Sun Java System Web Server 6.1 2005Q4 SP5 リリースノート

既知の問題

この節では、Sun Java System Web Server 6.1 SP5 がリリースされた時点での非常に重要な既知の問題および制限を一覧表示します。問題をカテゴリごとに記述します。

一般

次の表に、一般的な既知の問題を示します。

表 9 一般的な既知の問題

バグ ID 

説明 

6301761 

JES4_b8: ブラウザの非互換性 - WS 6.1 SP5 での mozilla 1.4 / firefox 1.0.6 の問題。 

6198559 

JES3: Linux での Web Server のパッチアップグレードで、誤った「アンインストール」通知がスローされる。 

管理

次の表は、管理における既知の問題を一覧したものです。

表 10 管理における既知の問題

バグ ID 

説明 

6197731 

管理サーバーにアクセスするときに発生する内部エラー。 

回避策: Directory Server (バージョン 5.2 パッチ 3 以前) がインストールされている Microsoft Windows マシンに Web Server 6.1 SP4 をインストールすると、Web Server 管理サーバーの問題点に直面することがあります。そのような問題を回避するためには、Web Server と Directory Server を別々のマシンにインストールすることをお勧めします。この問題は、Microsoft Windows プラットフォームでのみ発生します。

6021151 

HttpServerAdmin を使用して JNDI リソースを作成する際、LDAP DN にコンマが含まれていると問題が発生する。

回避策: HttpServerAdmin でプロパティー内の「,」をエスケープするには、エスケープ文字として「\\」を使用します (Microsoft Windows プラットフォームでは「\」を使用する)。

プロパティー java.naming.provider.url=ldap://localhost:389/ou=loggingQueues, ou=tms,ou=services,ou=abc で、「,」は次に示すようにエスケープします。

-property java.naming.provider.url=ldap://localhost:389/ou=loggingQueues \\,ou=tms\\,ou=services\\,ou=abc

5007892 

dist-admin: ACL を削除してもオブジェクトが消去されない。 

回避策: https-admserv の NameTrans をコメントアウトします。


#NameTrans fn="assign-name" name="https-admserv" from="/https-admserv/*" 

5035129 

RHLAS 3.0 上で WS 6.1 SP2 Admin を使用して、DS ユーザー / グループ / ou を管理できない。 

4650456 

マルチバイト文字を使用すると、「View Access」および「View Error」が正しく機能しない。 

4652585 

分散管理を有効にすると、ローカルの管理ユーザーが無効になる。 

回避策: 分散管理のグループ内に、デフォルトの管理ユーザー名でユーザーを作成します。

新規に作成した LDAP 管理ユーザーには、Web Server の管理ユーザーと同じパスワードを設定する必要があります。 

4725683 

ログファイルの日付スタンプが、ローカルのタイムゾーンになっていないため、正しくない日付が表示される。 

回避策: ログファイル名の拡張子の日付をログエントリ自体の日付にする場合は、1 日の終わりである 23:59 でログファイルがローテーションするようにサーバーを設定します。

4761960 

バージョン 6.0 SP4 で、SASL および匿名バインドを使用すると、分散管理を有効にできない。 

回避策: SSL 対応のディレクトリサーバーに匿名バインドを使用しないでください。

4841310 

.htaccess で認証すると、REMOTE_USER 変数を取得できない。

回避策: .htacess ファイルを使用可能にすると、サーバーはリソースを提供する前に、.htaccess ファイルを確認します。サーバーはリソースと同じディレクトリおよびそのディレクトリの親ディレクトリで .htaccess ファイルを検索します。 この検索はドキュメントのルートまで続けられます。たとえば「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されているときに、クライアントが /sun/server/docs/reports/index.html を要求すると、サーバーは /sun/server/docs/reports/.htaccess および /sun/server/docs/.htaccess を確認します。

