監視機能を使用して Application Server のサーバーインスタンスに配備されている各種コンポーネントおよびサービスの実行時状態を把握します。実行時コンポーネントとプロセスに関する情報を使用して、チューニングに関わるパフォーマンスボトルネックを識別し、処理能力を計画し、障害を見積もり、障害の場合の原因を分析して、期待通りの機能性を確保できます。
監視をオンにすると、オーバーヘッドの増大によりパフォーマンスが低下します。
Application Server を監視するには、次の手順を実行します。
管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視を有効にします。
この手順の詳細については、「監視の有効化と無効化に関する管理コンソールタスク」を参照してください。
管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視データを表示します。
この手順の詳細については、「監視データの表示に関する管理コンソールタスク」を参照してください。
Application Server は、ツリー構造を使って監視可能なオブジェクトを追跡します。監視オブジェクトのツリーは動的であり、インスタンス内におけるコンポーネントの追加、更新、削除に応じて変更されます。ツリー内のルートオブジェクトは、server などのサーバーインスタンス名です。Platform Edition では、1 つのサーバーインスタンスしか使用できません。
次のコマンドを実行すると、ツリーのトップレベルが表示されます。
asadmin> list --user adminuser --monitor server server.applications server.http-service server.connector-service server.jms-service server.jvm server.orb server.resources server.thread-pools |
次の各節では、これらのサブツリーについて説明します。
次の図に、エンタープライズアプリケーションの各種コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。詳細については、「EJB コンテナの統計」を参照してください。
applications |--- application1 | |--- ejb-module-1 | | |--- ejb1 * | | |--- cache (エンティティー/sfsb) * | | |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) * | | |--- methods | | |---method1 * | | |---method2 * | | |--- stateful-session-store (sfsb)* | | |--- timers (ステートレスセッション/エンティティー/mdb) * | |--- web-module-1 | | |--- virtual-server-1 * | | |---servlet1 * | | |---servlet2 * |--- standalone-web-module-1 | | |----- virtual-server-2 * | | |---servlet3 * | | |---servlet4 * | | |----- virtual-server-3 * | | |---servlet3 *(ほかの仮想サーバーと同一のサーブレット) | | |---servlet5 * |--- standalone-ejb-module-1 | | |--- ejb2 * | | |--- cache (エンティティー/sfsb) * | | |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティー Bean 用) * | | |--- methods | | |--- method1 * | | |--- method2 * |--- application2
HTTP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「HTTP サービスの統計」を参照してください。
http-service |--- virtual-server-1 |--- http-listener-1 * |--- http-listener-2 * |--- virtual-server-2 |--- http-listener-1 * |--- http-listener-2 *
http-service * |---connection-queue * |---dns * |---file-cache * |---keep-alive * |---pwc-thread-pool * |---virtual-server-1* | |--- request * |---virtual-server-2* | |--- request *
リソースノードには、JDBC 接続プールやコネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種リソースコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JDBC 接続プールの統計」を参照してください。
resources |---connection-pool1(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)* |---connection-pool2(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*
コネクタサービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種コネクタサービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。
connector-service |--- resource-adapter-1 | |-- connection-pools | | |-- pool-1 (このプールのすべてのプール状態) | |-- work-management (このリソースアダプタのすべての作業管理状態)
JMS サービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 JMS サービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。
jms-service |-- connection-factories (リソースアダプタの世界では AKA 接続プールと呼ばれる) | |-- connection-factory-1 (この接続ファクトリのすべての接続ファクトリ状態) |-- work-management (この MQ リソースアダプタのすべての作業管理状態)
ORB ノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「ORB の接続マネージャーの統計」を参照してください。
orb |--- connection-managers | |--- connection-manager-1 * | |--- connection-manager-1 *
スレッドプールノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「スレッドプールの統計」を参照してください。
thread-pools | |--- thread-pool-1 * | |--- thread-pool-2 *
この節では、利用可能な監視統計について説明します。
