Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

Communications Express と Messaging Server の例

この例では、2 つのホストに、Schema 2 環境で、メッセージングサービス用の Communications Express をインストールします。Directory Server のリモートコピーを使用します。


注 –

Linux の場合: このシーケンス例を使用する場合は、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 リリースノート』の既知の問題 6283991 も参照してください。


要件およびシーケンスの問題

Communications Express は、Access Manager または Schema 2 用の Access Manager SDK が必要です。Access Manager SDK のローカルコピーは常に必要ですが、Access Manager はリモートコピーを使用することができます。Directory Server は Access Manager と Communications Express で必要ですが、Directory Server はローカルホスト上に配置する必要はありません。Communications Express は、Application Server または Web Server に配置できるローカル Web コンテナを必要とします。

メッセージングサービスを使用するには、Communications Express は、管理サーバーのローカルコピーを必要とする Messaging Server のローカルコピーが必要です。カレンダサービスを使用する場合、Communications Express は Calendar Server を必要としますが、Calendar Server をローカルホスト上に配置する必要はありません。この例では、メッセージングサービスを使用します。


注 –

Access Manager を Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともにインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用する必要があります。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらのコンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。


Procedureホスト A 用のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順

    Directory Server をインストールし、起動します。

    管理サーバーは Directory Server のグラフィカルインタフェースを提供するので、管理サーバーも選択することをお勧めします。

    「Directory Server のみをインストールする例」

Procedureホスト B 用のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Communications Express、Access Manager、Messaging Server、および Web Server を選択します。

    管理サーバー、Directory Server、および Directory Preparation Tool は自動的に選択されます。

  3. Directory Server の選択を解除します。

    ローカルまたはリモートの Directory Server の選択が求められた場合は、リモート (すでにホスト A にインストールされ、稼動されている Directory Server) を選択します。

  4. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  5. 「今すぐ設定」オプションを選択します。

    Communications Express はインストール時に設定できません。インストール後に設定する必要があります。

    インストール時に設定可能なこれらのコンポーネントに対して、設定ページが表示されます。

  6. 設定ページを確認します。

  7. インストールを実行します。

  8. インストールサマリーとログを表示します。

  9. インストール後の設定を完了します。

  10. コンポーネントを起動します。

  11. 次の URL を使用して、デフォルトの Communications Express のログインページにアクセスします。


    http://webcontainer-host:webcontainer-port/
    uri-path-CommsExpress
    
  12. 次の URL を使用して、デフォルトの Access Manager のログインページにアクセスします。


    http://web-container-host:web-container-port
     /amserver/UI/Login