Solaris 移行ガイド

付録 A コマンドリファレンス

この付録はユーザコマンドとシステム管理コマンドの情報を表形式で収録しています。すべての SunOS 4.x コマンドインタフェースを示し、Solaris 7 環境および SunOS/BSD ソース互換パッケージにおける使用方法の違いを示します。

リファレンスの使い方


注 -

SunOS 5.6 のディレクトリ構造は SunOS 4.x の構造とは異なります。したがって、同じように動作するコマンドでも、パス名が異なることがあります。たとえば、SunOS 4.x /usr/etc/newfs コマンドは現在 /usr/sbin/newfs に置かれていますが、インタフェースは変更されていません。このようなコマンド、またはこれに類するその他のコマンドは、この表のガイドラインに従い同じ「S」であると解釈されます。


/usr/bin/usr/5bin の両方に存在するコマンドの場合、2 つのエントリがリファレンス表にあり、第 1 のエントリは /usr/bin コマンドを説明し、第 2 のエントリは /usr/5bin コマンドを説明します。

すべての Solaris 7 インタフェースに関する詳細な情報については、『SunOS Reference Manual』のセクション 1「User Commands」 を参照してください。

表 A-1 から 表 A-4 にリファレンスのエントリのサンプルを、その説明とともに示します。

表 A-1 例 1

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6 

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

fasthalt(8)

init 0 コマンドが同様の機能を提供。

fasthalt コマンドは、Solaris 7 ベースの製品では利用できません。SunOS/BSD 互換パッケージをインストールした場合に利用できます。init 0 コマンドが fasthaltコマンドに置き換わります。スクリプトまたはアプリケーションで互換パッケージの fasthalt コマンドを使用する場合には、これらのスクリプトまたはアプリケーションは他の SVR4 システムでは動作しません。互換パッケージコマンドはこのパッケージがインストールされたシステムの /usr/ucb にあります。コマンドの説明は fasthalt(1B) のように『SunOS Reference Manual』のセクション 1B「User Commands」にあります。

表 A-2 例 2

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

cc(1V)

C コンパイラは C 言語の別パッケージ製品のツールでのみ利用可能。 

C コンパイラは SunOS リリース 5.6 では利用できません。C コンパイラは SunOS/BSD 互換パッケージで利用できますが、別パッケージの C コンパイラを必要とし、SunOS 4.x コンパイラと同じインタフェースおよび出力は提供しません。

表 A-3 例 3

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

date(1V) -SysV

 

date(1V)

日付を設定する際に使用されるフォーマットは、SunOS リリース 5.6 ではわずかに異なっている。詳細については、date(1) のマニュアルページを参照のこと。

SunOS 4.x には、(SysV エントリで示される) /usr/5bin/date および (第 2 のエントリで示される) /usr/bin/date の 2 つの date コマンドがありました。/usr/5bin/date コマンドは SunOS 5.6 コマンドと同じです。使用しているパスに /usr/bin より前に /usr/5bin があった場合、SunOS 5.6 のこのコマンドとの違いにまったく気がつかないでしょう。SunOS 4.x /usr/bin/date コマンドの使用に慣れたら、システムの日付を設定する前に SunOS 5.6 date(1) のマニュアルページを見るようにしてください。

表 A-4 例 4

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

rev(1)

 

SunOS 4.x rev コマンドは SunOS 5.6 または BSD リリースにおいても利用できません。利用できる代替コマンドはありません。

コマンドリファレンス

以下の表は、SunOS 4.x の全コマンドインタフェースを一覧表示し、Solaris 2.6 環境と SunOS/BSD ソース互換パッケージにおける使用方法について説明します。

コマンドリファレンス (A, B)

表 A-5

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

ac(8)

システムアカウンティングリソースパッケージ (SAR) には ac で利用可能なアカウンティング機能のほとんどが提供される。

acctcms(8)

 

acctcom(8)

 

acctcon1(8)

 

acctcon2(8)

 

acctdisk(8)

 

acctdusg(8)

 

acctmerg(8)

 

accton(8)

 

acctprc1(8)

 

acctprc2(8)

 

acctwtmp(8)

 

adb(1)

 

adbgen(8)

 

add_client(8)

admintool(1M)

add_services(8)

swmtool(1M) コマンドが同様の機能を提供。

addbib(1)

 

adjacentscreens(1)

OpenWindows 環境には、複数のディスプレイを提供する方法が 2 つある。 1 つは、 ある 1 つのマシンで 2 つのサーバを起動して、それぞれのサーバが特定のディスプレイを制御する方法。もう 1 つは、 openwin -dev オプションを使って 2 つのディスプレイがある 1 つのサーバを起動する方法。

admin(1)

次の SunOS 4.x オプションは SunOS 5.6 システムソフトウェアでは利用できない。 

-l release[,release . . . ] : 指定するリリースを delta に対してロックする。

adv(8)

RFS は 存在しない。この機能は -f フラグによって引き続き利用可能。

aedplot(1G)

 

align_equals(1)

OpenWindows テキストメニュー indent コマンドが同様の機能を提供。

analyze(8)

コアファイルで adb(1) を使用してクラッシュを解析する。

apropos(1)

SunOS 4.x コマンドでは whatis データベースを使用したが、SunOS 5.6 ではこのデータベースを windex といい、そのフォーマットはわずかに異なる。

ar(1V)

 

ar(1V) -SysV

 

arch(1)

オプションなしで、このコマンドは現在は「sun 4」を返す。この使用は勧められない。代わりに、uname(1) を使用のこと。オペレーティングシステム名とリリースレベルを判別するには、uname -sr を使用。

arp(8C)

 

as(1)

SunOS 4.x オプション、-d2-h-j-J-k-L-O[n] は、SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。

 

at(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。非特権ユーザに対するセキュリティが SunOS 5.6 システムではより強化されている。非特権ユーザは他のユーザのジョブを表示できない。

atoplot(1G)

 

atq(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。SunOS 4.x コマンドでは、ユーザ名が指定されなければ、待ち行列全体が表示される。SunOS 5.6 システムソフトウェアでは、呼び出し側が特権ユーザである場合に限り待ち行列全体が表示され、そうでない場合には呼び出し側に属するジョブだけが表示される。非特権ユーザは他のユーザのジョブを表示できない。非特権ユーザに対するセキュリティは SunOS 5.6 システムではより強化されている。

atrm(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。SunOS 4.x の「-」フラグは SunOS 5.6 コマンドでは -a とリネームされている。非特権ユーザに対するセキュリティは SunOS 5.6 システムではより強化されている。

audit(8)

