Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

第 1 章 概要

この章では、Sun JavaTM System Application Server について説明し、基本的な管理タスクを紹介します。この章には次の節が含まれています。

Sun Java System Application Server について

Application Server とは

Application Server は、エンタープライズアプリケーションの開発、配備、および管理のための堅牢な J2EE プラットフォームを提供します。主な機能に、トランザクション管理、パフォーマンス、スケーラビリティー、セキュリティー、および統合があります。Application Server は、Web パブリッシングから企業規模のトランザクション処理までを幅広くサポートします。一方、開発者は Application Server を利用して、JavaServer Pages (JSPTM)、Java サーブレット、および Enterprise JavaBeansTM (EJBTM) テクノロジをベースにしたアプリケーションを構築できます。

Application Server Enterprise Edition は、高度なクラスタリング技術とフェイルオーバー技術を提供します。これらの機能により、スケーラブルで高い可用性を備えた J2EE アプリケーションを実行できます。

Application Server のアーキテクチャー

ここでは、図 1–1 に示す Application Server のハイレベルアーキテクチャーについて説明します。

図 1–1 Application Server のアーキテクチャー

図は、コンテナ、サービス、ツール、およびデータベースなどの外部システムとの通信を含むハイレベルアーキテクチャーを示している。

外部システムへのアクセス

J2EE プラットフォームでは、アプリケーションが Application Server の外部にあるシステムにアクセスできます。アプリケーションは、リソースと呼ばれるオブジェクトを介してこれらのシステムにアクセスします。管理者はリソース設定を行う必要があります。J2EE プラットフォームでは、次の API およびコンポーネントを介して外部システムにアクセスできます。

管理用ツール

管理コンソール

管理コンソールは、ナビゲートしやすいインタフェースとオンラインヘルプを装備したブラウザベースのツールです。このマニュアルでは、管理コンソールの使用手順を順を追って説明します。管理コンソールを使用するには、管理サーバーが稼動している必要があります。

Application Server をインストールするときに、サーバーのポート番号を選択します。選択しなかった場合は、デフォルトポートの 4849 が使用されます。また、ユーザー名とマスターパスワードも指定します。

管理コンソールを起動するには、Web ブラウザで次のように入力します。


https://hostname:port

次に例を示します。


https://kindness.sun.com:4849

管理コンソールを Application Server がインストールされたマシンで実行する場合は、ホスト名として localhost を指定します。

Windows で、「スタート」メニューから「Application Server 管理コンソール」を起動します。

インストールプログラムにより、domain1 という名前のデフォルト管理ドメインがデフォルトポート番号 4849 で生成されます。また、ドメイン管理サーバー (DAS) とは分離したインスタンスも作成されます。インストール後は、管理ドメインを作成して追加できます。各ドメインは、一意のポート番号を持ったドメイン管理サーバーをそれぞれ持っています。管理コンソールの URL を指定する場合は、管理するドメインのポート番号を使用してください。

設定にリモートサーバーインスタンスが含まれる場合は、ノードエージェントを作成してリモートサーバーインスタンスを容易に管理できるようにします。サーバーインスタンスの作成、起動、停止、および削除は、ノードエージェントの役割です。ノードエージェントを設定するには、コマンド行インタフェース (CLI) のコマンドを使用します。

asadmin ユーティリティー

asadmin ユーティリティーは、コマンド行ツールです。asadmin ユーティリティーと、このユーティリティーに関連するコマンドを使用して、管理コンソールで実行可能な一連の同じタスクを実行します。たとえば、ドメインの起動と停止、サーバーの設定、アプリケーションの配備などを実行します。

シェルのコマンドプロンプトからこれらのコマンドを使用するか、または別のスクリプトやプログラムからこれらのコマンドを呼び出します。これらのコマンドを使用して、定型管理タスクを自動化します。

asadmin ユーティリティーを起動するには、次のように入力します。


$ asadmin

asadmin 内で使用可能なコマンドを一覧表示するには、次のように入力します。


asadmin> help

シェルのコマンドプロンプトで、asadmin コマンドを次のように実行することもできます。


$ asadmin help

コマンドの構文と例を表示するには、help のあとにコマンド名を入力します。次に例を示します。


asadmin> help create-jdbc-resource

指定したコマンドの asadmin help 情報が、コマンドの UNIX マニュアルページに表示されます。これらのマニュアルページは HTML 形式でも利用できます。

Application Server Management Extension (AMX)

Application Server Management Extension は、すべての Application Server 設定を表示する API であり、AMX インタフェースを実装する、使いやすいクライアント側の動的なプロキシとして JMX 管理対象 Beans を監視しています。

Application Server Management Extension の使用についての詳細は、『Application Server 開発者ガイド』の JMX に関する章を参照してください。