EJB 統計を次の表に示します。
表 16–1 EJB 統計
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
createcount |
CountStatistic |
特定の EJB に対する create メソッドの呼び出し回数。 |
removecount |
CountStatistic |
特定の EJB に対する remove メソッドの呼び出し回数。 |
pooledcount |
RangeStatistic |
プールされた状態にあるエンティティー Bean の数。 |
readycount |
RangeStatistic |
実行可能状態にあるエンティティー Bean の数。 |
messagecount |
CountStatistic |
特定のメッセージ駆動型 Bean に対して受信されたメッセージの数。 |
methodreadycount |
RangeStatistic |
MethodReady 状態にあるステートフルまたはステートレスセッション Beans の数。 |
passivecount |
RangeStatistic |
Passive 状態にあるステートフルセッション Beans の数。 |
EJB メソッド呼び出しに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–2 EJB メソッドの統計
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
methodstatistic |
TimeStatistic |
特定の操作の呼び出し回数。その呼び出しにかかった合計時間など。 |
CountStatistic |
メソッド実行時に例外が発生した回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
|
CountStatistic |
メソッドが正常に実行された回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
|
CountStatistic |
成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
EJB セッションストアに関する統計を、次の表に示します。
表 16–3 EJB セッションストアの統計
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
currentSize |
RangeStatistic |
現在ストア内に存在している、非活性化またはチェックポイント化されたセッションの数。 |
activationCount |
CountStatistic |
ストアから活性化されたセッションの数。 |
activationSuccessCount |
CountStatistic |
ストアからの活性化に成功したセッションの数 |
activationErrorCount |
CountStatistic |
成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
passivationCount |
CountStatistic |
このストアを使って非活性化されたセッションの数。 |
passivationSuccessCount |
CountStatistic |
このストアを使って正常に非活性化されたセッションの数。 |
passivationErrorCount |
CountStatistic |
このストアを使って非活性化できなかったセッションの数。 |
expiredSessionCount |
CountStatistic |
期限切れによりこのストアから削除されたセッションの数。 |
passivatedBeanSize |
CountStatistic |
このストアによって非活性化されたバイト数の合計 (合計、最小、最大を含む)。 |
passivationTime |
CountStatistic |
Beans のストアへの非活性化に要した時間 (合計、最小、最大を含む)。 |
checkpointCount (EE のみ) |
CountStatistic |
このストアを使ってチェックポイント化されたセッションの数。 |
checkpointSuccessCount (EE のみ) |
CountStatistic |
正常にチェックポイント化されたセッションの数。 |
checkpointErrorCount (EE のみ) |
CountStatistic |
チェックポイント化できなかったセッションの数。 |
checkpointedBeanSize (EE のみ) |
ValueStatistic |
ストアによってチェックポイント化された Beans の合計数。 |
checkpointTime (EE のみ) |
TimeStatistic |
Beans のストアへのチェックポイント化に要した時間。 |
EJB プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–4 EJB プールの統計
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
BoundedRangeStatistic |
関連付けられたプール内の EJB 数。これにより、プールがどのように変化しているかがわかります。 |
|
BoundedRangeStatistic |
未使用 Beans を取得するために待機しているスレッドの数。これは、要求が過剰である可能性を示します。 |
|
CountStatistic |
関連付けられたプール内でデータ収集開始後に作成された Beans の数。 |
|
CountStatistic |
関連付けられたプール内でデータ収集開始後に破棄された Beans の数。 |
|
CountStatistic |
メッセージ駆動型 Bean のサービスを提供するために JMS セッション内に一度にロード可能なメッセージの最大数。デフォルトは 1。メッセージ駆動型 Beans 用のプールにのみ適用されます。 |
EJB キャッシュに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–5 EJB キャッシュの統計
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
BoundedRangeStatistic |
ユーザー要求に対する Bean がキャッシュ内で見つからなかった回数。 |
|
BoundedRangeStatistic |
ユーザー要求に対するエントリがキャッシュ内で見つかった回数。 |
|
numbeansincache |
BoundedRangeStatistic |
キャッシュ内の Beans 数。これは現在のキャッシュサイズです。 |
CountStatistic |
非活性化された Bean の数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
非活性化中に発生したエラーの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
クリーンアップスレッドによって削除された期限切れセッションの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
非活性化が正常に終了した回数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
タイマーに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–6 タイマーの統計
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
