オフラインユーザーへの電子メール通知とユーザーへのカレンダの予定の Instant Messaging ベース通知をサポートするように、Instant Messaging を配備することができます。
電子メール通知とカレンダアラートをサポートする Instant Messaging アーキテクチャー は、「Instant Messaging の基本アーキテクチャー」と同じ機能を提供します。この機能を提供するには、「Instant Messaging の基本アーキテクチャー」に記載されたコンポーネントを含める必要があります。電子メールアラートをサポートするには、Sun Java System Messaging Server などの SMTP サーバーもインストールする必要があります。カレンダアラートをサポートするには、Sun Java System Calendar Server もインストールする必要があります。
電子メール通知を有効にする場合、Instant Messaging のインストール時に使用する SMTP サーバーの指定が必要となります。SMTP サーバーがインストールされていない場合は、Instant Messaging ソフトウェアのインストール前にインストールを完了する必要があります。図 23–3 は、ネットワーク経由の電子メール通知に対応した Instant Messaging を示しています。
Calendar Server がインストールされていない場合は、Instant Messaging ソフトウェアのインストール前にインストールを完了する必要があります。図 23–4 は、ネットワーク経由のカレンダ通知に対応した Instant Messaging を示しています。
このアーキテクチャーの認証フローは基本配備と同じです。詳細については、「基本アーキテクチャーにおける認証」を参照してください。
この例では、次のようにします。
認証と検索用のユーザーエントリは LDAP サーバーに保持されます。
Instant Messaging サーバーは、オフラインユーザー宛てのメッセージを SMTP サーバーへ転送します。SMTP サーバーは、そのメッセージを電子メールとしてユーザーのメールボックスに送信します。
クライアントは Web サーバー (またはアプリケーションサーバー) から Instant Messaging リソースをダウンロードします。
クライアントは常に Instant Messaging マルチプレクサ経由で Instant Messaging サーバーに接続します。
この例では、次のように動作します。
認証と検索用のユーザーエントリは LDAP サーバーに保持されます。
ENS (Event Notification Server) がカレンダの予定の通知を Instant Messaging サーバーに送信し、そこから適切なエンドユーザーに通知が転送されます。
クライアントは Web サーバー (またはアプリケーションサーバー) から Instant Messaging リソースをダウンロードします。
クライアントは常に Instant Messaging マルチプレクサ経由で Instant Messaging サーバーに接続します。