メールチャネルにログインページが表示されない (4873659)
説明:Sun Java System Messaging Server の ipsecurity 設定が「yes」になっている場合、メールチャネルは Messenger Express クライアントを正常に起動しません。メールチャネルで通常どおり Messenger Express クライアントを起動するには、Messaging Server の ipsecurity 設定を「no」にする必要があります。
対処方法:Messaging Server の ipsecurity 設定を「no」に設定します。
MailProvider が SSL secured IMAP で動作しない (4919693)
説明:現在実装されている MailProvider は、SSL secured IMAP では動作しません。
対処方法:IMAPS チャネルを設定した後、そのチャネルが Portal Server でのエラーをコンテナである Web Server に表示する場合は、mail.jar を CLASSPATH の最初のエントリとして変更します。
mail.jar ファイルをクラスパスの最初のファイルとして追加するには、次の手順に従います。
ws-install-dir/SUNWwbsvr/https- ws-instance-name/config/server.xml ファイルを開きます。
mail.jar ファイルをクラスパスの最初のエントリに変更します。
Web Server を再起動します。
新しく作成したアドレス帳チャネルがデスクトップに表示されない (4922220)
説明:アドレス帳サービスは最初に設定する必要があります。AddressBookProvider はあらかじめ設定されていないので、AddressBookProvider が設定されていない限り、AddressBookProvider に基づいてユーザーが作成するチャネルはユーザーのデスクトップまたはコンテンツリンクに表示されません。詳細については、『Sun Java System Portal Server 管理ガイド』の第 17 章にある「アドレス帳チャネルの設定」、および付録 A の「SSO アダプタテンプレートと設定」を参照してください。
あらかじめ入力済みのユーザー定義チャネルセットに含まれる他のコミュニケーションチャネルに基づいてチャネルを作成すると、作成されたチャネルで、「有効な設定を指定してください」というメッセージが表示されます。他のコミュニケーションチャネルは、ユーザーのデスクトップに表示するのに必要な程度には定義されていますが、使用するバックエンドサービスを確定するために追加の管理作業が必要になります。
また、コミュニケーションチャネルでは、管理作業が完了した後で、デスクトップユーザーがユーザー名やパスワードなどのバックエンド資格情報を指定する必要があります。デスクトップユーザーは、チャネルの「編集」ボタンを使用して、これらの値をチャネルで指定することができます。
userDefinedChannels セットには、ユーザー固有のセットアップには適用されないバックエンドサービスへの参照が含まれる場合があるので、インストール単位で管理することが必要になる場合もあります。たとえば、このセットのすべての Lotus プロバイダは、コミュニケーションチャネルの Lotus バックエンドサービスとの相互動作を参照しますが、ポータルユーザーベースのうちだれも Lotus バックエンドサービスを使用しない場合は適用されません。
ドメイン名が設定されていないと、カレンダチャネルが起動しない ( 4946959)
説明:カレンダチャネルのサーバー名に完全修飾ドメイン名が含まれていないと、カレンダチャネルは起動しません。
対処方法:サーバー名の設定に完全修飾ホスト名が使用されていることを確認してください。
SSO アダプタ設定が分散および冗長の個人用アドレス帳をサポートしない (5020452)
説明:旧バージョンの SSO 個人用アドレス帳 (PAB) アダプタは、コンテナ o=pab がユーザーとグループディレクトリ内に共存していることを前提としています。Portal Server 6 2005Q4 では、PAB ディレクトリサーバーを指定する「SUN-ONE-ADDRESS-BOOK」アダプタテンプレートを新しくサポートするようになりました。これにより、次のプロパティーがサポートされるようになっています。
ugHost: PAB 検索の LDAP ホスト名
ugPort: PAB 検索の LDAP ポート
対処方法:これらのプロパティーは、Identity Server 管理コンソールから、「SUN-ONE-ADDRESS-BOOK」SSO アダプタテンプレートに管理者が手動で追加する必要があります。
Access Manager 管理コンソールにログインします。
「サービス設定」>「SSO アダプタ」を選択します。