Application Server の設定

Application Server の設定

Application Server ドメインは、管理者によるシステム設定の管理を容易にするための作成される、論理的または物理的なユニットです。ドメインは、インスタンスとノードエージェントを含む、より小さなユニットに分割されます。サーバーインスタンスは、単一の物理マシンで Application Server を実行する単一の Java 仮想マシン (JVM) です。各ドメインには 1 つ以上のインスタンスがあります。また、適切に機能するためにドメインには、インスタンス用に少なくとも 1 つの関連するノードエージェントが必要です。ドメインをグループ化してクラスタを生成できます。クラスタでは、管理者によるソフトウェアとハードウェアのグループ管理が可能です。

ドメインの設定

管理ドメインは基本的なセキュリティー構造を提供し、これによって各種の管理者がアプリケーションサーバーインスタンスの特定のグループ (ドメイン) を管理できます。サーバーインスタンスを個別のドメインにグループ化することにより、さまざまな組織や管理者が 1 つの Application Server インストールを共有できます。各ドメインには、固有の設定、ログファイル、およびアプリケーションの配備領域があり、これらはほかのドメインとは無関係です。1 つのドメインの設定が変更されても、ほかのドメインの設定は影響を受けません。

それぞれの管理コンソールセッションでは、ドメインを設定および管理できます。複数のドメインを作成している場合は、追加の管理コンソールセッションを起動して、各ドメインを管理する必要があります。各ドメインは、一意のポート番号を持ったドメイン管理サーバー (DAS) を持っています。各管理ドメインは、複数のアプリケーションサーバーインスタンスを保有できます。ただし、アプリケーションサーバーインスタンスは 1 つのドメインにのみ属することができます。Application Server がインストールされると、domain1 という名前の管理ドメインが自動的に作成されます。

ドメインの作成

ドメインは、create-domain コマンドによって作成されます。次のコマンド例では、mydomain というドメインを作成します。管理サーバーが待機するポートは 1234 で、管理ユーザー名は hanan です。このコマンドは、管理パスワードおよびマスターパスワードをプロンプトします。


$ asadmin create-domain --adminport 80 --adminuser hanan mydomain

mydomain ドメインの管理コンソールをブラウザ内で起動するには、次の URL を入力します。


http://hostname:80

前述の create-domain の例の場合、ドメインのログファイル、設定ファイル、および配備されたアプリケーションは次のディレクトリに置かれます。

domain-root-dir/mydomain

ドメインのディレクトリを別の位置に作成するには、--domaindir オプションを指定します。コマンドの完全な構文を確認するには、asadmin help create-domain と入力してください。

ドメインの削除

ドメインは、asadmin delete-domain コマンドによって削除されます。ドメインを管理できる OS ユーザー (またはルート) だけが、このコマンドを正常に実行できます。たとえば、mydomain というドメインを削除するには、次のコマンドを入力します。


$ asadmin delete-domain mydomain

ドメインの一覧表示

マシン上に作成されているドメインを asadmin list-domains コマンドを使用して参照できます。デフォルトの domain-root-dir ディレクトリ内のドメインを一覧表示するには、次のコマンドを入力します。


$ asadmin list-domains

別のディレクトリに作成されているドメインを一覧表示するには、--domaindir オプションを指定します。

ドメインの起動

ドメインの起動時に、管理サーバーとアプリケーションサーバーインスタンスが起動されます。アプリケーションサーバーインスタンスは、一度起動すると常時稼動となり、要求を待機して受け付けます。各ドメインは、別々に起動する必要があります。

ドメインを起動するには、asadmin start-domain コマンドを入力し、ドメイン名を指定します。たとえば、デフォルトのドメイン (domain1) を起動するには、次のように入力します。


$ asadmin start-domain --user admin domain1

ドメインが 1 つだけの場合は、ドメイン名を省略します。コマンドの完全な構文を確認するには、asadmin help start-domain と入力してください。パスワードデータを省略した場合は、入力するように要求されます。

asadmin start-domain domain1 コマンドは、サーバーをインストールしたユーザーが実行するようにしてください。インストールユーザー以外が実行した場合、.asadmintruststore が、インストールユーザーのホームディレクトリから、実行ユーザーのホームディレクトリに移動またはコピーされます。

このファイルが、インストールユーザーのホームディレクトリから実行ユーザーのホームディレクトリに (コピーではなく) 移動された場合、アップグレードやインストールを行うユーザーのホームディレクトリに .asadmintruststore ファイルが存在しなくなってしまうため、アプリケーションのアップグレードが正常に実行できなくなる可能性があります。

削除された .asadmintruststore ファイルの復元

ドメインの .asadmintruststore ファイルが削除されてしまった場合、新しいファイルを簡単に作成できます。

Procedure新しい .asadmintruststore ファイルを作成する

手順
  1. ローカルの asadmin start-domain コマンドを使用して、管理するドメインを起動します。

    ローカルの asadmin コマンドでドメインを起動する場合、.asadmintruststore ファイルは必要ありません。

  2. リモートの asadmin コマンドのいずれかを実行します。

    リモートの asadmin コマンドでは、--user--passwordfile (--password)、--host、および --port オプションを指定し、またターゲットドメインが実行中である必要があります。