-d または -u オプションは使用できない。このコマンドは、Basic Security Module (BSM) が有効になっている場合だけ使用できる。

audit_warn

 

auditd(8)

 

automount(8)

次の SunOS 4.x オプションは、SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。 

-m: ディレクトリマップペアの初期化を抑止する。

auto.masterauto.home ファイルは、auto_masterauto_home にリネームされている。デフォルトのホームディレクトリパスは /export/home/username となる。

awk(1)

 

banner(1V) -SysV

 

bar(1)

tar, cpio

tar(1) コマンドは、ほとんどの場合 bar の代わりに使用できる。 cpio -iH bar を使用して既存の SunOS 4.x bar バックアップを復元できる。今後、bar 形式ファイルは作成できない。

basename(1)

SunOS 5.6 および SunOS/BSD 互換バージョンは、ともに SunOS 4.x と互換性があるが、引数を構文解析する方法が異なる。つまり、SunOS 5.6 は、3 つ以上の引数を受け付けない。また、SunOS/BSD 互換バージョンは 2 番目よりあとの引数をすべて無視する。 

batch(1)

デフォルトでは、SunOS 5.6 の batch ジョブ queuename は指定されないで、SunOS 4.x コマンドではジョブは常に待ち行列 b に入れられていた。

bc(1)

 

bgplot(1G)

 

biff(1)

chmod

biff n: % chmod u+x 'tty' biff y: % chmod u-x 'tty'

bin-mail(1)

SunOS 5.6 の mail(1) コマンドと同じ。

biod(8)

 

boot(8S)

詳細については、boot(1M) のマニュアルページを参照のこと。

bootparamd(8)

 

コマンドリファレンス (C, D)

表 A-6

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

C2conv(8)

本製品に関する情報については、購入先に問い合わせること。 

C2unconv(8)

本製品に関する情報については、購入先に問い合わせること。 

cal(1)

 

calendar(1)

 

cancel(1)

 

capitalize(1)

このコマンドの OpenWindows 版は OpenWindows テキストエディタで利用できる。 

captoinfo(8V) -SysV

 

cat(1V) -SysV

 

cat(1V)

SunOS 5.6 の cat コマンドでは、-t および -e オプションには -v オプションが必要。SunOS 5.6 の -t オプションは、SunOS 4.x の -v オプションと同等で、FORMFEED 文字を表示する。

catman(8)

 

cb(1)

 

cc(1V) -SysV

 

cc(1V)

C コンパイラは、C 言語別パッケージのツールでだけ利用できる。 

cd(1)

 

cdc(1)

2 つのバージョンは、読み取り不能である s.file を処理する方法が異なる。SunOS 4.x コマンドはエラーを出力する。SunOS 5.6 コマンドはエラーを表示しないで無視する。

cflow(1V) -SysV

cflow コマンドは、現在は別パッケージの製品で利用できる。

cflow(1V)

cflow コマンドは、現在は別パッケージの製品で利用できる。

chargefee(8)

 

 

checkeq(1)

 

checknr(1)

 

chfn(1)

 

chgrp(1)

シンボリックリンクのデフォルトの動作は、SunOS 4.x から SunOS 5.6 との間で変更された。SunOS 4.x では、chgrp はシンボリック自体の所有権を変更していた。SunOS 5.6 では、chgrp はリンクをたどる。SunOS 5.6 でシンボリックリンクの所有権を変更するには、-h オプションを使用する。

chkey(1)

 

chmod(1V) -SysV

シンボリックリンクに出会うと、SunOS 5.6 での -R オプションはターゲットのモードを変更する。

chmod(1V)

シンボリックリンクに出会うと、SunOS 5.6 での -R オプションはターゲットのモードを変更する。

SunOS 5.6 コマンドは、「l」および「T」の 2 つのパーミッションもサポートする。 

chown(8)

シンボリックリンクのデフォルトの動作は変更された。SunOS 4.x の chown はシンボリックリンクの所有権を変更していた。SunOS 5.6 の chown はリンクをたどる。リンクの所有権を変更するには、chown -h を使用する。SunOS 5.6 の chown コマンドでは、ファイルのグループ ID を変更できない。

chroot(8)

 

chrtbl(8)

SunOS 5.6 の localedef(1) でローカルデータベースを作成する。

chsh(1)

 

ckpacct(8)

 

clear(1)

 

clear_colormap(1)

 

clear_functions(1)

 

click(1)

 

clock(1)

Open Windows コマンドは /usr/demo/clock で利用できる。詳細については、clock(1) のマニュアルページを参照のこと。

clri(8)

 

cmdtool(1)

このコマンドは OpenWindows のコマンドツールに置き換えられる。

cmp(1)

 

col1(V) -SysV

 

col(1V)

 

colcrt(1)

 

colldef(8)

SunOS 5.6 では、local edef (1) でロケールデータベースを作成する。

coloredit(1)

このコマンドの機能は現在、OpenWindows プロパティウィンドウによって処理される。

colrm(1)

 

comb(1)

2 つのバージョンは、読み取り不能の s.file を処理する方法が異なる。SunOS 4.x コマンドはエラーを出力するが、SunOS 5.6 コマンドはエラーを表示しないで無視する。

comm(1)

 

compress(1)

 

config(8)

 

 

 

 

 

cp(1)

-R オプションは、SunOS 5.6 コマンドでは -r オプションに置き換えられる。

cpio(1)

 

cpp(1)

 

crash(8)

SunOS 4.x リリースで使用するデフォルトのネームリストは /vmunix となっているが、SunOS 5.6 では /kernel/unix となっている。

cron(8)

 

crontab(1)

 

crtplot(1G)

 

crypt(1)

 

csh(1)

 

csplit(1V) -SysV

 

ctags(1)

 

ctrace(1V) -SysV

次の SunOS 4.x オプションは、SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。 

-b: コードを追跡するのに基本的な関数だけを使用する。このオプションは、signal()fflush()longjmp()、または setjmp()x 関数が利用できないオペレーティングシステムで動作するのに必要。

-r オプションの構文は、SunOS 4.x および SunOS 5.6 の間で異なる。4.1 フォーマットは -rf。現在は、 -r fctrace は別パッケージの製品として利用できる。

cu(1C)