サーバーの「Addtional Document Directories」および「CGI Directory」機能で、管理者は代わりのドキュメントルートを定義できます。代わりのドキュメントルートが存在すると、.htaccess ファイルの処理に影響します。たとえば、サーバーで「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されていて、CGI プログラムが /sun/server/docs/cgi-bin/program.cgi にあるとします。 CGI を「File Type」として有効にした場合、クライアントが CGI プログラムに要求を発行すると、サーバーは /sun/server/docs/.htaccess /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess の両方の内容を評価します。しかし、「CGI Directory」として /sun/server/docs/cgi-bin を設定すると、サーバーは /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess は検査しますが、/sun/server/docs/.htaccess は検査しません。これは、「CGI Directory」で /sun/server/docs/cgi-bin を指定したことで、代替のドキュメントルートとしてマークされたためです。

4865295 

管理インタフェースの分散管理下で、エンドユーザー管理機能がサポートされない。 

4882999 

管理 GUI のページの見た目と使い心地に一貫性がない。 

4888696 

Netscape 7.0 で情報の入力が不十分な場合に、管理 GUI の「Add Server」ページが消える。 

回避策: 「OK」をクリックする前に「Add Server」ページに完全な情報を入力してください。必要であれば、「Add Server」の GUI を復元するためにページを再読み込みするか、別のページまたは別のタブをクリックして、「Add Server」ページに戻ってください。このバグは、Netscape 7.0 でのみ発生します。

4910309 

「NULL」が警告メッセージで正しく表示されない。 

これは、Virtual Server Manager の 「Virtural Server」ページの Pick Directory でディレクトリサービスを編集しているときに表示されます。 

4905808 

スーパーユーザーが、分散管理を有効にしたあと、管理インタフェースにアクセスできない。 

回避策: 分散管理を有効にしたあと、「スーパーユーザー」と同じ管理ユーザー名とパスワードを持つ LDAP のユーザーを作成します。

4908694 

ログ設定用のデフォルトのリンクが動作しない。 

「Virtual Server」ページ用の「Logging Settings」でデフォルトリンクがデフォルトのパスを設定せず、リセットボタンとして動作します。 

4910197 

JDBC リソースを編集するとき、プロパティーページの値が、削除後も保持される。 

4911552 

.shtml ファイルが、構文解析されるべきでないときに構文解析される。

この問題は、Class Manager の「Content Management」タブの「Parse HTML」ページに関連しています。.shtml ファイルは、このページの設定を構文解析しないように設定した場合でも構文解析されます。たとえば、「Yes, with exec tag」および「All HTML files」を指定しただけでも、.shtml ファイルの構文解析が行われます。

ID なし 

Web Server に付属の sun-web.xml ファイルで間違った DTD の場所が示されている。

修正:正しい場所は http://www.sun.com/software/dtd/webserver/sun-web-app_2_3-1.dtd です。

6284698 

root ユーザーでないユーザーとしてインストールすると、Web Server が動作しない。 

回避策: Web 管理コンソールを使用せずに、コマンド行から Web Server インスタンスを起動します。

6078104 

パススループラグインが設定されている場合に、WS6.1 から JSP アプリケーションにアクセスできない。 

回避策: パススルーの service 指令から、次のように行を変更します。

変更前: 

Service type="magnus-internal/passthrough" fn="service-passthrough" servers="http://server:port"

変更後: 

Service fn="service-passthrough" servers="http://server:port"

4841310 

.htaccess で認証すると、REMOTE_USER 変数を取得できない。

回避策: .htacess ファイルを使用可能にすると、サーバーはリソースを提供する前に、.htaccess ファイルを確認します。サーバーはリソースと同じディレクトリおよびそのディレクトリの親ディレクトリで .htaccess ファイルを検索します。 この検索はドキュメントのルートまで続けられます。たとえば「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されているときに、クライアントが /sun/server/docs/reports/index.html を要求すると、サーバーは /sun/server/docs/reports/.htaccess および /sun/server/docs/.htaccess.htaccess ファイルを確認します。