  3. 確認画面で「y」と入力して、新しいドメイン証明書を受け入れます。

Windows でデフォルトのドメインを起動するには、次の手順に従います。

Windows の「スタート」メニューで、「プログラム」 - >「Sun Microsystems」 - >「Application Server」 - >「管理サーバーを起動」を選択します。

サーバーまたはドメインの再起動

サーバーの再起動の手順はドメインの再起動と同じです。ドメインまたはサーバーを再起動するには、ドメインをいったん停止してから起動します。

ドメインの停止

ドメインを停止すると、そのドメインの管理サーバーとアプリケーションサーバーインスタンスがシャットダウンします。ドメインを停止すると、そのサーバーインスタンスは新しい接続を受け付けなくなり、未完了の接続がすべて完了するまで待機します。サーバーインスタンスはシャットダウンプロセスを完了しなければならないため、これには数秒間かかります。ドメインの停止処理中は、管理コンソールおよびほとんどの asadmin コマンドが使用できません。

ドメインを停止するには、asadmin stop-domain コマンドを入力し、ドメイン名を指定します。たとえば、デフォルトのドメイン (domain1) を停止するには、次のように入力します。


$ asadmin stop-domain domain1

ドメインが 1 つだけの場合は、ドメイン名を省略します。コマンドの完全な構文を確認するには、asadmin help stop-domain と入力してください。

管理コンソールを使用してドメインを停止するには、次の手順に従います。

Windows でデフォルトのドメインを停止するには、次の手順に従います。

「スタート」メニューで、「プログラム」 - >「Sun Microsystems」 - >「Application Server」 - >「管理サーバーを停止」を選択します。

ドメイン管理サーバーの再作成

ミラーリングを行うため、および、ドメイン管理サーバー (DAS) の有効なコピーを提供するためには、次のものを用意する必要があります。


注 –

1 台目のマシンの DAS のバックアップを維持する必要があります。asadmin backup-domain を使用して、現在のドメインをバックアップしてください。


ProcedureDAS を移行する

ドメイン管理サーバーを 1 台目のマシン (machine1) から 3 台目のマシン (machine3) に移行するには、次の手順が必要です。

手順
  1. 1 台目のマシンと同様に、Application Server を 3 台目のマシンにインストールします。

    この処理は、DAS が 3 台目のマシンに正常に復元されて、パスの競合を発生させないために必要です。

    1. コマンド行 (対話型) モードを使用して、Application Server 管理パッケージをインストールします。対話型のコマンド行モードを有効にするには、console オプションを次のように指定してインストールプログラムを起動します。


      ./bundle-filename -console

      コマンド行インタフェースを使用してインストールを行うには、ルートのアクセス権が必要です。

    2. オプションの選択を解除して、デフォルトのドメインをインストールします。

      バックアップされたドメインの復元は、同じアーキテクチャーおよびまったく同じインストールパスを持つ 2 台のマシンでのみサポートされます (すなわち両方のマシンが同じ install-dirdomain-root-dir を使用する)。

  2. 1 台目のマシンのバックアップ ZIP ファイルを、3 台目のマシンの domain-root-dir にコピーします。FTP でファイルを転送することもできます。

  3. asadmin restore-domain コマンドを実行して、ZIP ファイルを 3 台目のマシンに復元します。


    asadmin restore-domain --filename domain-root-dir/sjsas_backup_v00001.zip domain1

    任意のドメインをバックアップできます。ただし、ドメインの再作成中は、ドメイン名が元のドメイン名と同一でなければなりません。

  4. 3 台目のマシンで domain-root-dir/domain1/generated/tmp ディレクトリのアクセス権を変更して、1 台目のマシンの同じディレクトリのアクセス権と一致させます。

    このディレクトリのデフォルトのアクセス権は、?drwx------? (または 700) です。

    次に例を示します。

    chmod 700 domain-root-dir/domain1/generated/tmp

    前述の例では、domain1 をバックアップすると仮定しています。ドメインを別の名前でバックアップする場合は、この domain1 をバックアップするドメインの名前に置き換えてください。

  5. 3 台目のマシンの domain.xml で、プロパティーのホスト値を変更します。

  6. 3 台目のマシンの domain-root-dir/domain1/config/domain.xml を更新します。

    たとえば、machine1 を検索して、machine3 に置き換えるとします。その場合は、次のように変更します。

    <jmx-connector><property name=client-hostname value=machine1/>...

