Directory Server はレプリケーションをサポートしており、冗長性と効率性を実現するさまざまな設定が可能です。1 つのホストから別のホストへの DIT の全部または一部をレプリケーションすることで、次の設定機能が利用できます。
ディレクトリ情報が 1 つのサーバー上にだけあるのではなく、複数のサーバーにレプリケートされるため、ディレクトリ情報へのアクセスがより容易になります。
ディレクトリ情報はローカルディレクトリサーバーにキャッシュされ、リモートディレクトリサーバーから情報にアクセスする手間を省いています。ディレクトリ情報のキャッシュにより、特に中央ディレクトリへのネットワーク帯域幅が限られている配備では、パフォーマンスが向上します。
実際の設定次第で、複数のディレクトリサーバーは単独の集中型サーバーよりも、メールクライアントの要求をより高速に処理できます。
ディレクトリのレプリケーション、ディレクトリパフォーマンスの調整、DIT 構造と設計の詳細については、Sun Java System Directory Server のマニュアルを参照してください。