Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

アンインストール後の作業

ここでは、システムから Java ES コンポーネントをアンインストールしたあとで実行が必要となる作業について説明します。実際に必要となる作業は、アンインストールしたコンポーネントによって異なります。

Access Manager アンインストール後の問題

Access Manager はアンインストールしたが、その Web コンテナ (Application Server または Web Server) はアンインストールしなかった場合、Access Manager が配備されていたインスタンスに対して設定変更を適用する必要があります。

場合によっては、アンインストーラでは Access Manager ファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。その場合は、次の 2 つのディレクトリとその内容を削除して、最終的なクリーンアップを行います。

/opt/SUNWam

Access Manager がデフォルトの場所にインストールされなかった場合:

AccessManager_base/SUNWam

Application Server アンインストール後の作業

Access Manager はアンインストールしたが、その配備先の Application Server はアンインストールしなかった場合、次の手順を実行する必要があります。

ProcedureApplication Server のアンインストールの完了

手順
  1. 必要に応じて Application Server の管理インスタンスを起動します。たとえば、Solaris ホストの場合は次のようにします。

    cd /opt/SUNWappserver/appserver/bin./asadmin start-domain --user admin_user --passwordfile path_to_admin-password_file domainname

  2. ブラウザから Application Server の管理コンソールにアクセスします。デフォルトの URL は、https://hostname:4849 です。

  3. 左の区画で、「アプリケーションサーバーインスタンス」の左の鍵をクリックします。

  4. サーバーまたは Access Manager が配備されていた Application Server インスタンスの名前を選択します。

  5. 「Apply Changes」をクリックします。

Messaging Server インストール後

場合によっては、アンインストーラではインストールファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。最終的なクリーンアップを行うには、Messaging Server のベースディレクトリとその内容を削除します。デフォルトのベースディレクトリは、次の場所です。

/opt/SUNWmsgsr

また、次の場所にある Messaging Server の設定ディレクトリも削除できます。

/var/opt/SUNWmsgsr

Messaging Server をアンインストールしたあと、Messaging Server 用の sendmail の設定をすべて元に戻してください。

Service Registry インストール後の作業

場合によっては、アンインストーラではインストールファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。最終的なクリーンアップを行うには、次の場所にある Service Registry のベースディレクトリとその内容を削除します。

Service Registry データベースが格納されたディレクトリは、レジストリのアンインストール時に削除されません。

必要であれば、このディレクトリを手動で削除してもかまいません。ただし、このデータベースを保存しておき、将来のインストール時やリリース時に使用するには、レジストリの再インストール前に次のディレクトリを別の場所にコピーし、再インストール後にそれを元の場所にコピーして戻します。

Web Server アンインストール後の作業

Access Manager はアンインストールしたが、その配備先の Web Server はアンインストールしなかった場合、次の手順を実行する必要があります。

ProcedureWeb Server のアンインストールの完了

手順
  1. 必要に応じて Web Server の管理インスタンスを起動します。

    cd /opt/SUNWwbsvr/https-admserv./start

  2. Web Server の管理コンソールにアクセスします。

  3. 「Apply Changes」をクリックして Web コンテナを再起動します。