Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 リリースノート

Solaris 10 ゾーン

Solaris 10 オペレーティングシステムでは、「ゾーン」という新しい概念が導入されました。したがって、パッチを大域ゾーンにのみ追加する新しい -G オプションが patchadd コマンドに追加されています。デフォルトでは、patchadd コマンドは、パッチを適用するパッケージの pkginfo 内で SUNW_PKG_ALLZONES 変数を探します。ただし、すべての Access Manager パッケージに SUNW_PKG_ALLZONES 変数が設定されているとは限らないため、Access Manager 7 2005Q4 が大域ゾーンにインストールされている場合は -G オプションが必要になります。Access Manager が非大域ゾーンにインストールされている場合は、patchadd -G オプションは無効です。

Access Manager 7 2005Q4 のパッチを Solaris システムにインストールする場合は、-G オプションを使用することをお勧めします。次に例を示します。

 # patchadd -G AM7_patch_dir

同様に、Access Manager が大域ゾーンにインストールされている場合は、-G オプションを使用して patchrm コマンドを実行する必要があります。次に例を示します。

# patchrm -G 120954-07