Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

JACC プロバイダに関する管理コンソールタスク

ProcedureJACC プロバイダを作成する

JACC (Java Authorization Contract for Containers) は J2EE 1.4 仕様の一部で、プラグイン可能な承認プロバイダ用のインタフェースを定義しています。これによって、管理者は認証を行うためにサードパーティー製の「プラグイン」モジュールを設定できます。デフォルトで、Application Server は JACC に準拠する単純なファイルベースの承認エンジンを提供します。

手順
  1. 管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを展開します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを展開します。

    • すべてのインスタンスのデフォルト値を設定するには、default-config ノードを展開します。

  3. 「セキュリティー」ノードを展開します。

  4. 「JACC プロバイダ」ノードを選択します。

  5. 「JACC プロバイダ」ページで、「新規」をクリックします。

  6. 「JACC プロバイダを作成」ページで、次を入力します。

    • 名前 – このプロバイダの識別に使用する名前。

    • ポリシーの設定 – ポリシー設定ファクトリを実装するクラスの名前。デフォルトプロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyConfigurationFactoryImpl を使用します。

    • ポリシープロバイダ – ポリシーファクトリを実装するクラスの名前。デフォルトプロバイダは、com.sun.enterprise.security.provider.PolicyWrapper を使用します。

  7. 「プロパティーを追加」ボタンをクリックして、プロバイダにプロパティーを追加します。有効なプロパティーは次のとおりです。

    • repository – ポリシーファイルを含むディレクトリ。デフォルトプロバイダの場合、この値は ${com.sun.aas.instanceRoot}/generated/policy になります。

  8. 「了解」をクリックしてこの設定を保存するか、「取消し」をクリックして保存しないで終了します。

ProcedureJACC プロバイダを編集する

手順
  1. 管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを展開します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを展開します。

    • すべてのインスタンスのデフォルト値を設定するには、default-config ノードを展開します。

  3. 「セキュリティー」ノードを展開します。

  4. 「JACC プロバイダ」ノードを展開します。

  5. 編集する JACC プロバイダのノードを選択します。

  6. 「JACC プロバイダを編集」ページで、必要なプロバイダ情報の変更を行います。

    • ポリシーの設定 – ポリシー設定ファクトリを実装するクラスの名前。

    • ポリシープロバイダ – ポリシーファクトリを実装するクラスの名前。

  7. プロパティーを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。プロパティーの名前および値を入力します。有効なエントリは次のとおりです。

    • repository – ポリシーファイルを含むディレクトリ。デフォルトプロバイダの場合、この値は ${com.sun.aas.instanceRoot}/generated/policy になります。

  8. 既存のプロパティーを削除するには、プロパティーの左側のチェックボックスをクリックして、「プロパティーを削除」をクリックします。

  9. 「保存」をクリックして保存するか、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして保存しないで取り消します。

ProcedureJACC プロバイダを削除する

手順
  1. 管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを展開します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを展開します。

    • すべてのインスタンスのデフォルト値を設定するには、default-config ノードを展開します。

  3. 「セキュリティー」ノードを展開します。

  4. 「JACC プロバイダ」ノードを選択します。

  5. 削除する JACC プロバイダの左側のチェックボックスをクリックします。

  6. 「削除」をクリックします。

Procedure有効な JACC プロバイダを設定する

手順
  1. 管理コンソールのツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを展開します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを展開します。

    • すべてのインスタンスのデフォルト値を設定するには、default-config ノードを展開します。

  3. 「セキュリティー」ノードを選択します。

    「セキュリティー」ページが表示されます。

  4. 「JACC」フィールドに、サーバーが使用する JACC プロバイダの名前を入力します。

    使用可能な JACC プロバイダが分からない場合は、ツリーの「JACC プロバイダ」コンポーネントを展開して、設定されたすべての JACC プロバイダを表示します。

  5. 「保存」を選択して変更を保存するか、または「デフォルトを読込み」を選択してデフォルト値を復元します。

  6. コンソールに「再起動が必要です」と表示される場合は、Application Server を再起動します。