 

cut(1V) -SysV

 

cxref(1V) -SysV

 

cxref(1V)

cxref は別パッケージの製品として利用できる。

date(1V) -SysV

 

date(1V)

日付を設定するときに使用するフォーマットは、SunOS 5.6 ではわずかに異なる。詳細については、date(1) のマニュアルページを参照のこと。

dbconfig(8)

 

dbx(1)

別パッケージの SPARCworksTM で利用できる。

dbxtool(1)

別パッケージの SPARCworks で、コマンドデバッガとして利用できる。 

dc(1)

 

dcheck(8)

通常の整合性検査に対して fsck(1M) コマンドを使用する。ncheck(1M) コマンドは dcheck -i 番号の機能を置き換える。

dd(1)

SunOS 4.x コマンドでは、大きさの接尾辞 w (ワード) で使用される大きさは 4 バイト単位となっているが、SunOS 5.6 システムソフトウェアでは、w は 2 バイト単位。kb、または w は、1024、512、または 2 の倍数をそれぞれ指定するための接尾辞として使用する。unblockblock 変換オプションは新たに採用された。

defaults_from_input(1)

 

このコマンドの機能は現在、OpenWindows プロパティウィンドウによって処理される。

defaults_merge(1)

 

defaults_to_indentpro(1)

 

このコマンドの機能は現在、OpenWindows プロパティウィンドウによって処理される。 

defaults_to_mailrc(1)

 

このコマンドの機能は現在、OpenWindows プロパティウィンドウによって処理される。 

defaultsedit(1)

 

このコマンドの機能は現在、OpenWindows プロパティウィンドウによって処理される。 

delta(1)

引数としてディレクトリが指定されると、そのディレクトリのすべてのファイルが処理される。SunOS 4.x では、ディレクトリのファイルがエラーを起こすと、エラーが生成される。SunOS 5.6 コマンドでは、そのようなファイルは表示を行うことなく無視される。 

deroff(1)

 

des(1)

 

devinfo(8S)

prtconf(1M) コマンドに同様の機能がある。

devnm(8)

SunOS 4.x と SunOS 5.6 システムソフトウェアの間の出力フォーマットはまったく異なる。 

SunOS 4.x では、名前引数はオプション。SunOS 5.6 システムソフトウェアでは、必須。 

df(1V) -SysV

 

df(1V)

SunOS 4.x の df には、SunOS 5.6 の df コマンドとある程度異なる出力を内容とする異なる出力フォーマットがある。SunOS 5.6 で -k オプションを指定すれば、SunOS 4.x コマンドに似た出力フォーマットを提供する。SunOS 4.x では df -t オプションでファイルシステムの形式を指定すると、該当する形式ファイルシステムの形式でレポートを行うが、SunOS 5.6 で df -t オプションを指定すると合計の付いた完全なリストを出力する。SunOS 5.6 では df -l オプションを使用すると、ローカルファイルシステムを表示できる。

diff(1)

いくつかのフラグの動作は 2 つのバージョンの間で異なる。SunOS 4.x では、-c オプションは、オプションの引数を相違ごとに表示する行数とみなす。引数が与えられなければ、デフォルトは 3 行。SunOS 5.6 では、-S オプションとその引数の間にスペースが必要。

diff3(1V) -SysV

 

diff3(1V)

 

diffmk(1)

 

dircmp(1V) -SysV

 

dirname(1V) -SysV

 

dis(1)

次の SunOS 4.x でのオプションは SunOS 5.6 では利用できない。 

-da sec: sec をデータとして逆アセンブルし、データの実際のアドレスを出力する。SunOS 5.6 では -D sec オプションを使用すると、同じ処理が行われる。

 

 

 

 

diskusg(8)

acctdusg(1M) コマンドが同様の機能を提供。

dkctl(8)

 

dkinfo(8)

prtvtoc(1M) コマンドが同様の機能を提供。

dmesg(8)

 

dname(8)

RFS は利用できない。 

dodisk(8)

 

domainname(1)

 

dorfs(8)

RFS は利用できない。 

dos2unix(1)

 

du(1V) -SysV

 

du(1V)

SunOS 4.x ではディスク使用量を 1 キロバイト単位で表示するが、SunOS 5.6 ではディスク使用量を 512 バイトブロック単位で表示する。-k オプションを使用すると、使用量を 1 キロバイト単位で表示することができる。

dumbplot(1G)

 

dump(8)

ufsdump コマンドが同様の機能を提供する。次の SunOS 4.x でのオプションは SunOS 5.6 にはない。

-a archive-file: SunOS 5.6 では -a オプションはアーカイブの各メンバのアーカイブヘッダをダンプする。

-D: フロッピーディスクをダンプ媒体として指定する。SunOS 5.6 では -D オプションはデバッギング情報をダンプする。

-v: ダンプしようとするファイルシステムを照合する。SunOS 5.6 では -v オプションは、数値表現ではなく文字で情報をダンプする。

dumpadm(8)

New 

システム管理者がオペレーティングシステムのクラッシュダンプを設定できる。このように設定すると、ダンプデータはダンプデバイスに圧縮形式で格納される。専用のダンプデバイス (一次スワップ領域ではない) がダンプ構成に含まれている場合、コアファイルの保存がバックグラウンド処理で実行される。 

dumpfs(8)

fstyp -F -ufs -v コマンドが同様の機能を提供。

dumpkeys(1)

 

コマンドリファレンス (E, F, G, H, I, J)

表 A-7

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

e(1)

ex(1) コマンドが同様の機能を提供。

echo(1V) -SysV

 

echo(1V)

-n オプションは SunOS 4.x では改行を抑止した。SunOS 5.6 では ¥c を使用する。

ed(1)

 

edit(1)

 

edquota(8)

 

eeprom(8S)

 

egrep(1V)

 

eject(1)

 

 

 

 

 

enroll(1)

 

env(1)

 

eqn(1)

 

error(1)

 

etherd(8C)

snoop(1M) コマンドが同様の機能を提供。

etherfind(8C)

snoop(1M) コマンドが同様の機能を提供。

ex(1)

 

expand(1)

 

exportfs(8)

share(1M) コマンドが同様の機能を提供。

expr(1V) -SysV

 

expr(1V)

 

extract_files(8)

pkgadd(1M) コマンドが同様の機能を提供。

extract_patch(8)

pkgadd(1M) コマンドが同様の機能を提供。

extract_unbundled(8)

swmtool(1M) コマンドが同様の機能を提供。

false(1)

