Calendar Server が使用する LDAP 属性の管理には、「csattribute」ユーティリティー、または ldapmodify を使用します。csattribute を使用すると、属性をリスト表示、追加、または削除できます。属性を変更するには、ldapmodify を使用します。ここで説明する内容は次のとおりです。
インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsuser、icsgroup など)、または root としてログインします。
sbin ディレクトリに移動します。
ユーザーまたはリソースの属性をリスト表示するには、csattribute list コマンドを使用します。たとえば、ドメイン tchang@sesta.com の属性をリスト表示するには、次のコマンドを実行します。
./csattribute -t user -d sesta.com list tchang
インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsuser、icsgroup など)、または root としてログインします。
この属性の変更をすぐに認識されるようにする場合は、Calendar Server を停止します。そうでない場合は、Calendar Server を停止する必要はありません。
sbin ディレクトリに移動します。
ユーザーまたはリソースに属性を追加するには、csattribute add コマンドを使用します。たとえば、Conference_Schedule という値を持つ LDAP 属性 icsCalendar を tchang というユーザーに追加するには、次のように実行します。
./csattribute -a icsCalendar=Conference_Schedule add tchang@sesta.com
インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsuser、icsgroup など)、または root としてログインします。
この属性の変更をすぐに認識されるようにする場合は、Calendar Server を停止します。そうでない場合は、Calendar Server を停止する必要はありません。
sbin ディレクトリに移動します。
ユーザーまたはリソースから属性を削除するには、csattribute delete コマンドを使用します。たとえば、Conference_Schedule という値を持つ LDAP 属性 icsCalendar を tchang というユーザーから削除するには、次のように実行します。
./csattribute -a icsCalendar=Conference_Schedule -t user -d sesta.com delete tchang
LDAP エントリの属性を変更するには、ldapmodify を使用します。たとえば、uid=tchang という値を持つユーザーの状態を変更するには、次に示すように ldapmodify を使用します。
dn:uid=tchang,ou=people,o=sesta.com changetype: modify add: objectclass objectClass: icsCalendarUser add: icsStatus icsStatus: active |
サイトで LDAP CLD プラグインを使用している場合は、csattribute を使用して icsDWPHost の値を変更することにより、あるバックエンドホストから別のバックエンドホストにユーザーのカレンダを移動しようとすることは避けてください。icsDWPHost を変更しても、カレンダは新しいバックエンドホストに移動されません。バックエンドサーバー間でカレンダを移動する方法については、「ユーザーカレンダの管理」を参照してください。