Java ES 2005Q4 インストーラは、ご使用のシステムへの Java 1.5_03 のインストールを行います。インストールを完了するために、Java の最新バージョンをダウンロードする必要はありません。
2 つのバージョンの Directory Server が Solaris 9 システムにインストールされます。Directory Server を開始または停止するときには、どのバージョンの Directory Server に対してなのかを、「5.2」などのように明示して指定する必要があります。この手順については、『インストールガイド』で説明されています。
また、Solaris オペレーティングシステムでは、Portal Server のログに問題があります (6267783)。インストーラがクラッシュしたり、インストールプロセスを中断した場合は、インストールプロセスを再開する前に/tmp/.jes_CaChE ディレクトリを削除します。
重要なこととして、インストーラで Gateway のサブコンポーネントだけを選択することはできないため、インストーラを使用して CLI モードで配備を実行することができないという問題があります。
解決方法: GUI モードでインストーラを使用します。
インストーラは、共有コンポーネントが評価コンポーネントかどうかをチェックし、実際に評価コンポーネントである場合には置き換えるべきです。
解決方法: インストールを開始する前に、ワークステーションに評価コンポーネントがインストールされていないことを確認します。
「Netlet プロキシ」パネルで、インストーラは有効である IP アドレスを受け入れず、有効な IP アドレスの入力を要求します。この問題は GUI モードでも発生します。
解決方法: /etc/hosts ファイルに正しい情報が含まれていることを確認します。
ゾーン内から CD スワップを使用した Java ES 2005Q4 インストールは失敗します。CD から非大域ゾーンへのインストールは、Java ES 2005Q4 ではサポートされていません。特に、ローカルゾーン上での Sun Cluster のインストールもサポートされていません。
インストールシステムの Solaris 9 アップデート 6 上にビルド 10 をインストールすると、アップデート 6 には適用されないパッチ (patch 117714–06) が要求されるため、インストールが失敗します。
解決方法: SUNWced および SUNWcedu パッケージをインストールします。
インストール後に実行する設定プログラムが、soar.war が配備されているディレクトリにローカリゼーションファイルをコピーしません。ローカリゼーションパッケージは /opt/SUNWsoar/webapps/WEB-INF の下にインストールされます。
解決方法: 設定プログラムのインストール対象を通常どおりに実行した後に、次のコマンドを入力して、ローカリゼーションパッケージをインストールすることができます。
ant —f build-install.xml install.l10n
解決方法: /opt/SUNWcomds/sbin にあるバージョンの comm_dssetup.pl だけを使用します。ほかのバージョンはすべて無視します。
Solaris 10 上で Messaging Server をインストールする場合、「hostname が完全指定ドメイン名ではない」というエラーが表示されます。Solaris 10 は IPv6 をサポートします。Ipnodes は hostname 解決パスにあります。
解決方法: /etc/hosts および /etc/inet/ipnodes ファイルに手動で FQDN を追加します。
/share が自動マウントディレクトリで何もマウントされていない場合、Sun Cluster Agent のインストール時にインストーラにより「/share に十分な容量がない」と通知されます。
解決方法: /share をマウント解除して、インストーラを再び実行します。
# umount /share
サイレントモードでインストーラを実行した場合、SUNWpr および SUNWtls がアップグレードされません。
解決方法: pkadd を使用して、Solaris オペレーティングシステムから手動でインストールします。
ログメッセージは常に有効であるとは限らないことに留意してください。たとえば、ある種のエラーが発生した後に、コンポーネント製品の (全部ではなく) 一部がインストールされていても「ソフトウェアがインストールされていません」というメッセージが表示されます。
Java ES アプリケーションのデータサービスの名前および説明で登場する「Sun ONE」という表現はすべて「Sun Java System」と読み替える必要があります。たとえば、「Sun ONE Application Server の Sun Cluster データサービス」は「Sun Java System Application Server の Sun Cluster データサービス」と読み替えます。
コンポーネント製品を選択すると、依存するコンポーネント製品をインストーラがすべて自動的に選択します。コンポーネント製品選択ページには、元のコンポーネント製品とともに依存関係にあるコンポーネント製品が選択されていることが示されません。
解決方法: なし。
無効な選択を示す「**」が、グローバルに実装されていません。
解決方法: なし。