 

fastboot(8)

init 6 コマンドが同様の機能を提供。

fasthalt(8)

init 0 コマンドが同様の機能を提供。

fdformat(1)

 

fgrep(1V)

 

file(1)

次の SunOS 4.x でのオプションは SunOS 5.6 にはない。 

-L: ファイルがシンボリックリンクならば、リンク自体ではなくリンクによって参照されるファイルをテストする。

find(1)

次の SunOS 4.x のオプションは SunOS 5.6 では利用できない。 

-n cpio-device: cpio -c フォーマットで現在のファイルをデバイスに書き込む。

finger(1)

 

fingerd(8)

 

fmt(1)

 

fmt_mail(1)

 

fold(1)

 

fontedit(1)

 

foption(1)

 

format(8S)

 

fpa_download(8

 

fparel(8)

 

fpaversion(8)

 

fpurel(8)

 

fpuversion4(8)

A

psrinfo -v で情報の入手可能。

from(1)

 

fsck(8)

SunOS 4.x の fsck コマンドは SunOS 5.6 とはかなり異なる。SunOS 5.6 では、ファイルシステム形式を指定した後で大部分のオプションを指定する。fsck -m はファイルシステムの高速チェックを行う。-w オプションは利用できない。新しいオプションは、-f-v、および -o

fsck-cdrom(8)

 

fsirand(8)

 

ftp(1C)

 

ftpd(8C)

 

fumount(8)

RFS は利用できない。 

fusage(8)

RFS は利用できない。 

fuser(8)

 

fwtmp(8)

 

gcore(1)

 

generic_args(1)

 

get(1)

SunOS 5.6 では ASCII ファイルだけを生成する。SunOS 4.x にはそのような制約はない。ディレクトリが指定されていて、ディレクトリ内のファイルが正常に得られない場合は、SunOS 4.x ではエラーを表示する。SunOS 5.6 では無視し、なにも表示しない。 

get_alarm(1)

 

get_selection(1)

xv_get_sel(1) コマンドが同様の機能を提供。

getopt(1V) -SysV

 

getoptcvt(1)

 

getopts(1)

 

gettable(8C)

 

getty(8)

 

gfxtool(1)

 

gigiplot(1G)

 

glob(1)

 

goto(1)

 

gpconfig(8)

 

gprof(1G)

 

graph(1G)

 

grep(1V)

 

grep(1V) -SysV

次のオプションが変更されている。 

-w: 正規表現を¥< および ¥> で囲まれているかのようにワードとして検索する。

groups(1)

 

grpck(8V)

 

gxtest(8S)

 

halt(8)

 

hashcheck(1)

 

hashmake(1)

 

hashstat(1)

 

head(1)

 

help(1)

 

help_open(1)

 

hostid(1)

hostname(1)

hostrfs(8)

RFS は利用できない。 

hp7221plot(1G)

 

hpplot(1G)

 

htable(8)

 

i386(1)

 

iAPX286(1)

 

icheck(8)

fsdb() が代替コマンド。

iconedit(1)

このコマンドは OpenWindows のアイコンエディットツールに置き換えられる。

id(1)

 

 

 

id(1V) -SysV

 

idload(8)

RFS は利用できない。 

ifconfig(8C)

 

imemtest(8C)

 

implot(1G)

 

in.comsat(8C)

 

in.fingerd(8C)

 

in.ftpd(8C)

 

in.named(8C)

 

in.rexecd(8C)

 

in.rlogind(8C)

 

in.routed(8C)

 

in.rshd(8C)

ポートの範囲は、SunOS 4.x と SunOS 5.6 の間で異なる。SunOS 4.x では範囲は 512〜1023 であり、SunOS 5.6 では 0〜1023 。 

in.rwhod(8C)

 

in.talkd(8C)

 

in.telnetd(8C)

 

in.tftpd(8C)

 

in.tnamed(8C)

 

in.uucpd(8C)

 

indent(1)

このコマンドは別パッケージの製品として利用できる。 

indentpro_to_defaults(1)

このコマンドの機能は現在 OpenWindows プロパティシートによって処理されている。

indxbib(1)

 

inetd(8C)

 

infocmp(8V) -SysV

 

infocmp(8V)

-s オプションの構文は、SunOS 4.x と SunOS 5.6 の間で異なる。SunOS 5.6 では、-s とその引数の間にスペースを入れなければならない。SunOS 4.x では、スペースはオプション。

init(8)

SunOS 5.6 では SunOS 4.x とは非常に異なる。詳細については、init(1M) のマニュアルページを参照のこと。

inline(1)

このコマンドは別パッケージの製品として利用できる。 

input_from_defaults(1)

 

insert_brackets(1)

同じ名前の OpenWindows のコマンドが OpenWindows のテキストエディタで利用できる。 

install(1)

-c-o-s オプションの機能は、SunOS 4.x と SunOS リリース 5.6 の間で異なる。

installboot(8S)

パス名と構文が変更された。 

installtxt(8)

msgfmt(1) コマンドが同様の機能を提供。

intr(8)

 

iostat(8)

新しいオプションは次のとおり。 

-x: ディスク統計情報を与える。

-c システムのユーザモード、システムモード、およびアイドル状態の時間の割合を表示する。

ipallocd(8C)

 

ipcrm(1)

 

ipcs(1)

 

isainfo(1)

New 

実行中のシステムでサポートされている Instruction Set Architecture(ISA) の情報を印刷できる新しいコマンド。 

join(1)

SunOS 4.x では、-a オプションは引数として 1、2、または 3 をとる。SunOS 5.6 では、この値は 1 または 2 のみが可能。SunOS 4.x では -j への引数は 1 または 2 のみが可能。SunOS 5.6 ではそのような制約はない。

コマンドリファレンス (K, L, M, N, O)

表 A-8

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

kadb(8S)

 

keyenvoy(8C)

 

keylogin(1)

 

keylogout(1)

 

keyserv(8C)

 

kgmon(8)

 

kill(1)

 

labelit(8)

 

last(1)

 

lastcomm(1)

 

lastlogin(8)

 

ld(1)

SunOS 4.x ld コマンドと SunOS 5.6 コマンドの間には多くの相違がある。-align-A-B-D-M-n-t-T-Tdata-x-X-y、および -z は、SunOS 4.x のオプションでは利用できない。-assert オプションは -z オプションに置き換えられた。-d-dc-dp オプションは SunOS 5.6 でのデフォルト。これらのオプションを無効にするには -b を使う。