サーバーの「Addtional Document Directories」および「CGI Directory」機能で、管理者は代わりのドキュメントルートを定義できます。代わりのドキュメントルートが存在すると、.htaccess ファイルの処理に影響します。たとえば、サーバーの「Primary Document Directory」が /sun/server/docs に設定されていて、CGI プログラムが /sun/server/docs/cgi-bin/program.cgi にあるとします。CGI を「File Type」として有効にした場合、クライアントが CGI プログラムに要求を発行すると、サーバーは /sun/server/docs/.htaccess /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess の両方の内容を評価します。しかし、「CGI Directory」として /sun/server/docs/cgi-bin を設定すると、サーバーは /sun/server/docs/cgi-bin/.htaccess は検査しますが、/sun/server/docs/.htaccess は検査しません。これは、「CGI Directory」で /sun/server/docs/cgi-bin を指定したことで、代替のドキュメントルートとしてマークされたためです。

4991278 

JSP クラスキャッシュファイルを削除するための管理 GUI 機能がない。 

6316262 

管理 GUI はアクセスログパスの変更を反映しない。 

6316265 

管理 GUI では、変更を有効にするために「Click Apply」と指示されているが、Admin Server に「Apply」ボタンはない。 

コア

次の表に、コアにおける既知の問題を示します。

表 11 コアにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

4939491 

HP-UX: ./stop スクリプトを実行するとエラーメッセージが表示されてプロセスグループが終了する。

マニュアルとオンラインヘルプ

次の表は、マニュアルとオンラインヘルプにおける既知の問題を一覧したものです。

表 12 マニュアルにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

4964908 

機能のアップグレードに関するマニュアルがない。 

5065188 

6173274 

『管理者ガイド』の「詳細検索」の節では、「検索」メニューの「通過検索」オプションについて誤って説明している。このメニューオプションは利用できません。

6155266 

『管理者ガイド』の設定ログレベルの説明が誤っている。

修正:Web Server の設定レベルは、次のように定義する必要があります。

メッセージは設定が正しくないことを示します

6206074 

『Administrator's Configuration File Reference』ChildRestartCallback 指令のデフォルト値の説明が誤っている。

修正:デフォルト値は no directive です。

6170766 

『インストールおよび移行ガイド』「Sun ONE Web Server インストールの前に」の節で、Web Server の新しいバージョンへのアップグレード方法の説明が誤っている。

修正:Sun Java Enterprise System 1 に含まれる Sun One Web Server 6.1 をアップグレードするには、patchadd を使用する必要があります。

6170769 

『Administrator's Configuration File Reference』AdminLanguage 指令に関する情報が誤っている。

修正:AdminLanguage 指令は、ログメッセージに表示される言語にのみ適用され、GUI には適用されません。

6173273 

『管理者ガイド』「MIME タイプの選択」の節の下に誤植がある。

修正:この文は次のようにしてください。詳細については、オンラインヘルプの「MIME Types」ページおよび管理者ガイドの「仮想サーバーの使用」を参照してください。

6173133 

『NSAPI Programmer's Guide』 の NSAPI 関数リファレンスの例が誤っている。

修正:例は次のようにしてください。

FilterMethods methods = FILTER_METHOD_INITIALIZED;

6173272 

『管理者ガイド』では、サポートされる Java のバージョンを「1.4.1_03」と誤って記述している。

修正:Sun Java System Web Server は、JavaTM 2 Platform, Standard Edition (J2SETM) 1.4.2_04 以降をサポートしています (32 ビットのみ。 64 ビットはサポートしていない)。J2SE ソフトウェアは Web Server に付属しており、選択すれば、Web Server のインストール中にインストールされます。

Web Server のインストール後に、独自の JDK をインストールすることもできます。管理サーバーの使用を計画している場合は、JDK をインストールする必要があります。 

5016571 

Generic Thread Pools の下の「オンラインヘルプ」 ページの情報が誤っています。

5029460 

『管理者ガイド』には、誤った certmap.conf の設定が記述されている。

このガイドの certmap.conf の説明には、次のように書かれています。

最初の行にはエントリの名前と、CA 証明書内に記載されている識別名を設定する属性を指定します。名前は任意です。 好きな名前に定義できます。ただし、issuerDN は、そのクライアント証明書を発行した CA の発行者 DN と正確に一致している必要があります。たとえば、次の 2 つの issuerDN 行は、属性間に空白文字があるかどうかという点が異なるだけですが、サーバーは、これら 2 つのエントリを別のものとして取り扱います。 

certmap sun1 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=US certmap sun2 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=US