    変更後:

    <jmx-connector><property name=client-hostname value=machine3/>...
  7. 次のように変更します。

    <jms-service... host=machine1.../>

    変更後:

    <jms-service... host=machine3.../>
  8. machine3 の復元されたドメインを起動します。


    asadmin start-domain --user admin-user --password admin-password domain1
  9. machine2 のノードエージェントのプロパティーで、DAS ホストの値を変更します。

  10. machine2 の install-dir/nodeagents/nodeagent/agent/config/das.properties で、agent.das.host プロパティー値を変更します。

  11. machine2 のノードエージェントを再起動します。


    注 –

    asadmin start-instance コマンドを使用してクラスタインスタンスを起動し、復元したドメインと同期させます。


Application Server インスタンス

Application Server インスタンスについて

Application Server は、インストール時に server という名前のアプリケーションサーバーインスタンスを作成します。必要に応じて、サーバーインスタンスを削除して、異なる名前で新しいインスタンスを作成できます。

各 Application Server インスタンスには、固有の J2EE 設定、J2EE リソース、アプリケーションの配備領域、およびサーバー設定があります。1 つのアプリケーションサーバーインスタンスを変更しても、ほかのアプリケーションサーバーインスタンスへは影響しません。1 つの管理ドメイン内に多数のアプリケーションサーバーインスタンスを保有できます。

多くのユーザーに対して、1 つのアプリケーションサーバーインスタンスが、そのニーズを満たします。ただし、環境によっては、1 つ以上の追加のアプリケーションサーバーインスタンスを追加して作成する場合があります。たとえば、開発環境内で異なるアプリケーションサーバーインスタンスを使用して、異なる Application Server 設定でテストしたり、異なるアプリケーション配備を比較およびテストできます。アプリケーションサーバーインスタンスを簡単に追加または削除できるので、それを利用して、一時的な「サンドボックス」領域を作成して、開発中に実験できます。

さらに、各アプリケーションサーバーインスタンスに対して、仮想サーバーを作成することもできます。単一のインストールされているアプリケーションサーバーインスタンス内で、企業または個人のドメイン名、IP アドレス、いくつかの管理機能を提供できます。ユーザーにとっては、ハードウェアを持つことも、サーバーの基本的な保守を行うこともなく、自分の Web サーバーを所有しているのとほぼ同じです。このような仮想サーバーは、複数のアプリケーションサーバーインスタンスにまたがりません。仮想サーバーの詳細については、「JVM の一般設定を行う」を参照してください。

実践配備においては、複数のアプリケーションサーバーインスタンスの代わりに仮想サーバーをさまざまな用途に応じて使用できます。ただし、仮想サーバーがニーズを満たさない場合、複数のアプリケーションサーバーインスタンスを使用することも可能です。

Application Server インスタンスは、自動的には起動しません。一度インスタンスを起動すると、停止するまで、そのインスタンスは機能します。アプリケーションサーバーインスタンスを停止すると、そのアプリケーションサーバーインスタンスは新しい接続を受け付けなくなり、未完了の接続がすべて完了するまで待機します。マシンがクラッシュしたり、オフラインになったりすると、サーバーは終了して、処理中だった要求が失われる可能性があります。

Application Server インスタンスの定義

アプリケーションサーバーインスタンスは、アプリケーション開発の基礎を形成します。各インスタンスは 1 つのドメインに属し、それぞれに固有のディレクトリ構造、設定、および配備されたアプリケーションが含まれます。各サーバーインスタンスには、J2EE プラットフォームの Web および EJB コンテナも含まれます。新しいサーバーインスタンスには必ず、インスタンスが置かれるマシンを定義するノードエージェント名に対する参照が含まれる必要があります。

作成可能なサーバーインスタンスには、次の 3 つのタイプがあります。個々のサーバーインスタンスは 1 つのタイプのみに該当します。

図 1–2 は、アプリケーションサーバーインスタンスの詳細を示しています。アプリケーションサーバーインスタンスは、Application Server Enterprise Edition のクラスタリング、ロードバランス、セッションの持続性といった各機能の基本を構成するものです。

図 1–2 Application Server インスタンス

図は、サーバーインスタンスの機能と、サーバーインスタンスがさまざまなクライアント、データベース、およびその他のサーバーやシステムと通信する様子を示している。

スタンドアロンインスタンスについて

Application Server インスタンスは、自動的には起動しません。一度インスタンスを起動すると、停止するまで、そのインスタンスは機能します。アプリケーションサーバーインスタンスを停止すると、そのアプリケーションサーバーインスタンスは新しい接続を受け付けなくなり、未完了の接続がすべて完了するまで待機します。マシンがクラッシュしたり、オフラインになったりすると、サーバーは終了して、処理中だった要求が失われる可能性があります。