numtimerscreated |
CountStatistic |
システム内で作成されたタイマーの数。 |
numtimersdelivered |
CountStatistic |
システムによって配信されたタイマーの数。 |
numtimersremoved |
CountStatistic |
システムから削除されたタイマーの数。 |
Web コンテナは、「アプリケーションのツリー」に示したオブジェクトツリー内に含まれます。Web コンテナの統計は、個々の Web アプリケーションごとに表示されます。Web コンテナのサーブレットに関して利用可能な統計を 「Web コンテナの統計」に、Web モジュールに関して利用可能な統計を 「Web コンテナの統計」に、それぞれ示します。
表 16–7 Web コンテナ (サーブレット) の統計
Statistic |
単位 |
データタイプ |
補足説明 |
---|---|---|---|
errorcount |
数値 |
CountStatistic |
応答コードが 400 以上になった場合の累計件数。 |
maxtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
Web コンテナの要求待ち状態の最大継続時間。 |
processingtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 |
requestcount |
数値 |
CountStatistic |
その時点までに処理された要求の合計数。 |
Web モジュールに関して利用可能な統計を、「Web コンテナの統計」に示します。
表 16–8 Web コンテナ (Web モジュール) の統計
Statistic |
データタイプ |
補足説明 |
---|---|---|
jspcount |
CountStatistic |
この Web モジュール内に読み込まれた JSP ページの数。 |
jspreloadcount |
CountStatistic |
この Web モジュール内に再読み込みされた JSP ページの数。 |
sessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールに対して作成されたセッションの合計数。 |
activesessionscurrent |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在アクティブになっているセッションの数。 |
activesessionshigh |
CountStatistic |
この Web モジュールで同時にアクティブになれるセッションの最大数。 |
rejectedsessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールで拒否されたセッションの合計数。これは、最大許可セッション数がすでにアクティブになっていたために作成されなかったセッションの数です。 |
expiredsessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールで期限切れになったセッションの合計数。 |
sessionsize (EE のみ) |
AverageRangeStatistic |
この Web モジュールのセッションのサイズ。値は high、low、average のいずれかです。ただし、直列化されたセッションの場合はバイト値になります。 |
containerlatency (EE のみ) |
AverageRangeStatistic |
応答時間要求全体の Web コンテナ部分の応答時間。値は high、low、average のいずれかです。 |
sessionpersisttime (EE のみ) |
AverageRangeStatistic |
この Web モジュールの HTTP セッション状態のバックエンドストアへの持続化に要した時間 (ミリ秒値、low、high、average のいずれか)。 |
cachedsessionscurrent (EE のみ) |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在メモリー内にキャッシュされているセッションの数。 |
passivatedsessionscurrent (EE のみ) |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在非活性化されているセッションの数。 |
HTTP サービスに関して利用可能な統計を、「HTTP サービスの統計」に示します。この統計は Platform Edition のみに適用されます。Enterprise Edition の場合の HTTP サービス統計については、「PWC (Production Web Container) の統計」を参照してください。
表 16–9 HTTP サービスの統計 (Platform Edition のみに適用)
Statistic |
単位 |
データタイプ |
補足説明 |
---|---|---|---|
bytesreceived |
バイト |
CountStatistic |
各要求プロセッサが受信したバイトの累計値。 |
bytessent |
バイト |
CountStatistic |
各要求プロセッサが送信したバイトの累計値。 |
currentthreadcount |
数値 |
CountStatistic |
リスナースレッドプール内に現在存在している処理スレッドの数。 |
currentthreadsbusy |
数値 |
CountStatistic |
要求処理用リスナースレッドプール内で現在使用されている要求処理スレッドの数。 |
errorcount |
数値 |
CountStatistic |
エラー回数の累計値。これは、応答コードが 400 以上になった場合の回数を表します。 |
maxsparethreads |
数値 |
CountStatistic |
存在可能な未使用応答処理スレッドの最大数。 |
minsparethreads |
数値 |
CountStatistic |
存在可能な未使用応答処理スレッドの最小数。 |
maxthreads |
数値 |
CountStatistic |
リスナーが作成する要求処理スレッドの最大数。 |
maxtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
スレッド処理時間の最大値。 |
processing-time |
ミリ秒 |
CountStatistic |
各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 |
request-count |
数値 |
CountStatistic |
その時点までに処理された要求の合計数。 |
JDBC リソースを監視することで、パフォーマンスを測定するとともに、実行時のリソースの使用状況を把握します。JDBC 接続の作成はコストのかかる処理であり、アプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックになることが多いため、JDBC 接続プールで新しい接続がどのように解放/作成されているかや、特定のプールから接続を取得するために待機しているスレッドがどれくらい存在するかを監視することが不可欠です。
JDBC 接続プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–10 JDBC 接続プールの統計
Statistic |
単位 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|---|