修正:この 2 行は、次のようにしてください。

certmap sun1 ou=Sun Certificate Authority,o=Sun, c=US certmap sun2 ou=Sun Certificate Authority, o=Sun, c=US

5031366 

『管理者ガイド』のオンラインバージョンで、正しくないリンクがある。

4968568 

『Administrator's Configuration File Reference』ガイドの ConnQueueSize 指令に関する説明が不明瞭。

4975161 

『Administrator's Configuration File Reference』には、pool-init のオプションのパラメータ「block-size」の記述がない。

5002190 

『管理者ガイド』には、 htpasswd コマンドユーティリティーに関する情報が記述されていない。

追加情報:htpasswd コマンドは、htaccess アクセス制御メカニズムでの使用に適したパスワードファイルを生成または変更するために使用します。

htpasswd の使用方法:

htpasswd [-c] passwordfile username [password]

-c は新しいパスワードファイルを作成します。 

上述のとおりに、-c は古いパスワードファイルが存在する場合に、それを上書きして新しいパスワードファイルを作成します。-c を付けないと、コマンドはユーザーのパスワードを更新する (ユーザーが既に存在する場合) か、または指定された名前で新しいユーザーを追加して、既存のファイルを変更します。

オプションのパスワード引数を指定しないと、割り当てるパスワードを入力するように求められます。 

htaccess は Web Server の優先されるアクセス制御メカニズムではありません。できる限り、ACL を使用してください。 

5002192 

『Administrator's Configuration File Reference』loglevel 属性に関する情報が誤っている。

修正:loglevel の説明は次のようにしてください。

他の要素によってエラーログに記録されるメッセージのデフォルトの種類を制御します。使用できる値は、最高から最低まで次のようになります: finest、finer、fine、info、warning、failure、config、security、および catastrophe。 

5020640 

『NSAPI Programmer's Guide』には %duration% flex-log format 変数についての記述がない。

5029321 

『Administrator's Configuration File Reference』<Client uri="*foo*" uri="*~bar*"> 指令の記述が誤っている。

修正:場合によっては、評価で単一の評価文を使用するように書き換えることができます。

<Client uri="*foo*~*bar*">.

これは機能上、次と同じです。 

<Client uri="*foo*" uri="~*bar*">.

5038534 

『Administrator's Configuration File Reference』LogFlushInterval 指令のデフォルト値が間違っている。

修正:LogFlushInterval 指令の正しいデフォルト値は 2 秒です。

5043491 

オンラインヘルプの内容が間違っている。 

4781137 

『管理者ガイド』 の次の情報が間違っている。

  • このガイドには、libdigest-plugin.ldif が存在するパスが定義されていない。

    追加情報: libdigest-plugin.ldif<server-root>/plugins/digest/libdigest-plugin.ldif にあります。

  • ダイジェスト認証を処理するように Web Server を設定する (dbswitch.conf のデータベース定義の digestauth プロパティーを設定する) 情報が記述されていますが、その実行手順は説明されていません。

  • libdigest-plugin.so libdigest-plugin.lib と誤って説明されています。

  • iplanetReversiblePassword の説明がありません。

4823362 

『管理者ガイド』は ACL に関する追加情報で更新する必要がある。

追加情報:一致する ACL が複数ある場合、サーバーは最後に一致した文を使用します。uri ACL が最後に一致する文であるため、デフォルトの ACL は無視されます。

4862795 

『管理者ガイド』「ログファイルの保管」ページの説明が不明瞭。

修正:説明をわかりやすくするため、マニュアルに次の注記を追加します。ユーザーは古いログファイルをアーカイブまたは削除できます (この操作は、Web Server によって実行されない)。