関連項目

一般サーバー情報の表示

「一般」タブから、次のタスクを実行できます。

さらに、次のタブを選択して、追加のタスクを実行できます。

Procedureアプリケーションを配備する

「アプリケーション」タブでは、インスタンスと関連付けられたアプリケーションのうち選択したものを有効化または無効化したり、配備したりできます。

手順
  1. 必要なアプリケーションのチェックボックスを選択します。

  2. 「配備」ドロップダウンメニューから、配備するアプリケーションモジュールのタイプを選択します。

    • エンタープライズアプリケーション: EAR (Enterprise Application Archive) ファイルまたはディレクトリ内の J2EE アプリケーション。

    • Web アプリケーション: WAR (Web アプリケーションアーカイブ) ファイルまたはディレクトリ内にパッケージ化されている JavaServer Pages (JSP)、サーブレット、HTML ページなどの Web リソースの集まり。

    • EJB モジュール: EJB JAR (Java Archive) ファイルまたはディレクトリに含まれる 1 つまたは複数の Enterprise JavaBeans (EJB コンポーネント)。

    • コネクタモジュール: エンタープライズ情報システム (EIS) に接続し、RAR (Resource Adapter Archive) ファイルまたはディレクトリにパッケージ化されます。

    • ライフサイクルモジュール: サーバーのライフサイクルの 1 つまたは複数のイベントによって起動されると、タスクを実行します。

    • アプリケーションクライアントモジュール: J2EE アプリケーションクライアント JAR ファイルとも呼ばれ、クライアントのサーバー側ルーチンを含んでいます。

Procedure新しいリソースタイプを作成する

「リソース」タブでは、リソースタイプを有効または無効にしたり、新規に作成してインスタンスと関連付けしたりできます。

手順
  1. 必要なリソースのチェックボックスを選択します。

  2. 「新規」ドロップダウンメニューから、作成するリソースのタイプを選択し、該当するインスタンスと関連付けます。

    • JDBC: アプリケーションにデータベースへ接続する手段を提供します。

    • 持続マネージャー: 下位互換性のために必要な、コンテナ管理による持続性 Beans を使用したアプリケーションのために必要です。

    • JMS 接続ファクトリ: アプリケーションがプログラムでほかの JMS オブジェクトを作成できるようにするオブジェクトです。

    • JMS 送信先: メールおよびメッセージングアプリケーションを構築するための、プラットフォームにもプロトコルにも依存しないフレームワークを提供する JavaMail API 内のメールセッションを表します。

    • JavaMail: メールおよびメッセージングアプリケーションを構築するための、プラットフォームにもプロトコルにも依存しないフレームワークを提供します。

    • カスタム: 定義済みの JNDI サブコンテキスト、リソースタイプ、およびファクトリクラスを含む、非標準のリソースを表します。

    • 外部: LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) リポジトリ内の外部リソースオブジェクトを検出するためのアプリケーションを有効にします。

    • コネクタ: アプリケーションにエンタープライズ情報システム (EIS) への接続を提供するプログラムオブジェクト。

    • 管理オブジェクト: JSR-160 準拠のリモート JMX コネクタを設定します。

管理サーバーの詳細設定

管理サーバーの詳細設定では、アプリケーションを配備するための一般プロパティーを設定できます。これらのプロパティーにより、配備されているアプリケーションに加えられた変更の検出や、変更されたクラスの再読み込みを確実に実行し、監視できます。

アプリケーション設定の実行

動的再読み込みを有効にすると、サーバーは配備されたアプリケーションのファイル内の変更を定期的にチェックし、変更のあるアプリケーションを自動的に再読み込みします。動的再読み込みは、変更したコードをすぐにテストできるため、開発環境で役に立ちます。しかし、本稼働環境では、動的再読み込みはパフォーマンスを低下させる可能性があります。

動的再読み込みは、開発環境を対象としています。この機能は、本稼働環境の機能であるセッションの持続性とは互換性がありません。動的な配備が有効になっている場合は、セッションの持続性を有効にしないでください。


注 –

動的再読み込みは、デフォルトのサーバーインスタンスにのみ利用可能です。


「アプリケーション設定」ページから動的再読み込みを設定するには、次を設定します。

Procedure自動配備の設定を行う

自動配備機能を使うと、事前にパッケージ化されたアプリケーションやモジュールを domain-dir/autodeploy ディレクトリにコピーすることで配備できます。

たとえば、hello.war という名前のファイルを domain-dir/autodeploy ディレクトリにコピーします。アプリケーションの配備を取り消すには、autodeploy ディレクトリから hello.war ファイルを削除します。

自動配備機能は、開発環境を対象としています。この機能は、本稼働環境の機能であるセッションの持続性とは互換性がありません。自動配備が有効になっている場合は、セッションの持続性を有効にしないでください。


