Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

Value 要素

Value 要素はアクションの値を定義します。Allow (許可する)/Deny (許可しない)、Yes (はい) /No (いいえ) はアクションの値の例です。ほかのアクションの値は、ブール型、数値型、または文字列型が可能です。値は、そのサービスの XML ファイルの中で (sms.dtd に基づいて) 定義されています。Value 要素はほかの要素を含まず、また XML サービス属性も含みません。


注 –

許可しないルールは許可するルールより優先度が高くなります。たとえば、あるポリシーはアクセスを拒否し、別のポリシーが許可すると、(両方のポリシーのほかの条件がすべて一致する場合) 結果は拒否となります。許可しないポリシーを使用すると、ポリシー間で潜在的に衝突が生じるおそれがあるため、十分に注意して拒否ポリシーを使用することをお勧めします。明示的な許可しないルールを使用すると、さまざまな対象 (ロールやグループメンバーシップなど) を通じてユーザーに割り当てられたポリシーが、アクセスを拒否する可能性があります。通常は、ポリシー定義プロセスでは、許可するルールのみを使うべきです。デフォルトで「許可しない」というのは、ほかに適用するポリシーがない場合に使用します。