状態ファイルを生成したホストと同じオペレーティングシステムがインストールされているホストで、インストーラを実行します。この操作を実行できない場合は、「プラットフォームに適した状態ファイル ID の作成」を参照してください。
インストール中に問題が生じる場合は、第 9 章「トラブルシューティング」を参照してください。
Java ES のコンポーネントをインストールするホストで端末ウィンドウを開きます。
root としてログインしていない場合は、スーパーユーザーになります。
インストールプログラムが格納されているディレクトリに移動します。
cd installer-directory |
次のオプションを指定してインストーラを起動します。
./installer -nodisplay -noconsole -state statefile |
各オプションの意味は次のとおりです。
-nodisplay |
グラフィカル表示を抑制します。 |
-noconsole |
ユーザーインタフェースを抑制し、インストーラをサイレントモードで起動します。 |
-state |
指定された状態ファイルをサイレントインストールの入力として使用します。 |
statefile |
状態ファイルへの絶対または相対パス名を指定します。 |
インストールしようとしているコンポーネントの数とタイプによっては、時間がかかる場合があります。インストーラの実行中、インストールログの変化に注意することによって、進行状況を監視することができます。
端末ウィンドウで、ログファイルのディレクトリに移動します。
Solaris OS の場合:cd /var/sadm/install/logs
Linux の場合: cd /var/opt/sun/install/logs
現在のインストールのログファイルを探します。
最初に共有コンポーネントがインストールされ、次にコンポーネント製品がインストールされます。
timestamp 変数は、ログの作成時刻を表します。変数の形式はMMddhhmm です。 各要素の意味は次のとおりです。
MM |
月を示す |
dd |
日付を示す |
hh |
時間を示す |
mm |
分を示す |
tail コマンドを使用して、ログに書き込まれるメッセージを監視します。次の形式で実行します。
tail -f logfile-name |
tail プログラムを終了するには、Ctrl+C キーを押します。