numconnfailedvalidation |
数値 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 |
numconnused |
数値 |
RangeStatistic |
接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 |
numconnfree |
数値 |
RangeStatistic |
前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 |
numconntimedout |
数値 |
BoundedRangeStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 |
averageconnwaittime |
数値 |
CountStatistic |
コネクタ接続プールに対する接続要求が成功した場合の平均接続待ち時間を示します。 |
waitqueuelength |
数値 |
CountStatistic |
サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 |
connectionrequestwaittime |
RangeStatistic |
接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 |
|
numconncreated |
ミリ秒 |
CountStatistic |
前回のリセット後に作成された物理接続の数。 |
numconndestroyed |
数値 |
CountStatistic |
前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 |
numconnacquired |
数値 |
CountStatistic |
プールから取得された論理接続の数。 |
numconnreleased |
数値 |
CountStatistic |
プールに解放された論理接続の数。 |
コネクタ接続プールに関して利用可能な統計を、「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」に示します。コネクタ作業管理に関する統計を、「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」に示します。
表 16–11 コネクタ接続プールの統計
Statistic |
単位 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|---|
numconnfailedvalidation |
数値 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 |
numconnused |
数値 |
RangeStatistic |
接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 |
numconnfree |
数値 |
RangeStatistic |
前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 |
numconntimedout |
数値 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 |
averageconnwaittime |
数値 |
CountStatistic |
接続プールからサービスを受けるまでにかかった平均接続待ち時間。 |
waitqueuelenght |
数値 |
CountStatistic |
サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 |
connectionrequestwaittime |
RangeStatistic |
接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 |
|
numconncreated |
ミリ秒 |
CountStatistic |
前回のリセット後に作成された物理接続の数。 |
numconndestroyed |
数値 |
CountStatistic |
前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 |
numconnacquired |
数値 |
CountStatistic |
プールから取得された論理接続の数。 |
numconnreleased |
数値 |
CountStatistic |
プールに解放された論理接続の数。 |
コネクタ作業管理に関して利用可能な統計を、「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」に示します。
表 16–12 コネクタ作業管理の統計
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
activeworkcount |
RangeStatistic |
コネクタによって実行された作業オブジェクトの数。 |
waitqueuelength |
RangeStatistic |
実行される前にキュー内で待機している作業オブジェクトの数。 |
workrequestwaittime |
RangeStatistic |
作業オブジェクトが実行されるまでの最長待ち時間と最短待ち時間。 |
submittedworkcount |
CountStatistic |
コネクタモジュールによって送信された作業オブジェクトの数。 |
rejectedworkcount |
CountStatistic |
Application Server によって拒否された作業オブジェクトの数。 |
completedworkcount |
CountStatistic |
完了した作業オブジェクトの数。 |
ORB の接続マネージャーに関して利用可能な統計を、「ORB の接続マネージャーの統計」に示します。
表 16–13 ORB の接続マネージャーの統計
Statistic |
単位 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|---|
connectionsidle |
数値 |
CountStatistic |
ORB への接続のうち、アイドル状態のものの合計数を提供します。 |
connectionsinuse |
数値 |
CountStatistic |
ORB への接続のうち、使用中のものの合計数を提供します。 |
totalconnections |
数値 |
BoundedRangeStatistic |
ORB への接続の合計数。 |
スレッドプールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–14 スレッドプールの統計
Statistic |
単位 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|---|
averagetimeinqueue |
ミリ秒 |
RangeStatistic |
キュー内の要求が処理されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。 |
averageworkcompletion-time |
ミリ秒 |
RangeStatistic |
1 つの作業の平均完了時間 (ミリ秒)。 |
currentnumberofthreads |
数値 |
BoundedRangeStatistic |
要求処理スレッドの現在の数。 |
numberofavailablethreads |
数値 |
CountStatistic |