 

ldconfig(8)

 

ldd(1)

 

leave(1)

cron(1M)at(1) コマンドが同様の機能を提供。

lex(1)

次の SunOS 4.x でのオプションは SunOS 5.6 では利用できない。 -f: 生成するテーブルをパックしないことにより高速でコンパイルする。このオプションは小さなプログラムに限られる。

line(1)

 

link(8V)

 

lint(1V) -SysV

 

lint(1V)

別パッケージの SPARCworks で利用可能。 

listen(8)

 

ln(1V)

すでにターゲットが存在する場合、SunOS 4.x ではそれを削除しない。SunOS 5.6 では、ユーザに適切なパーミッションが与えられていれば、ターゲットを削除する。SunOS 4.x では、-f オプションはディレクトリへのハードリンクを強制的に行う。

ln(1V) -SysV

SunOS 4.x の /usr/5bin/ln コマンドでは、-f オプションによりパーミッションを表示したり、ユーザへ質問を行なったり、またはエラーの報告をせずに、ファイルをリンクさせることができる。ディレクトリに強制的にハードリンクさせる -F オプションは、SunOS 5.6 では利用できない。

 

loadkeys(1)

 

lockd(8C)

 

lockscreen(1)

このコマンドは OpenWindows の xlock(1) で利用できる。フォアグラウンドパターンは異なるが、lockscreen コマンドの機能は xlock においても同じ。

logger(1)

 

login(1)

 

 

 

 

 

logname(1)

 

lp(1)

 

lpc(8)

lpadmin(1M) コマンドが同様の機能を提供。

lpd(8)

lpadmin(1M) コマンドが同様の機能を提供。

lpq(1)

lpstat(1) コマンドが同様の機能を提供。

lpr(1)

lp(1) コマンドが同様の機能を提供。

lprm(1)

cancel コマンドが同様の機能を提供。

lpstat(1)

 

lptest(1)

 

ls(1V) -SysV

 

ls(1V)

 

lsw(1)

 

Mail(1)

mailx(1) コマンドが同様の機能を提供。

m4(1V)

式評価に関して構文上の非互換性がある。 

m4(1V) -SysV

 

m68k(1)

 

mach(1)

 

 

 

 

mail(1) - UCB

mailx

 

mail(1)

現在は /usr/bin/mailにあるが、SunOS 4.x では /usr/ucb/mail にあった。このエントリは /usr/bin/mail にインストールされたメールコマンドを参照する。SunOS 4.x の mail は以下を除く SunOS 5.6 コマンドと互換性がある。-i: -i (割り込みを無視する) オプションは利用できない。SunOS 4.x コマンドでは postmark 行の前にメールをすすめる「>」が付く。これは SunOS 5.6 コマンドでは必要とされない。

mailrc_to_defaults(1)

現在このコマンドの機能は OpenWindows プロパティウィンドウで処理される。

mailstats(8)

 

mailtool(1)

このコマンドは OpenWindows のメールツールで利用できる。

make(1)

SVR4 と SVID の make/usr/ccs/lib/svr4.mke で利用できる。

makedbm(8)

このコマンドの SunOS 5.6 インタフェースは SunOS 4.x インタフェースと互換性がある。SunOS 5.6 では SunOS 4.x で使用していた /usr/lib/dbm ではなく、/usr/lib/ndbm を使用する。

makedev(8)

 

makekey(8)

 

man(1)

オンラインマニュアルページの構成が変更された。すべてのセクションの説明については intro(1) を参照のこと。現在は、man コマンドでは man が検索するディレクトリのデフォルトの順番を指定できる。次のように、2 つの新しいオプションによりマニュアルページを探し出すのがより簡単になった。

-a は、title に一致するマニュアルページを見つけた順にすべて表示する。

-l は、title に一致するすべてのマニュアルページのリストを表示する。

-s オプションは section number 引数に置き換わる。

mc68010(8)

 

mc68020(8)

 

mc68881version(8)

 

mconnect(8)

 

mesg(1)

 

mkdir(1)

 

mkfile(8)

 

mkfs(8)

インタフェースは 2 つのバージョン間で非常に異なる。SunOS 5.6 では異なるファイルシステム形式を提供する。 

mknod(8)

 

mkproto(8)

 

mkstr(1)

 

modload(8)

モジュールは通常、modload を使用して自動的にロードされる。

modstat(8)

modinfo(1M) コマンドが同様の機能を提供。

modunload(8)

モジュールは通常、自動的にロードされない。 

monacct(8)

 

more(1)

 

mount(8)

インタフェースは 2 つのバージョン間でかなり異なる。SunOS 5.6 では、(ファイルシステムが /etc/vfstabに入っていない場合) ファイルシステム形式を指定した後で、ほとんどのオプションを指定しなければならない。

mount_tfs(8)

 

mountd(8C)

 

mt(1)

 

mv(1)

 

named(8C)

C

ネームデーモンは in.named に変更された。

nawk(1)

 

ncheck(8)

異なるファイルシステム形式の指定を許可できるように修正された。 

ndbootd(8C)

 

neqn(1)

 

 

 

 

 

netstat(8C)

 

newaliases(8)

 

newfs(8)

/usr/etc/newfs から /usr/sbin/newfs に移動された。

newgrp(1)

 

newkey(8)

 

nfsd(8)

 

nfsstat(8C)

 

nice(1)

SunOS 4.x には、 csh に組み込まれているものと、/usr/bin にインストールされている、2 つの nice がある。csh に組み込まれているコマンドのデフォルトのプロセス優先順位は 4 で、/usr/bin/nice のデフォルト値は 10。 SunOS 5.6 コマンドのデフォルトは 10。 csh に組み込まれている SunOS 4.x コマンドでは、追加の -+ オプション (nice -+n) は、nice 値を n だけ増分するのではなく、nice 値を n に設定するという点で、/usr/bin にある SunOS 4.x コマンドとわずかに異なる構文を使用する。

nl(1V) -SysV

 

nlsadmin(8)

-l オプションの機能は、バージョン間で異なる。SunOS 4.x ソフトウェアでは、そのネットワークの接続相手が次に起動するまで addr を変更しても有効にならないが、SunOS 5.6 ソフトウェアでは即座に有効になる。SunOS 4.x ソフトウェアでは addr は 16 進表記で指定できるが、SunOS 5.6 ソフトウェアではできない。SunOS 4.x の -m オプションは SunOS 5.6 では利用できない。このオプションは、示された接続相手を通じて利用可能なサービスのリストに新しいサービスを追加するのに使用される。

nm(1)

