Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

構文


csdomain [-q | -v] 
          -n node 
         create domain

csdomain [-q | -v] 
         {-a attr[=value] | 
          -f filename} 
         add domain

csdomain [-q | -v] 
         [-a attr | 
          -f filename] 
         delete domain

csdomain [-q | -v] 
         list domain

次の表は、csdomain ユーティリティーで使用できるコマンドを示しています。

表 D–13 csdomain ユーティリティーのコマンド

コマンド 

説明 

create

ホストするドメインを LDAP ディレクトリに新規作成します。このドメインでは、Calendar Server のすべてのユーザーとリソースがディレクトリ内のこのエントリの下に作成されます。 

add

指定したドメインの LDAP ディレクトリに、Calendar Server の属性とそれに関連する値を追加します。csdomain を使用してドメインの LDAP 属性を追加または変更した場合は、新しい値が適用されるように Calendar Server を再起動します。 

delete

指定したホストされたドメインの LDAP ディレクトリから Calendar Server 属性を削除します。 またはドメイン全体のすべての LDAP エントリを削除します。 

list

指定したドメインの LDAP ディレクトリに格納されている Calendar Server 属性を表示します。 

version

ユーティリティーのバージョンを表示します。 

次の表は、csdomain ユーティリティーのコマンドオプションを示しています。

表 D–14 csdomain ユーティリティーのコマンドオプション

オプション 

説明 

-v

冗長モードで実行します。実行コマンドに関するすべての情報が表示されます。デフォルトはオフです。 

-q

非出力モードで実行します。 

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しません。

  • 危険なコマンドの実行確認は行われません。

    デフォルトはオフです。

-a attr[=value]

LDAP 属性のプロパティーとそのオプション値を指定します。 

属性とプロパティー名のリストについては、「LDAP 属性とプロパティー名」を参照してください。

-f filename

Calendar Server の LDAP ディレクトリプロパティーの名前と値を含むテキストファイルを指定します。 

次に例を示します。 

createLowerCase="yes"

filterPrivateEvents="no"

fbIncludeDefCal="no"

subIncludeDefCal="no"

uiProxyUrl="https://proxyserver "

-n node

create コマンドに次のように適用されます。 

  • LDAP Schema 1 の場合: すべてのユーザーとリソースがその下に作成されるノードを指定します。次に例を示します。o=node2,o=node1,o=sesta

  • LDAP Schema 2 の場合: このドメイン用に作成されるノードの名前を指定します。次に例を示します。o=west.sesta.com

    ノードを指定しない場合、ドメイン名が適用されます。

domain

add、delete、list コマンドでは、LDAP ディレクトリ内の既存のドメインを指定します。 

create コマンドでは、LDAP ディレクトリに作成される新規ドメインの一意の名前を指定します。 

次に例を示します。west.sesta.com