5046588 

『インストールおよび移行ガイド』 の Sun アクセラレータハードウェアのサポートされるバージョンの記述が誤っている。

修正:Sun アクセラレータハードウェアのサポートされるバージョンは、500 および 1000 です。

5052605 

『NSAPI Programmer's Guide』では、content-type を小文字にする必要があることが明確に指示されていない。

5053339 

オンラインヘルプ — 『管理者ガイド』およびオンラインヘルプに、ディレクトリの索引化に関する情報がない。

5062560 

『インストールおよび移行ガイド』に start-on-boot オプションを無効にする方法が記述されていない。

追加情報:ユーザーは次のように、start-on-boot オプションを無効にできます。

Solaris および HPUX — webserver01 スクリプトの S1WS_START_ONBOOT 変数を編集して無効にします。

[Solaris] 

/etc/init.d/webserver01

[HPUX] 

/sbin/init.d/webserver01

Linux — 次のリンクを削除して無効にします。 

/etc/rc.d/rc3.d/S75webserver01

/etc/rc.d/rc5.d/S75webserver01

6067059 

『管理者ガイド』で、コンテンツ本文を含まないタグはすべて、「>」終了タグの前に「/」が必要である。

4928287 

すべてのドキュメントで、<instance>/lib ディレクトリが存在しないことを通知していない。

追加情報:このディレクトリはインストーラによって作成されません。ディレクトリが存在しない場合、ユーザーが作成する必要があります。

4970961 

『Administrator's Configuration File Reference』では、ChunkedRequestTimeout について詳細に説明していない。

6308091 

『Administrator's Configuration File Reference』 — ppath のチルドを使用したワイルドカードは、説明の通りに機能しない。

修正:ユーザーは次のいずれかを設定する必要があります。

設定 1

<Object ppath="*~*.gif*"> AddLog fn=flex-log name="access"</Object>

設定 2

<Object ppath="*~*(.gif|.gif/)"> AddLog fn=flex-log name="access" </Object>

6285234 

『Administrator's Configuration File Reference』では、 StrictHttpHeaders 指令のデフォルト値を on であると誤って説明している。

修正: StrictHttpHeaders 指令のデフォルト値は off です。

6067318 

『Administrator's Configuration File Reference』set-variable エラーパラメータの情報が不十分。

修正: set-variable エラーパラメータの説明は次のようにしてください。

HTTP 状態コードを設定し、REQ_ABORTED を返して、要求を中止します。要求を中止せずに、HTTP 状態コードを設定するには、set-variable エラーパラーメータと noaction パラメータを使用します。

HTTP 状態コードを書き換えるには、<Client> タグを使用して、元の状態コードと照合し、Output 指令を使用して、新しい状態コードを設定します。たとえば、次のコードでは、すべての 302 Moved Temporarily 応答を 301 Moved Permanently 応答に書き換えます。 

<Client code="302">Output fn="set-variable" error="301 Moved Permanently" noaction="true" </Client>

6281323 

『Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 リリースノート』の Windows 2003 オペレーティングシステムのバージョンの記述が誤っている。

修正:Web Server 6.1 SP4 でサポートされる Windows 2003 のバージョンは次の通りです。

Windows Server 2003, SP1 Enterprise Edition

6237209 

『Sun Java System Web Server 6.1 2004Q3 SP3 リリースノート』には、さまざまな RedHat Linux カーネルに関する情報が不足している。

6237303 

『SUN ONE Web Server 6.1 リリースノート』には、Solaris SPARC に必要なパッチで記載されていないものがある。

追加情報:Solaris 8 上の Web Server 6.1 には、109326-09 パッチが必要です。

6230379 

『Administrator's Configuration File Reference』remove-file() SAF の記述が誤っている。

修正:remove-file()delete-file() に変更します。

6208955 

『NSAPI Programmer's Guide』では SERVER_SOFTWAREMAGNUS_VERSION_STRING として誤って説明している。

修正: SERVER_SOFTWARE の NSAPI 変数は、system_version() です。

4673436 

ドメインコントローラ環境内で、iWS にリモート共有を認識させるには。 

4841310 

.htaccess で認証すると、REMOTE_USER 変数を取得できない。

5059527 

Web Server 設定ファイルおよびスクリプトは、webservd で書き込みできる。 

6320016 

『Administrator's Configuration File Reference』では、Windows での listenQ のデフォルト値について明確に定義していない。