次の SunOS 4.x オプションは SunOS 5.6 では利用できない。-g-p-s、および -a-n-o-r オプションは SunOS 4.x および SunOS 5.6 では異なる。

nohup(1V)

 

nohup(1V) -SysV

 

nroff(1)

 

nslookup(8C)

 

nsquery(8)

 

nulladm(8)

 

od(1V)

 

od(1V) -SysV

 

old-analyze(8)

 

old-ccat(1)

 

old-clocktool(1)

 

old-compact(1)

 

old-eyacc(1)

 

old-filemerge(1)

 

old-make(1)

 

old-perfmon(1)

 

old-prmail(1)

 

old-pti(1)

 

old-setkeys(1)

 

old-sun3cvt(1)

 

old-syslog(1)

 

old-uncompact(1)

 

old-vc(1)

 

on(1C)

 

 

 

 

 

overview(1)

 

コマンドリファレンス (P, Q, R)

表 A-9

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

pac(8)

 

pack(1V)

 

pack(1V) -SysV

SunOS 4.x の /usr/5bin/pack コマンドでは、ファイル名は 12 文字に制限される。SunOS 5.6 では、{NAME_MAX}-2 に制限される。SunOS 5.6 の pack および unpack コマンドは SunOS 4.x コマンドと互換性がある。

page(1)

 

pagesize(1)

 

passwd(1)

-F filename オプションは利用できない。 -f-s オプションには、異なる意味がある。 -f オプションにより、ユーザは次のログインでパスワードを強制的に変更させられる。 -s オプションはユーザのログイン名のパスワード属性を表示する。

paste(1V) -SysV

 

pax(1V)

paxcpio(1V)

cpio(1) コマンドと pax(1) コマンドが同様の機能を提供。

pcat(1V) -SysV

 

pdp11(1)

 

perfmeter(1)

このコマンドは OpenWindows のパフォーマンスメータツールとして SunOS 5.6 で利用できる。

pg(1V) -SysV

 

pgrep(1)

New 

システム上のアクティブなプロセスを監視し、コマンド行で指定された条件に合致する属性を持つプロセスのプロセス ID を表示する。 

ping(8C)

 

pkill(1)

New 

pgrep と同様に動作。ただし、プロセス ID が表示される代わりに、プロセス ID が合致するたびに kill(1) でシグナルが送られる点が異なる。

plot(1G)

 

plottoa(1G)

 

portmap(8C)

rpcbind(1M) コマンドが同様の機能を提供。

pr(1V)

 

pr(1V) -SysV

 

praudit(8)

 

prctmp(8)

 

prdaily(8)

 

printenv(1)

env(1) コマンドが同様の機能を提供。

prof(1)

SunOS 4.x -v オプションは SunOS 5.6 では利用できない。このオプションは出力をすべて抑止し、plot(1) フィルタで表示できるようにする標準出力にプロファイルのグラフィックバージョンを生成する。SunOS 4.x の -a オプションは、シンボルをすべて表示することを要求するが、SunOS 5.6 では外部シンボルのみ表示される。

prs(1)

このバージョンでは、読み取り不能な s.file を処理する方法が異なる。SunOS 4.x では、読み取り不能な s.file が出現すると、エラーを出力して続行するが、SunOS 5.6 ではエラーを表示せず、無視する。

prt(1)

 

prtacct(8)

 

ps(1)

-C-k-n-r-S-U-v-w-x の SunOS 4.x オプションは、SunOS 5.6 では利用できない。次のオプションは、2 つのバージョン間では異なる意味を持つ。

-c: SunOS 4.x では、このオプションはコマンド名を表示する。SunOS 5.6 では、これは、新しいプロセススケジューラの設計を反映したフォーマットで情報を出力する。

psrinfo(1)

 

ブートするカーネルとは無関係に SPARC V9 CPU と以前の SPARC CPU を識別できる 

UltraSPARC プラットフォームで検出された SPARC V9 CPU のみが、64 ビットの OS および アプリケーションを実行可能。 

pstat(8)

sar(1M) が同様の機能を提供。swap -s はシステムで利用可能な全スワップ領域を示す。

ptx(1)

 

pwck(8V)

 

pwd(1)

 

pwdauthd(8C)

別パッケージの製品により将来のリリースでも同様の機能が利用可能となる。本製品に関する情報については、購入先に問い合わせること。 

quot(8)

 

quota(1)

 

quotacheck(8)

 

quotaoff(8)

 

quotaon(8)

 

ranlib(1)

ar(1) コマンドが同様の機能を提供。ranlib は NULL スクリプトとして存続。

rarpd(8C)

 

rasfilter8to1(1)

 

rastrepl(1)

 

rc(8)

/etc/init.d の下にある構成スクリプトが同様の機能を提供。rc ファイルの構成は SunOS 5.6 システムでは変更された。現在では実行レベルで分割される。

rc.boot(8)

/etc/init.d の下にある構成スクリプトが同様の機能を提供。

rc.local(8)

/etc/init.d の下にある構成スクリプトが同様の機能を提供。

rcp(1C)

 

rdate(8C)

 

rdist(1)

 

rdump(8)

ufsdump(1M) コマンドが同様の機能を提供。

reboot(8)

 

red(1)

 

refer(1)

 

rehash(1)

 

remove_brackets(1)

このコマンドは OpenWindows テキストエディタで利用できる。 

renice(8)

priocntl(1) コマンドが同様の機能を提供。

repquota(8)

 

reset(1)

stty が同様の機能を提供。

restore(8)

SunOS 5.6 コマンド、ufsrestore は、ufsdump によって行われる媒体終了の検出を利用できるように性能が強化されている。

rev(1)

 

rexd(8C)

in.rexd が同様の機能を提供。

rexecd(8C)

in.rexcd が同様の機能を提供。

rfadmin(8)

RFS は利用できない。 

rfpasswd(8)

RFS は利用できない。 

rfstart(8)

RFS は利用できない。 

rfstop(8)

RFS は利用できない。 

rfuadmin(8)

RFS は利用できない。 

rfudaemon(8)

RFS は利用できない。 

ring_alarm(1)

 

rlogin(1C)

SunOS 4.x におけるエスケープのための ‾dsusp シーケンスは、SunOS 5.6 では利用できない。 また、-e オプションの構文は、SunOS 4.x と SunOS 5.6 の間で異なる。SunOS 4.x では、構文は -ec。SunOS リリース 5.6 では、 -e c

rlogind(8C)

in.rlogind も同様の機能を提供。

rm(1)