利用可能なスレッドの数。 |
numberofbusythreads |
数値 |
CountStatistic |
ビジー状態のスレッドの数。 |
totalworkitemsadded |
数値 |
CountStatistic |
その時点までに作業キューに追加された作業項目の合計数。 |
トランザクションサービスを使えば、クライアントはトランザクションサブシステムをフリーズできます。フリーズすると、トランザクションをロールバックしたり、フリーズ時点で処理中であったトランザクションを特定したりできます。トランザクションサービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–15 トランザクションサービスの統計
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
activecount |
CountStatistic |
現在アクティブなトランザクションの数。 |
activeids |
StringStatistic |
現在アクティブなトランザクションの ID。それらの各トランザクションは、トランザクションサービスのフリーズ後にロールバックすることができます。 |
committedcount |
CountStatistic |
コミットされたトランザクションの数。 |
rolledbackcount |
CountStatistic |
ロールバックされたトランザクションの数。 |
state |
StringStatistic |
トランザクションがフリーズされたかどうかを示します。 |
JVM の監視可能な属性は、常に有効になっています。JVM に関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–16 JVM の統計
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
heapsize |
BoundedRangeStatistic |
JVM のメモリーヒープサイズの上限と下限の間にある常駐メモリーフットプリント。 |
uptime |
CountStatistic |
JVM の稼働時間。 |
Application Server がバージョン 5.0 以上の J2SE 上で動作するように設定されている場合、JVM から追加の監視情報を取得できます。監視レベルを「低」に設定すると、この追加情報の表示が有効になります。監視レベルを「高」に設定すると、さらにシステム内の各ライブスレッドに関する情報も表示されます。J2SE 5.0 で利用可能な追加監視機能の詳細については、『Monitoring and Management for the Java Platform』というタイトルの文書を参照してください。この文書は http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/management/ で利用可能になっています。
J2SE 5.0 の監視ツールについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/tooldocs/#manage を参照してください。
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なクラス読み込み関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–17 J2SE 5.0 の JVM 統計- クラス読み込み
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
loadedclasscount |
CountStatistic |
JVM 内に現在読み込まれているクラスの数。 |
totalloadedclasscount |
CountStatistic |
JVM の実行開始後に読み込まれたクラスの合計数。 |
unloadedclasscount |
CountStatistic |
JVM の実行開始後に JVM から読み込み解除されたクラスの数。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なコンパイル関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–18 J2SE 5.0 の JVM 統計 - コンパイル
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
totalcompilationtime |
CountStatistic |
コンパイルに費やされた時間の累計 (ミリ秒)。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なガベージコレクション関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–19 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ガベージコレクション
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
collectioncount |
CountStatistic |
実行されたコレクションの合計回数。 |
collectiontime |
CountStatistic |
コレクション時間の累計値 (ミリ秒)。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なメモリー関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–20 J2SE 5.0 の JVM 統計 - メモリー
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
objectpendingfinalizationcount |
CountStatistic |
ファイナライズを保留しているオブジェクトの概算数。 |
initheapsize |
CountStatistic |
JVM が最初に要求したヒープのサイズ。 |
usedheapsize |
CountStatistic |
現在使用されているヒープのサイズ。 |
maxheapsize |
CountStatistic |
メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 |
committedheapsize |
CountStatistic |
JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 |
initnonheapsize |
CountStatistic |
JVM が最初に要求した非ヒープ領域のサイズ。 |
usednonheapsize |
CountStatistic |
現在使用されている非ヒープ領域のサイズ。 |
maxnonheapsize |
CountStatistic |
メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 |
committednonheapsize |
CountStatistic |
JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なオペレーティングシステム関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–21 J2SE 5.0 の JVM 統計 - オペレーティングシステム
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
arch |