SSO アダプタテンプレートとして「SUN-ONE-ADDRESS-BOOK」を選択します。
「プロパティーの編集」>「新規デフォルト」を選択します。
「ugHost」を名前に指定します。
LDAP ホスト名を指定します。
「作成」を選択します。
「プロパティーの編集」>「新規デフォルト」を選択します。
「ugPort」を名前に指定します。
LDAP ポートを指定します。
「作成」を選択します。
メールチャネルのリンク先が、メールクライアントではなくポータルデスクトップになっている (5053733)
説明:ユーザーがメールチャネルからログアウトリンクを選択すると、クライアントログアウトページのログアウトページは表示されません。 代わりに、ポータルデスクトップページが表示されます。
対処方法:この問題が発生した場合は、次の手順を実行します。
ポータルデスクトップを更新します。
前のポータルページで「メールを起動」リンクをクリックすると、メールクライアントを再起動できます。
ログアウトの後に、ポータルデスクトップではなく、webmail ログインページが表示されるようにするには、次の手順を実行します。
Messaging Server で次のコードを変更します。
/var/opt/SUNWmsgsr/config/html/main.js ファイルには、restart() メソッドがあります。 このメソッドは exit() から呼び出され、exit() は logout() から呼び出されます。
function restart() { var ref = window.document.referrer != ’’ ? window.document.referrer : ’/’ if (ref.indexOf(’mail.html’) > 0) ref = ’/’ var ind = ref.indexOf(’?’) self.location.replace(ind > 0 ? ref.substring(0, ind) : ref) } |
1 行目を変更し、メールサーバーのログインページの URL を次のように入力します。
var ref = window.document.referrer != ’’ ? "http://pavoni:2080" : ’/’
メールサーバーを再起動します。
ブラウザのキャッシュをクリアします。
テストするには、次の手順に従います。
「メールを起動」をクリックします。
webmail からログアウトします。
「メールを起動」をクリックします。 古いセッションが無効になると、webmail ログインページが表示されます。
UWC メールチャネルの「メールを起動」リンクをクリックしても MailBox が開かない (6179802)
説明:「メールを起動」リンクをクリックすると、ユーザーの受信箱ではなく Web Server の索引ページが開きます。
Java Server Enterprise 4 では、ポータルメールチャネルによりポータルデスクトップから UWC を起動できます。
MailProvider に基づく「UWCMail」という新しいチャネルも追加されています。UWCMail チャネルは、デフォルトの組織またはルートサフィックスで使用可能ですが、出荷時のコンテナとは関連付けられていません。UWCMail チャネルは、コンテナに追加する必要があります。
UWCMail チャネルは、次のプロパティーを定義します。
title
description
ssoAdapter
applicationHelperEdit
applicationHelperURL
SSO アダプタ設定は sunUWCMail、SSO アダプタテンプレートは SUN-UWC-MAIL です。
対処方法:新しい UWCMail チャネルを使用するには、UWCMail チャネルをチャネルのコンテナに追加して、デスクトップに表示されるようにします。
Access Manager 管理コンソールから、UWCMail チャネルを「フロントページ」タブに追加します。
UWCMail チャネルを編集し、サーバーの設定値を指定します。たとえば、新規ユーザーとしてポータルデスクトップにログインし、次の値を指定して UWCMail チャネルを編集します。
UWC カレンダチャネルにカレンダが表示されない (6179806 )
説明:Java Server Enterprise 3 では、ポータルカレンダチャネルによりポータルデスクトップから UWC を起動できます。
CalendarProvider に基づく UWCCalendar という新しいチャネルも追加されています。UWCCalendar チャネルは、デフォルトの組織またはルートサフィックスで使用可能ですが、出荷時のコンテナとは関連付けられていません。UWCCalendar チャネルは、コンテナに追加する必要があります。
UWCCalendar チャネルは、次のプロパティーを定義します。