 

rm_client(8)

SunOS 5.6 システムでは admintool(1M) ユーティリティがこのコマンドに置き換わる。

rm_services(8)

swmtool(1M) が同様の機能を提供。

rmail(8C)

SunOS 4.x では、受信したリモートからのメールを uucp(1C) を使って処理する。これは、明示的に uucp(1C) および sendmail(8) と併用するものとして設計されている。SunOS 5.6 rmailmailail(1) へのリンクであり、メールを読み出すのに使用される。

rmdel(1)

バージョン間では、読み取り不能な s.file を処理する方法が異なる。SunOS 4.x は、読み取り不能な s.file が出現すると、エラーを出力して続行するが、SunOS 5.6 では表示せずエラーを無視する。

rmdir(1)

 

rmntstat(8)

RFS は利用できない。 

rmt(8C)

 

roffbib(1)

 

route(8C)

SunOS 4.x の route コマンドは、gethostent(3) を使用してすべてのシンボリック名およびゲートウェイを調べるが、SunOS 5.6 では gethostbyname(3) を使用する。

routed(8)

in.routed も同様の機能を提供。

rpc.bootparamd(8)

 

rpc.etherd(8C)

snoop(1M) ではこのデーモンは用いない。

rpc.lockd(8C)

lockd も同様の機能を提供。

rpc.mountd

mountd も同様の機能を提供。

rpc.rexd(8C)

 

rpc.rquotad(8C)

 

rpc.rstatd(8C)

現在は /usr/lib/netsvc/rstat にある。

rpc.rusersd(8C)

現在は /usr/lib/netsvc/rusers にある。

rpc.rwalld(8C)

現在は /usr/lib/netsvc/rwall にある。

rpc.showfhd(8C)

showfhd(1M) コマンドが同様の機能を提供。

rpc.sprayd(8C)

現在は /usr/lib/netsvc/spray にある。

rpc.statd(8C)

現在は /usr/lib/netsvc/rstat にある。

rpc.user_agentd(8C)

 

rpc.yppasswdd(8C)

 

rpc.ypupdated(8C)

 

rpcgen(1)

 

rpcinfo(8)

 

rrestore(8)

ufsrestore(1M) コマンドが同様の機能を提供。

rsh(1C)

 

runacct(8)

 

rup(1C)

 

ruptime(1C)

 

rusage(8)

 

rusers(1C)

 

rwall(1C)

 

rwho(1C)

 

コマンドリファレンス (S, T)

表 A-10

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

sa(8)

acct(1M) が同様の機能を提供。

sact(1)

バージョン間では、読み取り不能な s.file を処理する方法は異なる。SunOS 4.x コマンドは、読み取り不能な s.file が出現すると、エラーを出力して続行する。SunOS 5.6 コマンドは表示せずエラーを無視する。

savecore(8)

 

sccs(1)

 

sccs-admin(1)

 

sccs-cdc(1)

 

sccs-comb(1)

 

sccs-delta(1)

 

sccs-get(1)

 

sccs-help(1)

 

sccs-prs(1)

 

sccs-prt(1)

 

sccs-rmdel(1)

 

sccs-sact(1)

 

sccs-sccsdiff(1)

 

sccs-unget(1)

 

sccs-val(1)

 

sccsdiff(1)

 

screenblank(1)

OpenWindows xset -s -600 コマンドが同じ機能を提供。

screendump(1)

 

screenload(1)

 

script(1)

 

scrolldefaults(1)

このコマンドの機能は、現在 OpenWindows のプロパティウィンドウによって処理される。

sdiff(1V) -SysV

 

sed(1V) -SysV

 

sed(1V)

SunOS 4.x の /usr/5bin/sed および SunOS 5.6 の sed は、テキスト行から最初にある SPACE および TAB 文字を削除しない。

selection_svc(1)

sendmail(8)

 

set4(8)

 

set_alarm(1)

 

setkeys(1)

 

setsid(8V)

 

setup_client(8)

 

setup_exec(8)

 

sh(1)

SunOS 4.x では、組み込みコマンド echo および test の動作は、環境変数 PATH における usr/bin/usr/5bin との相対的な位置に依存する。現在では /usr/ueb/usr/bin の相対的な並び換えによって動作が決まる。

shelltool(1)

このコマンドは OpenWindows のシェルツールで利用できる。

shift_lines(1)

OpenWindows コマンドは OpenWindows のテキストエディタで利用できる。 

showfh(8C)

 

showmount(8)

 

shutacct(8)

 

shutdown(8)

SunOS 4.x の shutdown(8) コマンドは SunOS 5.6 の shutdown(1M) コマンドとはかなり異なる。デフォルトでは、SunOS 5.6 の shutdown(1M) は、シャットダウン処理を起動する前に確認を要求するが、SunOS 4.x の shutdown(8) は確認を求めない。さらに、SunOS 5.6 の コマンドには、-f-h-k-n-r の SunOS 4.x オプションが存在しない。

size(1)

SunOS 4.x コマンドはサイズを 16 進数および 10 進数で出力し、ファイル名はオプション (デフォルトは a.out)。SunOS 5.6 コマンドは、-o または -x オプションを指定しないと、10 進数だけでサイズを出力する。ファイル名は必要。

skyversion(8)

 

sleep(1)

 

soelim(1)

 

sort(1V) -SysV

 

sort(1V)

 

sortbib(1)

 

sparc(1)

 

spell(1)

SunOS 4.x での -h spellhist オプションは、SunOS 5.6 コマンドで利用できない。

このオプションは、スペルを間違ったワードにユーザ/日付スタンプをつけて spellhist に入れる。

spellin(1)

 

spline(1G)

 

split(1)

 

spray(8C)

SunOS 4.x の -i delay オプションは SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。このオプションは、RPC ではなく ICMP エコーパケットを使用するように指定する。

startup(8)

 

strings(1)

 

strip(1)

 

stty(1V) -SysV

 

stty(1V)

SunOS 5.6 の stty コマンドによってサポートされない SunOS 4.x オプションは、 decctlqtandemcbreakctlechoprterasecrtkillcolstab3crtdecterm

stty_from_defaults(1)

 

su(1V) -SysV

 

su(1V)