修正:Windows での listenQ のデフォルト値は 200 です。

インストール

次の表は、インストールにおける既知の問題を一覧したものです。

表 13 インストールにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

5020317 

JDK だけをアップグレードすると、検索が使用できなくなる (ユーザーは例外を受け取り、検索ページは GUI からアクセスできなくなる)。 

回避策: この例外は、61SP2 コアが一緒にインストールされているか、JDK を単独でインストールする前にインストールされている場合は発生しません。また、JDK をアップグレードした Web Server 6.1 SP1 の上に 61SP2 コアをインストールしている場合も、例外は起きません。

4855263 

Sun Java System Web Server は、たとえば Program Files のようにディレクトリ名の中に空白が含まれているディレクトリにインストールされている場合には起動しない。これについてのエラーメッセージは、インストール中には表示されませんが、インストール後にサーバーは起動しません。

回避策: Web Server を、ディレクトリ名に空白が含まれているディレクトリにインストールしないでください。

4869238 

Microsoft Windows において、Sun Java System Web Server インストーラが、server_root などのロングネームを受け付けない。

回避策: Sun Java System Web Server インストールディレクトリのパス名は、ダイアログボックスでは 256 文字まで入力できますが、128 文字以内で指定してください。

4901205 

Solaris で、インストーラの「完全修飾ドメイン名」画面に続く画面 (「ユーザーおよびグループ名」画面から始まる) で、Ctrl + B キーが機能しない。

回避策: インストール中、前の画面に戻る必要がある場合は、インストーラを終了して再起動してください。

4937915 

AIX: インストール中に Ctrl + C キーを押すと端末画面がハングする。

これは、コンピュータ名の画面 (Web Server のインストールされるコンピュータ名を指定するために使用する画面) で発生します。 

4960048 

Sun Java System Web Server 6.1 SP1 にアップグレードするときに、SNMP 関連ファイルがいくつか上書きされる。 

回避策: アップグレードの前に次のファイルをバックアップしてください。

$server-root/plugins/snmp/ magt/CONFIG

$server-root/plugins/snmp/ sagt/CONFIG

移行

次の表は、移行における既知の問題を一覧したものです。

表 14 移行における既知の問題

バグ ID 

説明 

4790457 

移行したサーバーのドキュメントルートを 4.1 から変更できない。 

回避策: 移行したインスタンスの obj.conf および server.xml を手動で編集します。これらのファイルは <code><SERVER_ROOT>/<HTTPS-INSTANCE>/config ディレクトリの下にあります。

obj.conf で、次の行を変更します。


NameTrans fn=document-root root="<existing_doc_root>"

変更後 


NameTrans fn=document-root root="$docroot"

server.xml で関連する VSCLASS 下の次の行を変更します。


<PROPERTY name="docroot" value="<existing_doc_root>"/>

変更後 


<PROPERTY name="docroot" value="<new_doc_root>"/>

6213097 

ktsearch.jar が Sun Java Enterprise System 3 (JES3) で正しく移行されない。 

回避策: 正しいパスを指すように、移行されるインスタンスの server.xml ファイルを手動で編集します。

Linux の場合: /opt/sun/private/share/lib/ktsearch.jar

Solaris Sparc の場合: /usr/share/lib/ktsearch.jar

5007081 

web-apps ファイルの状態が 6.0 から 6.1 に移行中に無視される 

server.xml 内で、ファイルレベルで定義された web-apps の状態は移行されません。ユーザーが web-apps ファイルの状態をオフにして切り替えると、移行時にこれらのアプリケーションが公開されます。

