Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

削除ログデータベースの破棄

Calendar Server は、「削除ログデータベースの自動破棄」「削除ログデータベースの手動破棄」の両方をサポートしています。

削除ログデータベースの自動破棄

削除ログデータベースのエントリを Calendar Server に自動破棄させることができます。

次の表は、自動破棄を制御する ics.conf ファイルのパラメータを示しています。

表 18–1 削除ログデータベースの自動破棄に適用される設定パラメータ

パラメータ 

説明 

service.admin.purge.deletelog

削除ログデータベース (ics50deletelog.db) エントリの自動破棄を有効化 (yes) または無効化 (no) します。

デフォルトは "no" です。

caldb.berkeleydb.purge.deletelog.interval

削除ログデータベース (ics50deletelog.db) のエントリを自動的に破棄する間隔を秒単位で指定します。

デフォルトは 60 秒です。

caldb.berkeleydb.purge.deletelog.beforetime

削除ログデータベース (ics50deletelog.db) から自動的に破棄するエントリの存続時間を秒単位で指定します。

デフォルトは 86400 秒 (1 日) です。

たとえば、5 分 (600 秒) おきに、2 日 (172800 秒) を経過した削除ログデータベースのエントリを Calendar Server に自動破棄させるには、「削除ログデータベースの自動破棄」のパラメータを次のように設定します。

service.admin.purge.deletelog="yes"
 caldb.berkeleydb.purge.deletelog.interval=600
 caldb.berkeleydb.purge.deletelog.beforetime=172800

パラメータの設定が完了したら、新しい値が適用されるように Calendar Server を再起動します。

削除ログデータベースの手動破棄

削除ログデータベース (ics50deletelog.db) のエントリを手動で破棄するには、cspurge ユーティリティーを使用します。

cspurge -e endtime -s starttime

endtimestarttime は、対象範囲の開始と終了を世界標準時形式 (GMT または UTC とも呼ばれる) で指定します。

cspurge を実行するには、Calendar Server を稼動しているユーザーとグループ (デフォルトでは icsusericsgroup)、またはスーパーユーザー (root) としてログインする必要があります。

たとえば、2003 年 7 月 1 日から 2003 年 7 月 31 日までのエントリを破棄するには、次のように実行します。

cspurge -e 20030731T235959Z -s 20030701T120000Z

詳細は、「cspurge」を参照してください。