Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

Procedure追加の Access Manager インスタンスを配備する

手順
  1. そのインスタンスの Web コンテナに応じた、管理者としてログインします。たとえば、Web Server 6.1 が新しいインスタンスの Web コンテナになる場合、スーパーユーザー (root) としてログインするか、Web Server 管理サーバーのユーザーアカウントとしてログインします。

  2. amsamplesilent ファイルを、書き込み可能なディレクトリにコピーし、そのディレクトリをカレントディレクトリにします。たとえば、/newinstances というディレクトリを作成します。

    ヒント: amsamplesilent ファイルのコピーを、配備する新しいインスタンスにふさわしい名前に変更します。たとえば、以下の各手順では、Web Server 6.1 に新しいインスタンスをインストールするために、amnewws6instance という名前の入力ファイルを使用しています。

  3. 新しい amnewws6instance ファイルで次の変数を設定します。


    DEPLOY_LEVEL=1
     NEW_INSTANCE=true

    amnewws6instance ファイル内のほかの変数に対して、新しく作成するインスタンスで必要な設定をします。これらの変数の説明については、次節以降の表を参照してください。

    • 「Access Manager の設定変数」

      • 「Web コンテナの設定変数」

      • 「Directory Server の設定変数」

        重要: すべての Access Manager インスタンスは、パスワード暗号化鍵に対して同じ値を使用する必要があります。このインスタンスに対して AM_ENC_PWD 変数を設定するには、最初のインスタンスの AMConfig.properties ファイル内の am.encryption.pwd プロパティーから値をコピーします。

        将来、このインスタンスをアンインストールする場合のために、amnewws6instance ファイルを保存しておきます。

  4. 新しい amnewws6instance ファイルを指定して、amconfig スクリプトを実行します。たとえば、Solaris システムでは、次のようになります。


    # cd /opt/SUNWam/bin/
     # ./amconfig -s ./newinstances/amnewws6instance

    -s オプションは amconfig スクリプトをサイレントモードで実行します。

    amconfig スクリプトは、amnewws6instance ファイルの変数を使い、必要があればほかの設定スクリプトを呼び出して、新しいインスタンスを配備します。