回避策: 移行されるインスタンスの server.xml ファイルを編集し、各 web-apps の状態をオフにします。

4988156 

既存のインストールへの SP_2 パッチをインストール (更新) 

Sun Java Enterprise System (JES) の一部としてインストールした Sun Java System Web Server 6.1 を最新の Service Pack にアップグレードする必要がある場合は、関連するパッチをダウンロードし適用する必要があります。 詳細については『JES 3 の移行およびアップグレード』のガイドを参照してください。

サンプル

次の表は、サンプルアプリケーションにおける既知の問題を一覧したものです。サンプルアプリケーションが正しく機能するのを妨げる問題はありません。

表 15 サンプルアプリケーションにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

5014039 

web.xml で、simple の JSP が <distributable> タグのため例外をスローする。 

回避策: simple/src ディレクトリ下の web.xml から、<distributable></distributable> タグを削除します。web-app を再配備します。

ID なし 

rmi-iiop サンプルで手順が 1 つ抜けている。

「Deploying the Sample Application」セクションで、コマンド “ ant deploy“ (手順 2) の実行後、Web Server インスタンスを再起動します。

注: 「ant」は Java ベースのビルドツールで、Apache (http://ant.apache.org) からダウンロードする必要があります。<install_root>/plugins/java/samples/docs/ant.html の情報も参照してください。

ID なし 

jdbcrealm サンプルの Oracle ドライバ名が誤っている。

「Compiling and Assembling the Sample Application」の節、手順 2b で、次の行をその下の記述に変更します。 

<PROPERTY name="dbdrivername" value="oracle.jdbc.pool.OracleDataSource"/>

変更後 

<PROPERTY name="dbdrivername" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"/>

検索

次の表は、検索における既知の問題を一覧したものです。

表 16 検索における既知の問題

バグ ID 

説明 

4977315 

5038203 

6.1 の AIX 検索エンジンには、ソート順序を変更する機能がない。 

回避策: デフォルトの順序を変更するには、ソート文字列の先頭に「+」を追加します。URL 内の「+」はエスケープされるため、「%2B」を使用して順序を変更します。この場合、URL を次のように変更します。http://host/search/index.jsp?si=1&ns;=10&c;=test&qt;=*&sb;=%2Bwriter

4684124 

すでにインデックス作成済みのコレクションのドキュメントルートを変更した場合、検索で返されるドキュメントは「Document Not Found」エラーをスローする。 

回避策: コレクション全体を再構築します。

手順 

  • すべてのドキュメントを削除し、もう一度追加します。

    または、

  • コレクションを削除し、もう一度追加します。

4911725 

大文字と小文字の異なるパターンを使用して、単語を検索した場合に、検索が機能しない。 

大文字と小文字の混在した単語 (たとえば、java または JAVA の代わりに jaVa と入力) を検索した場合、検索結果は検索ページに表示されません。 

4963236 

HP-UX: 検索コレクションに含めるための PDF ファイルから HTML への変換ができない。 

この問題は、HP-UX 11i システムに次のパッチがインストールされると発生します。 

PHSS_28871 — ld/linker 累積パッチ 

セキュリティー

次の表は、セキュリティーにおける既知の問題を一覧したものです。

表 17 セキュリティーにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

4898077 

SSL が有効な場合、HttpServerAdmin および iWS コンソール間の動作に一貫性がない。 

回避策: 次の構文を使用します。

HttpServerAdmin create -l -id <id> -ip <ip> -port <port> -sname serverName -defaultvs <defaultvs> [-cert <certificate name>] [-sec <on|off>] [-acct <#accthreads>] -d server_root -sinst http_instance

注: -sec オプションには「true|false」、「1|0」、または「yes|no」を使用しないでください。 代わりに「on|off」を使用してください。 

4671445 

Sun Java System Web Server が、LDAP クライアント認証を要求される場合、SSL を介して LDAP サーバーに接続できない。 

Sun Java System Web Server がクライアント認証を必要とする LDAP サーバーに接続する (この場合、Web Server はクライアントになる) 場合、Web Server の証明書を送信できず、アクセスが失敗します。 