注 –

自動配備は、デフォルトのサーバーインスタンスにのみ利用可能です。


手順
  1. 「アプリケーション設定」ページに移動します。

  2. 「有効」チェックボックスを選択または選択解除して、自動配備を有効または無効にします。

  3. 「自動配備のポーリング間隔」フィールドで、アプリケーションやモジュールファイルの自動配備ディレクトリをサーバーが確認する頻度を指定します。

    ポーリング間隔を変更しても、アプリケーションやモジュールの配備にかかる時間には影響ありません。

  4. 自動配備ディレクトリでアプリケーションを構築したディレクトリを指定してあれば、ファイルをデフォルトの自動配備ディレクトリにコピーする必要はありません。

    デフォルトでは、複数のサーバーインスタンスのディレクトリを手動で変更する必要をなくすために、変数が使用されます。

  5. 配備の前にベリファイアを実行するには、「ベリファイアの有効化」チェックボックスにチェックマークを付けます。

    ベリファイアはファイルの構造とコンテンツを調べます。大きなアプリケーションの検証は時間がかかる可能性があります。

  6. JSP ページを事前にコンパイルするには、「JSP」チェックボックスにチェックマークを付けます。

    このチェックボックスを選択しない場合、JSP ページは最初のアクセスの実行時にコンパイルされます。コンパイルは時間がかかる可能性があるので、本稼働環境ではこのチェックボックスにチェックマークを付けてください。

  7. 「プロパティーを追加」ボタンをクリックして、追加する設定値を指定します。

ドメイン属性の設定

次のドメイン属性プロパティーが利用可能です。

表 1–1 ドメイン属性値

プロパティー 

定義 

com.sun.aas.installRoot

アプリケーションサーバーがインストールされているディレクトリ 

com.sun.aas.instanceRoot

サーバーインスタンス用のトップレベルディレクトリ 

com.sun.aas.hostName

ホスト (マシン) の名前 

com.sun.aas.javaRoot

.J2SE インストールディレクトリ 

com.sun.aas.imqLib

Sun Java System Message Queue ソフトウェアのライブラリディレクトリ 

com.sun.aas.configName

サーバーインスタンスによって使用されている設定の名前 

com.sun.aas.instanceName

サーバーインスタンスの名前。このプロパティーは default-config には利用できませんが、カスタマイズされた設定には使用できます。 

com.sun.aas.clusterName

クラスタの名前。このプロパティーは、クラスタ化されたサーバーインスタンスにのみ設定されます。このプロパティーは default-config には利用できませんが、カスタマイズされた設定には使用できます。 

com.sun.aas.domainName

ドメインの名前。このプロパティーは default-config には利用できませんが、カスタマイズされた設定には使用できます。 

インスタンス固有の設定プロパティー

インスタンス固有の設定プロパティーは、そのインスタンスの値をオーバーライドします。


注 –

デフォルト値は、インスタンスにバインドされている設定に定義されます。


Procedureデフォルト値に値を戻す

手順
  1. オーバーライド値を削除します。

  2. 「保存」をクリックします。

    オーバーライド値が設定されていなければ、デフォルト値が使用されます。

Procedureインスタンスプロパティーを追加する

手順

    「プロパティーを追加」ボタンをクリックして、追加する設定値を指定します。

    リソースを設定するために、次のプロパティー属性名および値のペアを利用できます。

    プロパティー 

    定義 

    HTTP_LISTENER_PORT 

    このポートを使用して HTTP 要求を待機します。このプロパティーは、http-listener-1 のポート番号を指定します。有効な値は 1 〜 65535 です。UNIX では、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。 

    HTTP_SSL_LISTENER_PORT 

    このポートを使用して HTTPS 要求を待機します。このプロパティーは、http-listener-2 のポート番号を指定します。有効な値は 1 〜 65535 です。UNIX では、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。 

    IIOP_LISTENER_PORT 

    このプロパティーは、orb-listener-1 が待機する IIOP 接続の ORB リスナーポートを指定します。 

    IIOP_SSL_LISTENER_PORT 

    このポートは、セキュアな IIOP 接続用に使用します。 

    JMX_SYSTEM_CONNECTOR_PORT 

    このプロパティーは、JMX コネクタが待機するポート番号を指定します。有効な値は 1 〜 65535 です。UNIX では、ポート 1 〜 1024 で待機するソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要です。 

    IIOP_SSL_MUTUALAUTH_PORT 

    このプロパティーは、SSL_MUTUALAUTH と呼ばれる IIOP リスナーが待機する IIOP 接続の ORB リスナーポートを指定します。 

Procedureプロパティーを削除する

手順
  1. 削除するプロパティーをクリックします。

  2. 「プロパティーを削除」ボタンをクリックします。

Procedureインスタンスを作成する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「スタンドアロンインスタンス」ノードを選択します。

  2. 「スタンドアロンサーバーインスタンス」ページで、「新規」をクリックします。

  3. 「名前」フィールドで、新しいインスタンスの一意の名前を特定します。

  4. 「ノードエージェント」を選択します。

    ノードエージェントの起動は、ノードエージェントのホストマシン上で asadmin start-node-agent コマンドを使用して行い、作成するサーバーインスタンスがそのノードエージェントと関連付けられるようにする必要があります。

