サービスの設定
次の表は、各種のサービス設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。
表 E–5 ics.conf ファイルのサービス設定用パラメータ|
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
|---|---|---|
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"yes" |
管理ツールのアラーム通知を有効 ("yes")、または無効 ("no") にします。 |
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"yes" |
"yes" に設定すると、csadmind データベースチェックポイントスレッドが開始されます。 |
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"8388608" |
管理セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ (バイト単位)。 |
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"yes" |
"yes" に設定すると、csadmind データベースデッドロック検出スレッドが開始されます。 |
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"no" |
"yes" に設定すると、csadmind ディスク容量低下監視スレッドが開始されます。 |
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"yes" |
"yes" に設定すると、すべてのサービスを開始するときに csadmind サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csadmind サービスを終了します。 |
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"120" |
csadmind で HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
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"100" |
許容される管理セッションの最大数。 |
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"10" |
1 管理セッションで実行されるスレッドの最大数。 |
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なし |
同時に実行可能な管理プロセスの最大数。 |
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service.admin.port 注意 |
なし |
システムによって設定されます。変更しないでください。 |
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"900" |
管理接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
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"no" |
"yes" に設定すると、csadmind サービス応答スレッドが開始されます。 |
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" " |
管理セッション要求用の一時ディレクトリ。 |
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"1800" |
csadmind で HTTP セッションをタイムアウトにするまで待機する秒数。 |
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"2" |
カレンダサービスの状態 (稼動、終了、待機) を調べる間隔 (秒単位)。 |
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"300" |
カレンダサービスが開始するまで待機する秒数。 |
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"300" |
カレンダサービスが終了するまで待機する秒数。 |
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"60" |
カレンダサービスに終了コマンドを送信するまで待機する秒数。 |
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"o=internet" |
ディレクトリ内の DC ツリーのルートサフィックス。 |
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"no" |
"yes" に設定すると、HTTP アクセスが許可されるかどうかについて DNS に対してクライアント IP アドレスがチェックされます。 |
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"0" |
プレーンテキスト形式のパスワードによるユーザーの認証に成功した後の遅延時間 (秒単位)。 |
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"calmaster" |
この Calendar Server の管理権限を持つユーザー ID を空白文字で区切って指定します。 |
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"no" |
"yes" に設定すると、プロキシ経由のログインが許可されます。 |
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"yes" |
"yes" に設定すると、匿名アクセス (認証なし) が許可されます。これは特殊なタイプのログインであり、指定した制限付きのアクセス (通常は公開カレンダへの読み取り専用アクセス) のみが許可されます。 |
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"" (Null) |
HTML ドキュメントを取得するための HTTP ホスト。 |
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"yes" |
cookie をサポートするかどうかをサーバーに指示します ("yes" または "no")。シングルサインオンを有効にするには、"yes" を指定する必要があります。 |
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"8388608" |
HTTP セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ。 |
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"" (Null) |
" " 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが許可されます。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによるローカル HTTP アクセスが許可されます。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切ります。 |
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"" (Null) |
" " 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってアクセスが拒否されます。たとえば、「ALL:LOCAL.sesta.com」と指定した場合は、sesta.com ドメインのすべてのユーザーによる HTTP アクセスが拒否されます。複数のフィルタを指定する場合は、CR-LF (改行) で区切ります。 |
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"." |
インポートされたファイルが一時的に格納されるディレクトリの local.queuedir への相対パス (指定する場合は絶対パス)。 |
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"yes" |
"yes" を指定すると、既存のセッションを参照するすべての要求は、同じ IP アドレスから発せられているものとして検証されます。 |
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"yes" |
"yes" を指定すると、すべてのサービスを開始するときに cshhpd サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに cshhpd サービスを終了します。 |
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"120" |
HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数。 |
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"yes" |
"yes" を指定すると、認証用の LDAP 接続とユーザー設定が作成、維持されます。 |
