Sun Java System Web Server 6.1 2005Q4 SP5 リリースノート

PHP 互換性

PHP は、PHP グループ (http://www.php.net) から入手可能な人気の高いページスクリプト言語であり、サポート対象の 3 つの API (CGI、NSAPI、および FastCGI) のいずれかを使用することで、Sun Java System Web Server で使用できます。PHP グループは、サポート対象の 3 つの API のいずれかを使用して PHP ソフトウェアを設定する方法を、Web サイトで詳細に説明しています。

CGI API は、使用できる中ではもっとも安定したインタフェースですが、CGI に固有のパフォーマンスの制限を受けます。

NSAPI は、Sun Java System Web Server のネイティブ API を利用し、Web Server のメモリー内で PHP ソフトウェアを実行します。この設定により最高のパフォーマンスが提供されますが、スレッドセーフでない PHP モジュールが使用されるとサーバーがクラッシュする危険があります。

FastCGI インタフェースは、PHP ソフトウェアが要求を処理した後も、Web Server のメモリー外で継続して実行できるようにすることにより、パフォーマンスと安定性の両方をある程度実現します。不安定な PHP モジュールが使用されても、Web Server がクラッシュすることはありません。このため、Sun は、PHP ソフトウェアでは FastCGI インタフェースを使用することをお勧めします。

FastCGI インタフェースは、http://www.sun.com/download/products.xml?remap=3f567f91 から入手可能な FastCGI アドオンをインストールすると、Web Server でサポートされます。


注 –

PHP ソフトウェアは、FastCGI プロセスとして実行した場合、PHP プロセスのライフサイクルを制御するために 2 つの環境変数を使用します。PHP_FCGI_CHILDREN は、要求に対する応答として作成される PHP プロセスの数を決定します。PHP_FCGI_MAX_REQUESTS は、PHP プロセス自体を終了して新しい PHP プロセスに置き換えられるまでに応答できる要求の数を決定します。Sun は、PHP_FCGI_CHILDREN の使用は推奨せず、代わりに FastCGI アドオンの設定パラメータ min-proc で PHP プロセスの最小数を制御することをお勧めします。