Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

ルートパスワードの安全性が危惧される場合

Java ES が稼働するホストで、セキュリティーキーを再生成することが必要になる場合があります。たとえば、ルートパスワードが他の人に知られたおそれがあり、安全性が危うくなっている場合には、セキュリティーキーを再生成することが必要です。Common Agent Container サービスによって使用されるキーは、次の場所に格納されています。

Solaris OS の場合: /etc/opt/SUNWcacao/security

Linux の場合: /etc/opt/sun/cacao/security

通常の操作条件では、これらのキーはデフォルトの設定のままでかまいません。キーの安全性が危うくなったために、キーを再生成することが必要な場合は、次の手順でセキュリティーキーを再生成できます。

セキュリティーキーの問題

ProcedureSolaris OS の場合のキー生成

手順
  1. ルートとして、Common Agent Container 管理デーモンを停止します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm stop
  2. セキュリティーキーを再生成します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm create-keys --force
  3. Common Agent Container 管理デーモンを再起動します。


    # /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm start

    注 –

    Sun Cluster ソフトウェアの場合は、この変更をクラスタ内のすべてのノードに伝達する必要があります。詳細については、『Sun Cluster Software Installation Guide for Solaris OS』「How to Finish a Rolling Upgrade to Sun Cluster 3.1 8/05 Software」を参照してください。


ProcedureLinux の場合のキー生成

手順
  1. ルートとして、Common Agent Container 管理デーモンを停止します。


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm stop
  2. セキュリティーキーを再生成します。


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm create-keys --force
  3. Common Agent Container 管理デーモンを再起動します。


    # /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm start

    cacaoadm コマンドの詳細については、cacaoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。