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"INADDR_ANY" |
HTTP サービスがクライアント要求を待機する TCP アドレスを指定します。"INADDR_ANY" は任意のアドレスを意味します。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、サーバーへの HTTP 接続が完全にログに記録されます。 |
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"5000" |
cshttpd サービスでの HTTP セッションの最大数。 |
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"20" |
cshttpd サービスでの HTTP 要求を処理するスレッドの最大数。 |
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"1" |
サーバーでの実行が必要な HTTP サービス (cshttpd) プロセスの最大並行実行数。 複数の CPU を持つサーバーについては、「複数 CPU 間でのロードバランスの使用」を参照してください。 |
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"80" |
Calendar Server ユーザーからの HTTP 要求用のポート。 |
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"" |
"" 以外を指定した場合は、TCP ドメインに基づくフィルタリングによってプロキシログインが許可されます。構文は service.http.domainallowed と同じです。 |
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"900" |
HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数。 |
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"http" |
HTTP セッション用の一時ディレクトリ。 |
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"1800" |
cshttpd サービスで HTTP セッションをタイムアウトにするまでの秒数。 |
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" " |
実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス。 |
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service.http.tmpdir |
実行可能ファイルへのすべての URL 参照が格納されるディレクトリの、実行可能ファイルに対する相対パス。 デフォルトは次のとおりです。"/var/opt/SUNWics5/tmp" |
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"html" |
デフォルトのカレンダクライアントが格納されるディレクトリ。WCAP アクセスだけを許可する場合は "" を指定します。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、LDAP SDK でキャッシュが使用されます。 |
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"30" |
service.ldapmemcache に "yes" を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡されます。これは項目をキャッシュしておける最大秒数です。0 を指定した場合、項目をキャッシュしておける時間に制限が適用されなくなります。 |
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"131072" |
service.ldapmemcache に "yes" を指定した場合に、この値は LDAP SDK に渡されます。これはキャッシュに使用できるメモリーの最大容量 (バイト単位) です。0 を指定した場合、キャッシュ容量の制限は適用されなくなります。 |
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.allowpubliccalendarwrite |
"yes" |
"yes" を指定すると、書き込み可能な公開カレンダに対する匿名ユーザーによる書き込みが許可されます。 |
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"text/calendar" |
現在は空き/予定ありだけに適用されているコマンドのデフォルトの出力形式を指定します。 |
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"30" |
get_freebusy の範囲指定の開始時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定します。 |
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"30" |
get_freebusy の範囲指定の終了時刻に適用される、現在時刻からのデフォルトのオフセットを指定します。 |
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service.wcap.freebusy.redirecturl |
““ |
移行プロセスの場合、移行が部分的に行われると、カレンダが元のデータベースと Calendar Server のターゲットデータベースに分かれます。カレンダが Calendar Server データベースに見つからない場合に検索するための元のデータベースの URL です。 |
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"yes" |
"yes" を指定すると、カレンダの作成が許可されます。 |
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"yes" |
"yes" を指定すると、カレンダの削除が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、このサーバー経由でのユーザーによるパスワードの変更が許可されます。 |
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allowpublicwritablecalendars |
"yes" |
"yes" を指定すると、ユーザーは、書き込み可能な公開カレンダを所有できます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "cn" (LDAP ユーザーの共通名) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "givenname" (LDAP ユーザーの名 (姓名の名)) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "icsCalendar" (ユーザーのデフォルトカレンダ ID) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "mail" (ユーザーの電子メールアドレス) の変更が許可されます。 |
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.preferredlanguage |
"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "preferredlanguage" (LDAP ユーザーの選択言語) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "sn" (LDAP ユーザーの姓) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、set_userprefs.wcap 属性によるユーザー設定の "nswccalid" (ユーザーのデフォルトカレンダ ID) の変更が許可されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。"no" を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは非公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。 |
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"no" |
"yes" を指定すると、get_userprefs.wcap コマンドの LDAP プロキシ認証が有効になります。"no" を指定すると、匿名の LDAP 検索が行われます。 |
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"no" |
"yes" を指定した場合、サーバーはディレクトリ内に存在するカレンダの各所有者を検証する必要があります (LDAP、または CSAPI 互換のユーザーディレクトリメカニズムを使用)。 |
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"3.0" |
WCAP のバージョン。 |
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