=<same_as_previous_value> によって、古いパッケージへのすべての参照が削除されます。ここで、古いパッケージの登録を解除します。


    hadbm unregisterpackage [--hosts=<host_list>] <old_package_name>
    

    HADB のインストール手順で説明されているように、ファイルシステムから古いインストールを削除します。