csschedule ユーティリティーは、GSE (グループスケジューリングエンジン) キューに格納されているスケジュールエントリを管理します。次のコマンドがあります。
list: 指定されたカレンダ ID によって特定される、GSE キュー内のエントリを表示する。
delete: 指定したカレンダID によって特定される、GSE キュー内のエントリを削除する。
version: 現在インストールされているユーティリティーのバージョン番号を表示する。
このユーティリティーは、Calendar Server がインストールされているマシンでローカルに実行する必要があります。
Calendar Server は停止している必要があります。
インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsuser、icsgroup など)、または root としてログインする必要があります。
csschedule [-q|-v] [-c count] [-e endtime] [-s starttime] [-t scheduletime -o offset] [-u uid] list [calid] csschedule [-q|-v] [-t scheduletime -o offset -u uid -n sequencenumber -r rid] list [calid] csschedule [-q|-v] [-t scheduletime -o offset -u uid -n sequencenumber -r rid] delete [calid] csschedule [-q|-v] [-s starttime] [-e endtime] delete [calid] |
次の表は、csschedule ユーティリティーで使用できるコマンドを示しています。
表 D–32 csschedule ユーティリティーのコマンド
コマンド |
説明 |
---|---|
list |
指定したカレンダ ID によって特定される、GSE キュー内のエントリを表示します。 |
delete |
指定したカレンダ ID によって特定される、GSE キュー内のエントリを削除します。 |
version |
ユーティリティーのバージョンを表示します。 |
次の表は、csschedule ユーティリティーのコマンドオプションを示しています。
表 D–33 csschedule ユーティリティーのコマンドオプション
GSE キューに格納されているすべてのエントリについて詳細をリスト表示します。
csschedule -v list
GSE キューに格納されている最初の 10 エントリをリスト表示します。
csschedule -c 10 list
2000 年 12 月 31 日の 10 時 30 分 45 秒から 11 時 30 分 45 秒の間にスケジュールされている、GSE キューのエントリをリスト表示します。
csschedule -s 20001231T103045Z -e 20001231T113045Z list
tchang というカレンダで、スケジュール時刻が 10 時 30 分 45 秒、オフセット値が 2000 年 12 月 31 日 10 時 30 分 45 秒の 2、一意の ID が1111、定期予定 ID が 0、シーケンス番号が 0 の GSE キューエントリを表示します。
csschedule -v -t 20001231T103045Z -o 2 -u 1111 -r 0 -n 0 list tchang
tchang というカレンダで、スケジュール時刻が 10 時 30 分 45 秒、最初のオフセット値が 2000 年 12 月 31 日 10 時 30 分 45 秒、一意の ID が1111、定期予定 ID が 0、シーケンス番号が 0 の GSE キューエントリを削除します。
csschedule -v -t 20001231T103045Z -o 1 -u 1111 -r 0 -n 0 delete tchang
2000 年 12 月 31 日 10 時 30 分 45 秒から 16時 30 分 45 秒の間にスケジューリングされている、GSE 内のエントリを削除します。
csschedule -v -s 20001231T103045Z -e 20001231T163045Z delete
GSE キューに格納されているすべてのエントリを削除します。
csschedule -v delete