Sun Java System Message Queue 3 2005Q4 管理ガイド |
第 15 章
物理的送信先のプロパティーのリファレンスこの章では、物理的送信先の設定プロパティーに関する参照情報を提供します。これらのプロパティーは、物理的送信先の作成時または更新時に設定できます。自動作成される送信先の場合は、ブローカのインスタンス設定ファイルにデフォルト値を設定します (表 14-3 を参照)。
表 15-1 物理的送信先のプロパティー
プロパティー
データ型
デフォルト値
説明
maxNumMsgs1
整数
-1
消費されていないメッセージの最大数
値 -1 は、メッセージ数が無制限であることを示します。
デッドメッセージキューの場合、デフォルト値は 1000 です。
maxBytesPerMsg
文字列
-1
単一メッセージの最大サイズ (バイト単位)
持続メッセージの拒否は、プロデューシングクライアントに例外として報告されます。持続性のないメッセージの場合は、通知は送信されません。
次の接尾辞を使用して、バイト、K バイト、または M バイトの単位で値を表すことができます。
b バイト
k K バイト (1024 バイト)
m M バイト (1024 x 1024 = 1,048,576 バイト)接尾辞を付けない値は、バイト単位になります。値 -1 は、メッセージサイズが無制限であることを示します。
例:
1600 1600 バイト
1600b 1600 バイト
16k 16K バイト (= 16,384 バイト)
16m 16M バイト (= 16,777,216 バイト)
-1 無制限maxTotalMsgBytes1
文字列
-1
消費されていないメッセージの最大合計メモリー (バイト単位)
構文は maxBytesPerMsg と同じです (前述の説明を参照)。
デッドメッセージキューの場合、デフォルト値は 10m です。
limitBehavior
文字列
REJECT_NEWEST
メモリー制限のしきい値に達したときのブローカの動作
FLOW_CONTROL プロデューサの処理
速度を下げますREMOVE_OLDEST もっとも古いメッセー
ジを破棄しますREMOVE_LOW_PRIORITY 有効期限に従ってもっ
とも優先度の低い
メッセージを破棄
します。
プロデューシング
クライアントには
通知しませんREJECT_NEWEST もっとも新しい
メッセージを拒否
します。持続メッ
セージの場合のみ、
プロデューシング
クライアントに例外
を通知します値が REMOVE_OLDEST または REMOVE_LOW_PRIORITY で、useDMQ プロパティーが true の場合、超過したメッセージはデッドメッセージキューに移動されます。デッドメッセージキューは、デフォルトの制限動作が REMOVE_OLDEST であり、FLOW_CONTROL には設定できません。
maxNumProducers2
整数
-1
送信先のメッセージプロデューサの最大数
この制限に達すると、新しいプロデューサを作成できません。値 -1 は、プロデューサ数が無制限であることを示します。
maxNumActiveConsumers3
整数
1
キュー送信先からのロードバランスされた配信でアクティブにするメッセージコンシューマの最大数
値 -1 は、コンシューマ数が無制限であることを示します。Sun Java System Message Queue Platform Edition では、この値は 2 に制限されます。
maxNumBackupConsumers3
整数
0
キュー送信先からのロードバランスされた配信でバックアップにするメッセージコンシューマの最大数
値 -1 は、コンシューマ数が無制限であることを示します。Sun Java System Message Queue Platform Edition では、この値は 1 に制限されます。
consumerFlowLimit
整数
1000
コンシューマに単一のバッチで配信するメッセージの最大数
ロードバランスされたキュー配信では、ロードバランスが開始されるまでの、アクティブコンシューマにルーティングされるキュー内のメッセージの初期数になります。送信先コンシューマは、接続で低い値を指定することで、この制限をオーバーライドできます。
値 -1 は、コンシューマ数が無制限であることを示します。
isLocalOnly2
ブール
false
ローカル配信のみかどうか
このプロパティーは、ブローカクラスタ内の送信先のみに適用されます。送信先の作成後は変更できません。true の場合、送信先はほかのブローカに複製されず、ローカルコンシューマ (送信先が作成されたブローカに接続しているコンシューマ) だけにメッセージを配信するように制限されます。
ブール
false
ローカル配信優先かどうか
このプロパティーは、ブローカクラスタ内のロードバランスされたキュー配信のみに適用されます。true の場合、メッセージは、ローカルブローカにコンシューマがない場合にのみリモートコンシューマに配信されます。送信先をローカルのみの配信に制限しないでください。つまり、isLocalOnly を false にする必要があります。
useDMQ2
ブール
true
デッドメッセージをデッドメッセージキューに送信するかどうか
false の場合、デッドメッセージは単に破棄されます。
1クラスタ環境では、クラスタ内のすべての送信先のインスタンスに一括ではなく、各インスタンスに個別に適用されます
2デッドメッセージキューには適用されません
3キュー送信先のみ