  5. 必要な設定を選択します。

    • 既存の設定を参照します。新しい設定は追加されません。

    • 既存の設定のコピーを作成します。サーバーインスタンスまたはクラスタを追加すると、新しい設定が追加されます。

  6. 別の設定からコピーするには、新規インスタンスの作成時に設定値を指定します。

    デフォルトでは、default-config 設定からコピーした設定を使用して新しいインスタンスが作成されます。

  7. サーバーインスタンスの場合、新しい設定には instance-name-config という名前が付けられます。

    default-config 設定はデフォルト設定であり、スタンドアロンサーバーインスタンスを作成するためのテンプレートとして機能します。クラスタ化されていないサーバーインスタンスまたはクラスタは、default-config 設定を参照できません。この設定は、新しい設定を作成するためにコピーできるだけです。デフォルト設定を編集して、コピーした新しい設定が正しく初期設定されているかどうか確認します。

同機能を持つ asadmin コマンド

create-instance

Procedureインスタンスを起動する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「スタンドアロンインスタンス」ノードを展開します。

  2. 起動したいインスタンスを選択します。

  3. 「一般」タブで、「インスタンスを起動」をクリックしてインスタンスを起動します。

    インスタンスを正常に起動するには、asadmin start-node-agent コマンドを使用して、インスタンスと関連付けられているノードエージェントを起動する必要があります。

    インスタンスが起動すると、「一般」タブから次のタスクが実行可能になります。

    • 「インスタンスの停止」をクリックして、インスタンスを停止します。

    • 「JNDI ブラウズ」をクリックして、そのインスタンスの JNDI エントリを表示します。

    • 「ログファイルを表示」をクリックしてログビューアを表示し、ログのオプションを指定します。

    • 「ログファイルをローテーション」をクリックします。

    • 「トランザクションの回復」をクリックして、未完了のトランザクションを回復します。

同機能を持つ asadmin コマンド

start-instance

トランザクションの回復

トランザクションは、サーバークラッシュまたはリソースマネージャークラッシュのいずれかにより未完了になる可能性があります。これらの未完了トランザクションを完了させ、障害を回復させる必要があります。Application Server は、これらの障害を回復し、サーバーの起動時にそのトランザクションを完了するように設計されています。

選択されたサーバーが実行中の場合、回復は同じサーバーによって行われます。選択されたサーバーが実行中でない場合、選択した送信先サーバーが回復を実施します。

Procedureインスタンスを停止する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「スタンドアロンインスタンス」ノードを展開します。

  2. 停止したいインスタンスを選択します。

  3. 「一般」タブで、「インスタンスの停止」をクリックしてインスタンスを停止します。

同機能を持つ asadmin コマンド

stop-instance

Procedure管理サーバーをシャットダウンする

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「スタンドアロンインスタンス」ノードを選択します。

  2. 管理サーバーインスタンスを選択します。

  3. 「停止」をクリックします。

    管理サーバーをシャットダウンするかどうかを確認するダイアログが表示されます。

設定変更

Application Server 設定の変更

次の設定変更を実行した場合は、変更を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

手順については、「サーバーまたはドメインの再起動」を参照してください。

動的設定を使用すると、ほとんどの変更はサーバーが実行している間に有効になります。次の設定を変更した場合は、サーバーを再起動しないでください。

asadmin reconfig コマンドは推奨されなくなり、不要になったことに注意してください。設定の変更は、サーバーに対して動的に適用されます。

Application Server のポート

次の表に、Application Server のポートリスナーを示します。

表 1–2 ポートを使用する Application Server リスナー

リスナー (Listener) 

デフォルトのポート番号 

説明 

管理サーバー 

4849 

ドメインの管理サーバーには、管理コンソールと asadmin ユーティリティーを使ってアクセスします。管理コンソールの場合は、ブラウザの URL にポート番号を指定します。リモートから asadmin コマンドを実行する場合は、--port オプションを使用してポート番号を指定します。

HTTP 

8080 

Web サーバーはポート上で HTTP 要求を待機します。配備された Web アプリケーションとサービスにアクセスするために、クライアントはこのポートに接続します。 

HTTPS 

8181 

セキュア通信用に設定された Web アプリケーションは、個別のポートで待機します。 

IIOP 

 

EJB コンポーネントである Enterprise JavaBeans のリモートクライアントは IIOP リスナー経由で Beans にアクセスします。 

IIOP、SSL 

 

セキュア通信用に設定された IIOP リスナーは、ほかのポートを使用します。 

IIOP、SSL、および相互認証 

 

相互 (クライアントおよびサーバー) 認証用に設定された IIOP リスナーは、もう一方のポートを使用します。 

Procedureポート番号を表示する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、スタンドアロンインスタンスノードの下にあるインスタンスを選択します。