StringStatistic |
オペレーティングシステムのアーキテクチャー。 |
availableprocessors |
CountStatistic |
JVM が使用できるプロセッサの数。 |
name |
StringStatistic |
オペレーティングシステムの名前。 |
version |
StringStatistic |
オペレーティングシステムのバージョン。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なランタイム関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–22 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ランタイム
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
name |
StringStatistic |
実行中の JVM を表す名前 |
vmname |
StringStatistic |
JVM 実装の名前。 |
vmvendor |
StringStatistic |
JVM 実装のベンダー。 |
vmversion |
StringStatistic |
JVM 実装のバージョン。 |
specname |
StringStatistic |
JVM 仕様の名前。 |
specvendor |
StringStatistic |
JVM 仕様のベンダー。 |
specversion |
StringStatistic |
JVM 仕様のバージョン。 |
managementspecversion |
StringStatistic |
JVM が実装している管理仕様のバージョン。 |
classpath |
StringStatistic |
システムクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 |
librarypath |
StringStatistic |
Java のライブラリパス。 |
bootclasspath |
StringStatistic |
ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 |
inputarguments |
StringStatistic |
JVM に渡された入力引数。main メソッドに対する引数は含みません。 |
uptime |
CountStatistic |
JVM の稼働時間 (ミリ秒)。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能な ThreadInfo 関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–23 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ThreadInfo
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
threadid |
CountStatistic |
スレッドの ID。 |
threadname |
StringStatistic |
スレッドの名前。 |
threadstate |
StringStatistic |
スレッドの状態。 |
blockedtime |
CountStatistic |
このスレッドが BLOCKED 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
blockedcount |
CountStatistic |
このスレッドが BLOCKED 状態に入った合計回数。 |
waitedtime |
CountStatistic |
スレッドが WAITING 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
waitedcount |
CountStatistic |
スレッドが WAITING 状態または TIMED_WAITING 状態になった合計回数。 |
lockname |
StringStatistic |
このスレッドが獲得をブロックされている監視ロック、またはこのスレッドが Object.wait メソッド経由で通知されるのを待っている監視ロックの文字列表現。 |
lockownerid |
CountStatistic |
このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの ID。 |
lockownername |
StringStatistic |
このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの名前。 |
stacktrace |
StringStatistic |
このスレッドに関連付けられているスタックトレース。 |
J2SE 5.0 の JVM で利用可能なスレッド関連の統計を、「J2SE 5.0 の JVM 統計」に示します。
表 16–24 J2SE 5.0 の JVM 統計 - スレッド
Statistic |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
threadcount |
CountStatistic |
ライブデーモンスレッドと非デーモンスレッドの現在の数。 |
peakthreadcount |
CountStatistic |
JVM 起動後またはピーク値リセット後におけるライブスレッドのピーク数。 |
totalstartedthreadcount |
CountStatistic |
JVM が起動されて以来、作成されたスレッド、起動されたスレッド、作成および起動されたスレッドの合計数。 |
daemonthreadcount |
CountStatistic |
ライブデーモンスレッドの現在の数。 |
allthreadids |
StringStatistic |
すべてのライブスレッド ID のリスト。 |
currentthreadcputime |
CountStatistic |
CPU 時間の測定が有効になっている場合は、現在のスレッドに対する CPU 時間 (ナノ秒)。CPU 時間の測定が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
monitordeadlockedthreads |
StringStatistic |
監視デッドロックが発生しているスレッド ID のリスト。 |
Application Server の Enterprise Edition (EE) では、PWC の次のコンポーネントとサービスに関する統計が利用可能です。
「PWC (Production Web Container) の統計」、PWC 仮想サーバー
「PWC (Production Web Container) の統計」、PWC ファイルキャッシュ
「PWC (Production Web Container) の統計」、PWC キープアライブ
「リスナーと JMX コネクタに関する管理コンソールタスク」、PWC スレッドプール
「PWC (Production Web Container) の統計」、PWC 接続キュー
「PWC (Production Web Container) の統計」、PWC HTTP サービス
PWC 仮想サーバーに関する統計を、「PWC (Production Web Container) の統計」に示します。
表 16–25 PWC 仮想サーバーの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
id |
StringStatistic |
仮想サーバーの ID。 |
