Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

cstool

cstool ユーティリティーでは、次のいずれかの ping を実行できます。

cstool ユーティリティーでは、バージョン番号も表示できます。

cstool は、次のプロセスでは ping に使用できません


注 –

設定ファイルの再読み込みを行うには、stop-calstart-cal を使用し、Calendar Server を停止してから再起動します。

設定の再読み込みに cstool を使用しないでください。予想外の望ましくない結果を招く可能性があります。

詳細は、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。


要件

構文


cstool [-q|-v] 
       [-h host] 
       [-p port] 
       [-t timeout] 
       ping [http|ens]

cstool [-q|-v] 
       [-h host] 
       version

次の表は、cstool のコマンドと、各パラメータを示しています。

表 D–36 cstool ユーティリティーのコマンド

コマンド 

パラメータ 

説明 

ping

[http|admin |ens]

どのパラメータも指定しない 

cshttpd プロセス、csadmind プロセス、または ENS プロセス (enpd) に対して ping を実行します。

Calendar Server がインストールされているサーバーに対して ping を実行します。 

version

なし 

ユーティリティーのバージョンを表示します。 

次の表は、cstool ユーティリティーのオプションを示しています。

表 D–37 cstool ユーティリティーのコマンドオプション

オプション 

説明 

-v

冗長モードで実行します。実行コマンドに関するすべての情報が表示されます。デフォルトはオフです。 

-q

非出力モードで実行します。 

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しません。

  • 危険なコマンドの実行確認は行われません。

    デフォルトはオフです。

-h host

Calendar Server が稼動しているマシンのホスト名を指定します。デフォルト値はインストール時に設定される、ics.conf ファイル内の local.hostname パラメータの設定です。リモートマシンで稼動する Calendar Server にアクセスする場合はこのオプションを使用する必要があります。

-p port

指定したサービスのポート。 サービスを指定しない場合は、ics.conf ファイルに定義されているポートのデフォルト値が適用されます。 

-t timeout

サーバーからの応答を待機する時間を秒単位で指定します。デフォルトは 120 秒です。