HADB Version 4.4.x から Version 4.4.2-7 にアップグレードするには、次の手順を実行します。
必要に応じて、上で説明したアップグレード前の作業を実行します。
HADB Version 4.4.2-7 をすべての HADB ホストにインストールします。パスは Version 4.4.x とは別のパス、たとえば /opt/SUNWhadb/4.4.2-7 にします。
HADB Version 4.4.2-7 を、HADB ホストとは別の hadbm クライアントホストにインストールします。
すべての HADB ホスト上で実行されているすべての管理エージェントを停止します。
新しいバージョンのソフトウェアを使用して (ただし、設定ファイルは古いまま)、管理エージェントプロセスを起動します。残りの手順では、新しいバージョンの bin ディレクトリにある hadbm コマンドを使用してください。
管理ドメインでパッケージを登録します。デフォルトのパッケージ名が V4.4 になるので、同じ名前を持つ既存のパッケージとの競合を避けるために別のパッケージ名が必要になる場合があります。
hadbm registerpackage --packagepath=/opt/SUNWhadb/4.4.2-7 V4.4.2-7 |
hadbm listpackages コマンドを実行し、ドメインに新しいパッケージが登録されていることを確認します。
新しい hadbm Version 4.4.2-7 を使用してデータベースを再起動します。デバイスと履歴ファイルを移動する必要がある場合は、オンラインアップグレードを、デバイスと履歴ファイル用の新しいパスの設定とともに 1 回の操作で実行します。
hadbm set packagename=V4.4.2-7,devicepath=new_devpath, historypath=new_histpath |
そうでない場合、つまりデバイスと履歴ファイルがすでにインストールディレクトリの外にある場合は、ノードの順次再起動のみを行う次のコマンドを実行します。
hadbm set packagename=V4.4.2-7 database name |
データベースが「実行中」の状態にあり (hadbm status コマンドを使用して確認)、かつ正常に動作してクライアントトランザクションを処理していることを確認します。
すべてが正常に動作している場合は、あとで古いインストールを削除することができます。古いパッケージの登録を解除する前に、古いパッケージへのすべての参照を ma リポジトリから削除します。そうしないと、「使用中のパッケージ」のために hadbm unregisterpackage が失敗します。たとえば、ダミーの再設定操作 hadbm set connectiontrace=same as previous value によって、古いパッケージへのすべての参照が削除されます。ここで、古いパッケージの登録を解除します。
hadbm unregisterpackage [--hosts=host-list] old pacakge name |
ファイルシステムから古いインストールを削除します。