Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド

Procedureセキュリティー保護されたログを有効にする

手順
  1. Logger という名前の証明書を作成し、Access Manager を実行する配備コンテナにインストールします。配備コンテナの詳細については、マニュアルを参照してください。

  2. Access Manager コンソールを使用して「ログサービス」設定の「セキュリティー保護されたログ」を有効にし、変更を保存します。管理者は、「ログサービス」のその他の属性のデフォルト値を変更することもできます。

    ログディレクトリがデフォルトのディレクトリ (/var/opt/SUMWam/logs) から変更されている場合は、アクセス権が 0700 に設定されていることを確認してください。このディレクトリが存在しない場合には、ログサービスによって作成されますが、そのアクセス権は 0755 に設定されます。

    また、デフォルトではないログディレクトリを指定した場合は、Web コンテナの server.policy ファイルで次のパラメータをその 新しいディレクトリに変更する必要があります。

    permission java.io.FilePermission “/var/opt/SUNWam/logs/*”,”delete,write”

  3. AccessManager-base/SUNWam/config ディレクトリに証明書データベースパスワードを含むファイルを作成し、.wtpass という名前を付けます。


    注 –

    ファイル名とそのパスは、AMConfig.properties ファイルに設定できます。詳細については、付録 A 「AMConfig.properties ファイル」の「証明書データベース」を参照してください。

    セキュリティー上の理由から、このファイルへの読み取りアクセス権を持つ管理者だけが配備コンテナを使用できるようにしてください。


  4. サーバーを再起動します。

    このとき、セキュリティー保護されたログディレクトリをクリアすることをお勧めします。セキュリティー保護されたログを開始したときに、誤解を招きやすい検証エラーが /var/opt/SUNWam/debug/amLog ファイルに書き込まれることがあるからです。

    セキュリティーログに対する未承認の変更や改ざんを検出するには、検証プロセスによって /var/opt/SUNWam/debug/amLog に書き込まれたエラーメッセージを探してください。改ざんを手動で確認する場合は、VerifyArchive ユーティリティーを実行します。詳細については、第 19 章「VerifyArchive コマンド行ツール」を参照してください。