Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector Version 7 2005Q4 について

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector を利用すると、Outlook を Sun Java Enterprise System のデスクトップクライアントとして使用できます。

Microsoft Outlook 版 Connector は Outlook 用プラグインであり、一般ユーザーのデスクトップにインストールする必要があります。Microsoft Outlook 版 Connector は Sun Java System Messaging Server のフォルダ階層や電子メールメッセージを照会します。その情報を、Outlook で表示できる Messaging API (MAPI) プロパティーに変換します。同様に、WCAP を使用して Sun Java System Calendar Server の予定や作業を照会し、それらを MAPI プロパティーに変換します。このモデルにより、Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector は 2 つの個別の情報から一般ユーザー向けの Outlook ビューを構築します。すなわち、Messaging Server のメールと Calendar Server のカレンダ情報です。

ユーザーが Outlook を通じてアイテムの作成や変更を行うと、Microsoft Outlook 版 Connector は新しいメッセージをそのメッセージタイプに応じて適切なサーバーに転送します。新しい送信メールは SMTP メールサーバーに送られて配信され、変更された電子メールメッセージはユーザーの IMAP フォルダへ送り返されて保管されます。新しい予定表のイベントと仕事は標準の形式に変換され、Calendar Server のデータベースに保存されます。

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector 7 2005Q4 には、アドレス帳サービスのサポートが含まれます。このサービスは WABP を利用します。このサービスによって、ユーザーは個人用アドレス帳に Outlook と Sun Java System Communications Express のどちらからでもアクセスできます。


注 –

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のパッケージに移行ツールは含まれません。これらの移行ツールは、現在 Microsoft Exchange を利用するユーザーがいて、Outlook を Sun Java Enterprise System とともに使用したい場合に必要になります。Sun では、既存の Exchange 配備から Sun Java Enterprise System へのデータとユーザーの移行を支援する移行サービスを提供しています。


Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector の主な機能

このリリースで利用できる主な機能は、次のとおりです。