mode |
StringStatistic |
仮想サーバーのモード。unknown、active のいずれかを選択できます。 |
hosts |
StringStatistic |
この仮想サーバーからサービスを受けているホストの名前。 |
interfaces |
StringStatistic |
仮想サーバーに設定されたインタフェース (リスナー) のタイプ。 |
PWC 要求に関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–26 PWC 要求の統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
method |
StringStatistic |
要求で使用されたメソッド。 |
uri |
StringStatistic |
最後に処理された URI。 |
countrequests |
CountStatistic |
処理された要求の数。 |
countbytestransmitted |
CountStatistic |
送信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0 |
countbytesreceived |
CountStatistic |
受信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0。 |
ratebytesreceived |
CountStatistic |
サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合は 0 |
maxbytestransmissionrate |
CountStatistic |
サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの最大送信速度。この情報が利用不可能な場合は 0。 |
countopenconnections |
CountStatistic |
現在開いている接続の数。この情報が利用不可能な場合は 0。 |
maxopenconnections |
CountStatistic |
同時に開ける接続の最大数。この情報が利用不可能な場合は 0。 |
count2xx |
CountStatistic |
コード 2XX の応答の合計数。 |
count3xx |
CountStatistic |
コード 3XX の応答の合計数。 |
count4xx |
CountStatistic |
コード 4XX の応答の合計数。 |
count5xx |
CountStatistic |
コード 5XX の応答の合計数。 |
countother |
CountStatistic |
その他の応答コードを含む応答の合計数。 |
count200 |
CountStatistic |
コード 200 の応答の合計数。 |
count302 |
CountStatistic |
コード 302 の応答の合計数。 |
count304 |
CountStatistic |
コード 304 の応答の合計数。 |
count400 |
CountStatistic |
コード 400 の応答の合計数。 |
count401 |
CountStatistic |
コード 401 の応答の合計数。 |
count403 |
CountStatistic |
コード 403 の応答の合計数。 |
count404 |
CountStatistic |
コード 404 の応答の合計数。 |
count503 |
CountStatistic |
コード 503 の応答の合計数。 |
キャッシュ情報セクションでは、ファイルキャッシュの使用状況に関する情報が提供されます。PWC ファイルキャッシュに関する統計を、次の表に示します。
表 16–27 PWC ファイルキャッシュの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
flagenabled |
CountStatistic |
ファイルキャッシュが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、0 (no)、1 (yes) のいずれかです。 |
secondsmaxage |
CountStatistic |
有効なキャッシュエントリの最大有効期間 (秒)。 |
countentries |
CountStatistic |
現在のキャッシュエントリの数。単一のキャッシュエントリは単一の URI を表します。 |
maxentries |
CountStatistic |
同時に存在可能なキャッシュエントリの最大数。 |
countopenentries |
CountStatistic |
特定のオープンファイルに関連付けられたエントリの数。 |
maxopenentries |
CountStatistic |
特定のオープンファイルに同時に関連付けることのできるキャッシュエントリの最大数。 |
sizeheapcache |
CountStatistic |
キャッシュコンテンツ格納用のヒープ領域。 |
maxheapcachesize |
CountStatistic |
キャッシュファイルコンテンツ格納用のヒープ領域の最大サイズ。 |
sizemmapcache |
CountStatistic |
メモリーにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間。 |
maxmmapcachesize |
CountStatistic |
ファイルキャッシュがメモリーにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間の最大サイズ。 |
counthits |
CountStatistic |
キャッシュ検索の成功回数。 |
countmisses |
CountStatistic |
キャッシュ検索の失敗回数。 |
countinfohits |
CountStatistic |
ファイル情報検索の成功回数。 |
countinfomisses |
CountStatistic |
キャッシュファイル情報検索の失敗回数。 |
countcontenthits |
CountStatistic |
キャッシュファイルコンテンツのヒット数。 |
countcontentmisses |
CountStatistic |
ファイル情報検索の失敗回数。 |
このセクションでは、サーバーの HTTP レベルキープアライブシステムに関する情報が提供されます。PWC キープアライブに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–28 PWC キープアライブの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
countconnections |
CountStatistic |
キープアライブモードの接続の数。 |
maxconnections |
CountStatistic |
同時に存在可能なキープアライブモード接続の最大数。 |
counthits |
CountStatistic |
キープアライブモードの接続が有効な要求を生成した回数の合計。 |
countflushes |
CountStatistic |
キープアライブ接続がサーバーによって閉じられた回数。 |
countrefusals |
CountStatistic |
サーバーがキープアライブスレッドに接続を渡せなかった回数。その原因はおそらく、持続接続が多すぎたことにあります。 |
counttimeouts |
CountStatistic |
クライアント接続が何の活動も見られないままタイムアウトに達し、サーバーがそのキープアライブ接続を終了した回数。 |