4863599 

異なる組織単位の下では同じグループ名を使用できない。 

同じグループ名が使用されていて、グループ名でアクセスを制限しようとした場合、Sun Java System Web Server は、クライアントがそのサイトにアクセスしようとしたときにエラーを返します。 

回避策: 各組織単位では異なるグループ名を使用してください。

4963468 

環境によっては、「リスト」権限がディレクトリのリスト表示に効力を発揮しない。 

『Sun Java System Web Server 6.1 管理者ガイド』の第 9 章によると、インデックスファイルを格納していないディレクトリからディレクトリリストを取得するには「リスト」権限が必要です。しかし、特定の環境においては、適切な ACL によってリスト権限が拒否された場合でも、ディレクトリのリストを取得できます。このため、ディレクトリの索引化を制限する必要がある場合は、リスト権限を拒否する代わりに (またはこれに追加して)、『Sun Java System Web Server 6.1 管理者ガイド』の第 16 章に説明されているように、索引化を無効にすることをお勧めします。

6310956 

6298215 

LDAP が時間切れ (LDAP にタイムアウトが設定されているなど) のため接続をドロップすると、Web Server は LDAP への接続を再初期化できない。この現象は、Web Server が JES3/JES4 インストールの一部としてインストールされている場合にのみ発生し、スタンドアロン (ファイルベース) インストールでは発生しません。 

回避策:

  1. Web Server のファイルベースのインストールからライブラリ libldap50.so をコピーし、現在のセットアップの次の場所に貼り付けます。 /opt/SUNWwbsvr/bin/https/lib

  2. Web Server を再起動します。

ツール

次の表は、ツールにおける既知の問題を一覧したものです。

表 18 ツールにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

4905696 

Microsoft Windows では、ファイル名を含めたクラスファイルの深さが 255 文字を越えた場合、配備は失敗する。 

4912181 

Linux では、wdeploy コマンド行ユーティリテーを使用してアプリケーションを配備したとき、NULL ポインタ例外がスローされる。これは、配備の終了時に、配備が成功した場合のみ発生する。

回避策: エラーは、配備に続いて reconfigure スクリプトの実行後、wdeploystdout/stderr を読み込むときに発生しているように見えます。再設定は、完了する必要がありますが、再設定メッセージのエラーログを調べて、サーバーが実際に再設定を行なったかどうか確認する必要があります。メッセージがそこになかった場合、手動で reconfigure スクリプトを実行してください。

Web コンテナ

次の表に、Web コンテナにおける既知の問題を示します。

表 19 Web コンテナにおける既知の問題

バグ ID 

説明 

4903162 

url-patterns での大文字と小文字の使用に関連した Microsoft Windows の問題。

サーブレットの仕様ごとに、web.xmlurl-pattern 要素は大文字と小文字が区別されて扱われます。これによって Microsoft Windows ではユーザーの予期しない動作が発生する場合があります (たとえば、クライアントが index.html と一致するものと考えて index.HTML を要求した場合など)。

WebDAV

次の表は、WebDAV における既知の問題を一覧したものです。

表 20 WebDAV における既知の問題

バグ ID 

説明 

4892017 

親ディレクトリが排他的にロックされた場合、リソースの名前を変更、またはリソースの移動ができない。 

これは、DAV クライアントが誤った If : ヘッダーを送信するとき発生します。たとえば、Macromedia Dreamweaver または DAV Explorer を使用して Web Server に接続し、コレクションを作成して、コレクションを無限の深さでロックする (すべてのリソースもロックする) 場合、リソースの名前を変更、またはリソースを削除できません。Adobe® GoLive® は、ロックの owner hrefauth_user と一致する場合に、正しい If : ヘッダーを送信します。それ以外の場合には、GoLive でも、誤ったヘッダーも送信されます。

4902651 

Virtual Server Manager の 「Lock Management」画面が、ハードリンク用のロック情報を適切に表示しない。 

シンボリックリンク (ハードおよびソフト) は、Sun Java System Web Server の WebDAV 実装ではサポートされません。