Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

Access Manager のインスタンスの設定と再設定

amconfig スクリプトを実行することにより、Java Enterprise System インストーラの「あとで設定」オプションを使ってインストールされた Access Manager のインスタンスを設定できます。または、「今すぐ設定」オプションを使ってインストールされた最初のインスタンスを再設定できます。

たとえば、Access Manager の所有者とグループを変更するためにインスタンスを再設定してみます。

ProcedureAccess Manager のインスタンスを設定または再設定する

手順
  1. そのインスタンスの Web コンテナに応じた、管理者としてログインします。たとえば、Web Server 6.1 が Web コンテナであれば、スーパーユーザー (root) 、または Web Server 管理サーバーのユーザーアカウントでログインします。

  2. インスタンスの配備に使用したサイレント設定入力ファイルを、書き込み可能なディレクトリにコピーし、そのディレクトリをカレントディレクトリにします。たとえば、Web Server 6.1 用のインスタンスを再設定するために、以降の手順では /reconfig ディレクトリ内の入力ファイル amnewinstanceforWS61 を使います。

  3. amnewinstanceforWS61 ファイルで、DEPLOY_LEVEL 変数の値を、「配備モード変数」操作で説明した値のどれかに設定します。たとえば、完全インストールを再設定するには、DEPLOY_LEVEL=21 と設定します。

  4. amnewinstanceforWS61 ファイルでは、NEW_INSTANCE 変数を false と設定します。


    NEW_INSTANCE=false
  5. インスタンスを再設定するには、amnewinstanceforWS61 ファイル内のほかの変数も設定します。たとえば、インスタンスの所有者とグループを変更するには、NEW_OWNER と NEW_GROUP を新しい値に変更します。

    以下のその他の変数の説明については、次節以降の表を参照してください。

  6. 編集した入力ファイルを指定して、amconfig スクリプトを実行します。たとえば、Solaris システムでは、次のようになります。


    # cd /opt/SUNWam/bin/
     # ./amconfig -s ./reconfig/amnewinstanceforWS61

    -s オプションはスクリプトをサイレントモードで実行します。amconfig スクリプトは、amnewinstanceforWS61 ファイルの変数を使い、必要があればほかの設定スクリプトを呼び出して、インスタンスを再設定します。