secondstimeout |
CountStatistic |
アイドル状態のキープアライブ接続が閉じられるまでの時間 (秒)。 |
DNS キャッシュでは、IP アドレスと DNS 名がキャッシュされます。サーバーの DNS キャッシュはデフォルトで無効になっています。単一のキャッシュエントリは、単一の IP アドレスまたは単一の DNS 名の検索を表します。PWC DNS に関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 16–29 PWC DNS の統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
flagcacheenabled |
CountStatistic |
DNS キャッシュが有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。 |
countcacheentries |
CountStatistic |
キャッシュ内に現在存在している DNS エントリの数。 |
maxcacheentries |
CountStatistic |
キャッシュ内に格納できる DNS エントリの最大数。 |
countcachehits |
CountStatistic |
DNS キャッシュ検索の成功回数。 |
countcachemisses |
CountStatistic |
DNS キャッシュ検索の失敗回数。 |
flagasyncenabled |
CountStatistic |
非同期 DNS 検索が有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。 |
countasyncnamelookups |
CountStatistic |
非同期 DNS 名検索の合計回数。 |
countasyncaddrlookups |
CountStatistic |
非同期 DNS アドレス検索の合計回数。 |
countasynclookupsinprogress |
CountStatistic |
処理中の非同期検索の数。 |
PWC スレッドプールに関する統計を、次の表に示します。
表 16–30 PWC スレッドプールの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
id |
StringStatistic |
スレッドプールの ID。 |
countthreadsidle |
CountStatistic |
現在アイドル状態になっている要求処理スレッドの数。 |
countthreads |
CountStatistic |
要求処理スレッドの現在の数。 |
maxthreads |
CountStatistic |
同時に存在可能な要求処理スレッドの最大数。 |
countqueued |
CountStatistic |
このスレッドプールの処理待ちキューに格納されている要求の数。 |
peakqueued |
CountStatistic |
キュー内に同時に格納された要求の最大数。 |
maxqueued |
CountStatistic |
キュー内に同時に格納可能な要求の最大数。 |
接続キューとは、処理される前の要求が格納されるキューのことです。接続キューの統計は、キュー内のセッション数や接続が受け付けられるまでの平均遅延時間などを示します。PWC 接続キューに関する統計を、次の表に示します。
表 16–31 PWC 接続キューの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
id |
StringStatistic |
接続キューの ID。 |
counttotalconnections |
CountStatistic |
受け付けられた接続の合計数。 |
countqueued |
CountStatistic |
キュー内に現在存在している接続の数。 |
peakqueued |
CountStatistic |
キュー内に同時に存在していた接続の最大数。 |
maxqueued |
CountStatistic |
接続キューの最大サイズ。 |
countoverflows |
CountStatistic |
キューがいっぱいになったために接続を格納できなかった回数。 |
counttotalqueued |
CountStatistic |
キューに格納された接続の合計数。1 つの接続がキュー内に複数回格納される可能性があります。このため、counttotalqueued の値は、counttotalconnections の値以上になります。 |
tickstotalqueued |
CountStatistic |
接続がキュー内で費やした合計ティック数。ティックは、システムに依存する時間の単位です。 |
countqueued1minuteaverage |
CountStatistic |
キュー内接続数の過去 1 分間における平均値。 |
countqueued5minuteaverage |
CountStatistic |
キュー内接続数の過去 5 分間における平均値。 |
countqueued15minuteaverage |
CountStatistic |
キュー内接続数の過去 15 分間における平均値。 |
PWC HTTP サービスに関する統計を、次の表に示します。
表 16–32 PWC HTTP サービスの統計 (EE のみ)
属性名 |
データタイプ |
説明 |
---|---|---|
id |
StringStatistic |
HTTP サービスのインスタンス名。 |
versionserver |
StringStatistic |
HTTP サービスのバージョン番号。 |
timestarted |
StringStatistic |
HTTP サービスが起動された時刻 (GMT)。 |
secondsrunning |
CountStatistic |
HTTP サービス起動後の経過時間 (秒)。 |
maxthreads |
CountStatistic |
各インスタンス内のワークスレッドの最大数。 |
maxvirtualservers |
CountStatistic |
各インスタンス内に設定可能な仮想サーバーの最大数。 |
flagprofilingenabled |
CountStatistic |
HTTP サービスのパフォーマンスプロファイリングが有効になっているかどうか。有効な値は 0、1 のいずれかです。 |
flagvirtualserveroverflow |
CountStatistic |
maxvirtualservers を超える仮想サーバーが設定されているかどうかを示します。これを 1 に設定すると、すべての仮想サーバーで統計が追跡されなくなります。 |
load1minuteaverage |
CountStatistic |
要求負荷の過去 1 分間における平均値。 |
load5minuteaverage |
CountStatistic |
要求負荷の過去 5 分間における平均値。 |
load15minuteaverage |
CountStatistic |
要求負荷の過去 15 分間における平均値。 |
ratebytestransmitted |
CountStatistic |
サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの送信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。 |
ratebytesreceived |
CountStatistic |
サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。 |