Sun Java System Directory Server がマルチマスターレプリケーション (MMR) 用に設定されている場合、プライマリサーバーがダウンしたあとで復旧すると、Access Manager SDK はプライマリ Directory Server にフォールバックするようになりました。以前は、プライマリサーバーが復旧した後も Access Manager SDK は引き続きセカンダリ Directory Server にアクセスしていました。
この新しい動作をサポートするために、AMConfig.properties ファイルに次の新しいプロパティーが追加されました。
com.sun.am.ldap.fallback.sleep.minutes
このプロパティーは、プライマリサーバーの復旧後にプライマリサーバーにフォールバックする前の、セカンダリ Directory Server インスタンスのスリープ時間を分単位で設定します。デフォルトは 15 分です。
com.sun.am.ldap.fallback.sleep.minutes プロパティーは隠されています。このプロパティーをデフォルト (15 分) 以外の値に設定するには、このプロパティーを明示的に AMConfig.properties ファイルに追加します。値を 7 分に設定する場合の例を次に示します。
com.sun.am.ldap.fallback.sleep.minutes=7
新しい値を有効にするために、Access Manager Web コンテナを再起動します。