title
description
ssoAdapter
ssoEditAttributes (clientHost および clientPort を公開)
applicationHelperEdit
applicationHelperURL
SSO アダプタ設定は「sunUWCCalendar」、SSO アダプタテンプレートは「SUN-UWC-CALENDAR」です。
対処方法:この新規チャネルを使用するには、次の手順に従います。
UWCCalendar チャネルを、チャネルのコンテナに追加して、デスクトップに表示されるようにします。
Access Manager 管理コンソールから、UWCCalendar チャネルを「フロントページ」タブに追加します。
UWCCalendar チャネルを編集し、サーバーの設定値を指定します。たとえば、新規ユーザーとしてポータルデスクトップにログインし、次の値を指定して UWCCalendar チャネルを編集します。
UWC アドレス帳が UWC アドレス帳チャネルに表示されていない (6179807)
説明:SSO アダプタの実装である WabpSSOAdapter は、バックエンドからアドレス帳サーバーへの接続に、clientPort ではなく port を使用しています。このため、ポータル UWC アドレス帳は、UWC クライアントが port 80 にインストールされていない場合には失敗します。
対処方法:次のいずれかの方法によってこの問題を回避できます。
port 80 に UWC クライアントをインストールする
SSO アダプタテンプレートまたは設定プロパティーの port と値を、clientPort と同じ port と値に設定する
SSO アダプタテンプレートまたは設定プロパティーの port と値を clientPort と同じに設定するには、組織レベルで指定される「マージ」プロパティーとして「port」を追加します。チャネルは、チャネルの編集ページで「port」を公開しません。
「マージ」プロパティーとして port を追加するには、次の手順に従います。
Access Manager 管理コンソールにログインします。
「サービス設定」を選択します。
「SSO アダプタ」を選択します。
SUN-UWC-ADDRESS-BOOK の「プロパティーの編集...」を選択します。
「新規マージ」を選択し、次のように指定します。
名前: port
「作成」を選択します。
「完了」を選択します。
「アイデンティティー管理」を選択します。
「組織」を選択します。
「サービス」を選択します。
「SSO アダプタ」を選択します。
sunUWCAddressBook の「プロパティーの編集...」を選択し、プロパティーを指定します。
「新規デフォルト」を選択し、port 番号を指定し、「保存」を選択します。
ユーザーレベルで SSO アダプタ属性が書き込まれているユーザーが存在している場合は、既存のユーザーは組織レベルの変更点を SSO アダプタ設定に引き継がないので、この解決策は役立たない可能性があります。代わりに、デフォルトプロパティーとして定義された「ホスト」とポートによって、SSO アダプタテンプレートを更新することができます。
Microsoft Calendar および Microsoft AddressBook が「コンテンツが使用可能ではありません」エラーをスローする (6213120)
説明:WebLogic サーバーで Microsoft Calendar チャネルと Address Book チャネルを設定する場合には、コンテンツが使用可能ではないことを示すエラーメッセージが表示される場合があります。この問題は、他のファイルが jintegra.jar ファイルよりも優先される場合に発生する可能性があります。
対処方法:jintegra.jar ファイルをクラスパスの最初のファイルとして追加します。
jintegra.jar ファイルをクラスパスの最初のファイルとして追加するには、次の手順に従います。
/usr/local/bea/user_projects/domains/mydomain/startWebLogic.sh ファイルを開きます。
CLASSPATH を編集し、クラスパスの最初の jar ファイルとして /opt/SUNWps/web-src/WEB-INF/lib/jintegra.jar を追加します。
startWebLogic.sh を使用して WebLogic サーバーを再起動します。
Lotus Address Book および Calendar が旧バージョンの NCSO.jar で動作しない (6216069)
説明:Lotus Address Book および Calendar を実行するには、最新バージョンの NCSO.jar が必要です。
対処方法:たとえば、Domino 6.5.1 の NCSO.jar など、Domino の最新バージョンを使用します。