SunOS 4.x の -f オプションは SunOS 4.x の /usr/5bin/suu または SunOS 5.6 の su コマンドによってサポートされない。このオプションは C シェル の高速 su に使用される。

sum(1V) -SysV

 

sum(1V)

 

sun(1)

 

sundiag(8)

 

 

suninstall(8)

SunOS 5.6 をインストールするコマンドはいまでも suninstall だが、インストール手順は完全に変更されている。『Solaris 7 インストールの手引き (SPARC 版)』を参照。

sunview(1)

SunView は、SunOS 5.6 システムでは OpenWindows に置き換わる。

sv_acquire(1)

 

sv_release(1)

 

swapon(8)

swap(1M) コマンドが同様の機能を提供。一般に、SunOS 5.6 の swap コマンドのオプションが SunOS 4.x システムの swapon などの個々のスワップ関連コマンドの機能を果たす。

swin(1)

 

switcher(1)

 

symorder(1)

 

sync(1)

 

sys-unconfig(8)

 

syslogd(8)

 

t300(1G)

 

t300s(1G)

 

t4013(1G)

 

t450(1G)

 

tabs(1V) -SysV

 

tail(1)

 

talk(1)

 

tar(1)

 

tbl(1)

 

tcopy(1)

 

tcov(1)

別パッケージの製品として利用できる。

tee(1)

 

tek(1G)

 

tektool(1)

 

telnet(1C)

 

test(1V) -SysV

 

test(1V)

 

textedit(1)

このコマンドは OpenWindows のテキストエディタで利用できる。

textedit_filters(1)

OpenWindows コマンドの 1 つが OpenWindows のテキストエディタで利用できる。 

tfsd(8)

 

tftp(1C)

 

tic(8V)

 

time(1V) -SysV

 

time(1V)

SunOS 4.x では、SunOS 4.x の /usr/5bin/time および SunOS 5.6 とは異なる出力を表示する。SunOS 4.x の time は、経過時間、システムでの所用時間、コマンド実行所用時間を別々の 3 行ではなく、すべてを 1 行に出力する。

tip(1C)

 

toolplaces(1)

 

touch(1V) -SysV

 

touch(1V)

SunOS 4.x の -f オプションは利用できない。このオプションは、filename の読み書きパーミッションにかかわらず touch を強制しようとする。

tput(1V) -SysV

 

tr(1V) -SysV

 

tr(1V)

 

trace(1)

truss(1) コマンドが同様の機能を提供。

traffic(1C)

 

troff(1)

 

trpt(8C)

 

true(1)

 

tset(1)

 

tsort(1)

 

tty(1)

 

ttysoftcar(8)

 

tunefs(8)

 

turnacct(8)

 

tvconfig(8)

 

tzsetup(8)

 

コマンドリファレンス (U, V, W, X, Y, Z)

表 A-11

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

u370(1)

 

u3b(1)

 

u3b15(1)

 

u3b2(1)

 

u3b5(1)

 

ul(1)

 

umask(1)

 

umount(8)

インタフェースは 2 つのバージョン間でかなり異なる。SunOS 5.6 コマンドでは、大部分のオプションは変更されており、ファイルシステムに固有のオプションとして与える必要がある。 

umount_tfs(8)

 

unadv(8)

RFS は利用できない。 

uname(1)

 

uncompress(1)

 

unconfigure(8)

 

unexpand(1)

 

unget(1)

バージョン間で、読み取り不能な s.file を処理する方法が異なる。SunOS 4.x では、読み取り不能な s.file が出現すると、エラーを出力して続行する。SunOS 5.6 では表示せずにエラーを無視する。

unifdef(1)

 

uniq(1)

 

units(1)

 

unix2dos(1)

 

unlink(8V)

 

unpack(1V) -SysV

 

unpack(1V) -SysV

SunOS 4.x の /usr/5bin/pack コマンドでは、ファイル名は 12 文字に制限される。SunOS 5.6 では、{NAME_MAX} - 2 に制限される。SunOS 5.6 の pack および unpack コマンドは SunOS 4.x コマンドと互換性がある。

 

unwhiteout(1)

 

update(8)

fsflush(1) コマンドがこの機能を提供。

uptime(1)

who -u コマンドが同様の機能を提供。

users(1)

who -q が同様の機能を提供。

ustar(1V)

tar(1) コマンドが同様の機能を提供。

uucheck(8C)

 

uucico(8C)

 

uucleanup(8C)

 

uucp(1C)

 

uudecode(1C)

 

uuencode(1C)

 

uulog(1C)

指定ユーザ名で行われる処理に関する情報を出力できる -u オプションはサポートされない。

uuname(1C)

 

uupick(1C)

 

uusched(8C)

 

uusend(1C)

 

uustat(1C)

 

uuto(1C)

 

uux(1C)

 

uuxqt(8C)

 

vacation(1)

 

val(1)

 

vax(1)

 

vedit(1)

 

vfontinfo(1)

 

vgrind(1)

 

vi(1)

 

view(1)

 

vipw(8)

 

vmstat(8)

-f オプションは利用できない。

vplot(1)

 

vswap(1)

 

vtroff(1)

 

vwidth(1)

 

w(1)

 

wait(1)

 

wall(1)

 

wc(1)

 

what(1)

 

whatis(1)

 

whereis(1)

 

which(1)

 

who(1)

 

whoami(1)

id(1) コマンドが同様の機能を提供。id コマンドは、ユーザ名だけではなくユーザ名とユーザおよびグループ ID を出力する。

whois(1)

 

write(1)

 

xargs(1V) -SysV

 

xget(1)

 

xsend(1)a

 

xstr(1)

 

yacc(1)

 

yes(1)

 

ypbatchupd(8C)

 

ypbind(8)

現在は /usr/lib/netsvc/yp にある。

ypcat(1)

 

ypinit(8)

 

ypmatch(1)

 

yppasswd(1)

yppasswd コマンドは、NIS サーバのパスワード情報にアクセスするために SunOS 5.6 システムでまだ利用できる。NIS+ データベースの同機能のコマンドは nispasswd(1) である。 passwd(1) コマンドはサポートされているすべてのデータベース (NIS、NIS+、ファイル) のパスワードを処理できる。

yppoll(8)

 

yppush(8)

 

ypserv(8)

 

ypset(8)

 

ypupdated(8C)

 

ypwhich(8)

 

ypxfr(8)

現在は /usr/lib/netsvc/yp にある。

ypxfrd(8)

 

zcat(1)

 

zdump(8)

 

zic(8)

 

N