Sun Java Enterprise System 2005Q4 配備計画ガイド

セキュリティー要件

セキュリティーは、配備されたシステムの全レベルが関わる複雑な事項です。セキュリティー要件の作成は、セキュリティー脅威の特定およびそれらに対抗する戦略の策定を中心に進めます。このセキュリティー分析には、次のステップがあります。

  1. 重大な資産の特定

  2. それらの資産に対する脅威の特定

  3. 組織にリスクをもたらす脅威を顕在化する脆弱性の特定

  4. 組織に対するリスクを低減するセキュリティー計画の作成

セキュリティー要件の分析には、管理職、ビジネスアナリスト、情報技術担当者など、組織の幅広い利害関係者が関与する必要があります。多くの場合、セキュリティー設計者がセキュリティー対策の設計と実装におけるリーダーに指名されます。

次の節では、セキュリティー計画の対象となる領域の一部を説明します。

セキュリティー計画の要素

システムのセキュリティーを計画することは、配備設計の一部で、実装の成功に不可欠な部分です。セキュリティーを計画する際は、次の要素を考慮します。