Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

アンインストールの前提条件

次の表は、アンインストールの前に必要なタスクを示しています。タスクによっては、ご使用の環境に適用されない場合もあります。

左の列には作業の実行順序が、右の列にはその他の有用情報や手順の参照先が、それぞれ記載されています。

表 8–1 アンインストール前のチェックリスト

作業の説明 

便利な情報または参照先 

1. アンインストールする各コンポーネントの要求や動作を確認します。 

「Java ES コンポーネントのアンインストール動作の確認」

2. 設定によって生じるコンポーネント間の依存関係を調べ、データのバックアップ、依存コンポーネントの設定変更による依存関係の解消、適切な順序でのコンポーネントのアンインストールなど、適切な対応をとる必要があります。 

「相互依存関係の処理」

3. 製品レジストリファイルのコピーを作成します。このバックアップコピーは、アンインストールが失敗した場合にシステムを復旧するのに役立ちます。 

Solaris OS の場合: /var/sadm/install/productregistry

Linux の場合: /var/opt/sun/install/productregistry

4. 以後のインストールでデータの再利用を考えている場合は、アンインストールするコンポーネントの設定データまたはユーザーデータをバックアップまたはアーカイブします。 

「Java ES コンポーネントのアンインストール動作の確認」

5. 設定ディレクトリをホストする Directory Server インスタンスが稼働していることを確認します。注: ほとんどの場合、Web コンテナと Directory Server は稼働させておきますが、その他のサーバーはアンインストール前にシャットダウンします。 

アンインストールするコンポーネントの設定をアンインストーラが正しく解除するには、この Directory Server インスタンスが稼働している必要があります。 

6. 必要に応じて、管理サーバー、Directory Server、Access Manager の管理者アクセス情報を収集します。 

「アンインストーラ用の管理者アクセス権の付与」

7. Access Manager をアンインストールする場合、アンインストール前にスキーマを削除します。 

次の LDIF ファイルを使ってスキーマを削除します。 

/etc/opt/SUNWam/config/ds_remote_schema_uninstall.ldif

8. 独自のシステムにインストールされている Messaging Server をアンインストールする前に、管理サーバーの設定を解除します。 

管理サーバーの設定解除方法: 

cd /usr/sbin/mpsadmserver unconfigure