  2. 「プロパティー」タブを選択します。

  3. 「インスタンス固有」ページで、デフォルトのポート番号を確認します。構成を設定して、これらの値をオーバーライドできます。

Procedure管理サーバーポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 「server-config (管理設定)」ノードを展開します。

  3. 「HTTP サービス」ノードを展開します。

  4. 「HTTP リスナー」ノードを展開します。

  5. 「admin-listener」ノードを選択します。

  6. 「HTTP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  7. サーバーを再起動します。

ProcedureHTTP ポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで「HTTP サービス」ノードを展開します。

  2. 「HTTP リスナー」ノードを展開します。

  3. 変更するポート番号の HTTP リスナーを選択します。

  4. 「HTTP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  5. 「保存」をクリックします。

  6. サーバーを再起動します。

ProcedureIIOP ポートを変更する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを展開します。

  2. 「server-config (管理設定)」ノードを展開します。

  3. 「ORB」ノードを展開します。

  4. 「IIOP リスナー」ノードを展開します。

  5. 変更するポート番号のリスナーを選択します。

  6. 「IIOP リスナーを編集」ページで、「リスナーポート」フィールドの値を変更します。

  7. 「保存」をクリックします。

  8. サーバーを再起動します。

Procedure管理サービスを使用して JMX コネクタを設定する

管理サービスを使用して、JSR-160 準拠のリモート JMX コネクタを設定してください。これは、ドメイン管理サーバーとノードエージェントとの間の通信を処理し、ノードエージェントは、リモートサーバーインスタンスの代わりに、ホストマシンのサーバーインスタンスを管理します。

管理サービスは、サーバーインスタンスが通常のインスタンスか、ドメイン管理サーバー (DAS) か、あるいは組み合わせかを決定します。DAS は、ユーザーアプリケーション要求を処理する能力はあるものの、ユーザーアプリケーションとリソースが、DAS に対しては配備されないことを除いて、J2EE サーバーインスタンスと似ています。DAS と J2EE サーバーインスタンス間の唯一の大きな違いは、DAS は、サーバーインスタンスの同質ユニットであるクラスタの一部にはならない点です。

手順
  1. ツリーから「設定」を選択します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    1. 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    2. default-config のコピーを利用する将来のインスタンスのためにデフォルトの設定値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. ツリーから「管理サービス」を選択します。

  4. 「タイプ」ドロップダウンメニューから、管理サービスを設定する DAS、DAS とサーバー、またはサーバーを選択します。DAS とサーバーを選択することは、DAS を選択することと同じです。サーバーを選択すると、DAS 以外のサーバーインスタンスが選択されます。

  5. 「JMX コネクタ名」フィールドに、内部的に使用する JMX コネクタの名前を入力します。コネクタの名前は、system です。

ProcedureJMX コネクタの設定を編集する

「JMX コネクタを編集」画面で、JSR 160 準拠の JMX コネクタの設定を編集できます。

手順
  1. ツリーから「設定」を選択します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    • default-config のコピーを利用する将来のインスタンスのためにデフォルトの設定値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. 「管理サービス」ノードを展開して、内部的に使用される JMX コネクタである「システム」をクリックします。

  4. JMX コネクタサーバーのポートを入力します。

    JMX サービスの URL は、JSR 160 1.0 仕様によって定義されているプロトコル、ポート、およびアドレスの関数です。

  5. この JMX コネクタがサポートするプロトコルを入力します。

    Application Server version 8.1 は、rmi_jrmp プロトコルのみをサポートします。

  6. 「レルム名」フィールドに、特別な管理レルムを表す名前を入力します。

    すべての認証は、このレルムによって処理されます。

  7. 「有効」チェックボックスを選択して、JMX コネクタで Transport Layer Security が使用されるように指示します。

J2SE ソフトウェアの変更

Application Server は JavaTM 2 Standard Edition (J2SETM) ソフトウェアに依存します。Application Server をインストールすると、J2SE ソフトウェアのディレクトリが指定されます。J2SE ソフトウェアの変更手順については、「JVM の一般設定を行う」を参照してください。

オンラインヘルプの利用

管理コンソールのオンラインヘルプには、操作内容に関連した情報が表示されます。右上の「ヘルプ」リンクをクリックすると、ヘルプブラウザウィンドウに、現在の「管理コンソール」ページに関連したトピックが表示されます。現在のページにヘルプ情報がない場合は、「オンラインヘルプの使用」トピックが表示されます。

オンラインヘルプには、文脈依存ではない概念トピックが含まれています。これらのトピックの 1 つを表示するには、ヘルプブラウザウィンドウの目次から選択します。

Procedure前のヘルプ画面に戻る

手順
  1. ヘルプブラウザウィンドウ内で、マウスの右ボタンをクリックして選択メニューを表示します。

  2. 「戻る」を選択します。

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