Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

GSE (グループスケジューリングエンジン) の設定

次の表は、GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。

表 E–14 ics.conf ファイルの GSE (グループスケジューリングエンジン) 設定パラメータ

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

gse.autorefreshreplystatus

"yes"

自動再読み込み機能を有効または無効にします。自動再読み込みを有効にすると、出席者が予定企画者に返信したあとに、その出席者の返信状態が、予定されているその予定のその他の出席者にも反映されます。 

  • "yes": 自動再読み込みを有効にします。

  • "no": 自動再読み込みを無効にします。

gse.belowthresholdtimeout

"3" 

受信ジョブのスケジュールキューをサーバーが走査するまでの時間を秒単位で指定します。キューに含まれるジョブが許容最大しきい値より多い場合、最後のスレッドが常にジョブキューをもう一度走査します。このため、この設定はジョブの数が最大しきい値より少ない場合にだけ適用されます。 

この値を大きくすると、サーバーがジョブキューを走査する回数が減り、全体的なパフォーマンスが向上します。 

gse.maxthreads

"10" 

スケジュールキューを処理するためにサーバーが並行して使用できるスレッドの最大数を指定します。各スレッドは、キュー内の 1 つのジョブを処理します。 

gse.retryexpiredinterval

"86400" 

サーバーがグループスケジューリングジョブの完了を再試行する最大時間を秒単位で指定します。再試行の時間が指定の最大時間を超えると、サーバーは再試行有効期限が切れた状態としてそのジョブを扱い、エラーを出力します。 

デフォルト値の 86400 秒は 1 日を意味することに注意してください。 

gse.retryinterval

"300" 

直前に失敗したジョブをサーバーが再試行する頻度を秒単位で指定します。サーバーは、ネットワークエラーが発生した場合にだけ失敗ジョブを再試行します。ただし、このようなエラーのほとんどは致命的なエラーとして扱われ、再試行とは見なされません。 

gse.stacksize

"65535" 

グループスケジューリングスレッドの最大スタックサイズを指定します (バイト単位)。