Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

EJB タイマーサービス設定の設定

タイマーサービスは、Enterprise JavaBeans により通知やイベントをスケジュールするのに使われ、Enterprise JavaBean コンテナが提供する持続的なトランザクション通知サービスです。ステートフルセッション Beans 以外の Enterprise JavaBeans はすべて、タイマーサービスからの通知を受信できます。このサービスによって設定されたタイマーは、サーバーのシャットダウンや再起動では破棄されません。

Procedureタイマーサービスを設定する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを選択します。

  2. 設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    • すべてのインスタンスのデフォルト値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. 「EJB コンテナ」ノードを選択します。

  4. 「EJB タイマーサービス」タブをクリックします。

  5. 「最小配信間隔」フィールドで、最小配信間隔をミリ秒単位で設定します。

    最小配信間隔とは、次のタイマーの有効期限が切れて特定のタイマーの発生が可能になるまでのミリ秒単位の時間です。この間隔の設定が短すぎると、サーバーがオーバーロードする可能性があります。

  6. 「最大再配信回数」フィールドで、タイマーサービスが通知の配信を試みる最大回数を設定します。

  7. 「再配信間隔」フィールドで、再配信を試みる間隔をミリ秒単位で設定します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. Application Server を再起動します。

Procedureタイマーサービスで外部データベースを使用する

デフォルトで、タイマーサービスはタイマーを格納するために埋め込みデータベースを使います。

手順
  1. 「JDBC リソースを作成する」の説明に従って、データベースの JDBC リソースを設定します。

  2. 「タイマーデータソース」フィールドで、そのリソースの JNDI 名を入力します。

  3. 「保存」をクリックします。

  4. Application Server を再起動します。

    PointBase や Oracle のタイマーデータベース作成ファイルのサンプルは、install-dir/lib/install/databases/ で提供されています。