Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

Procedure管理サービス (csadmind) を設定するには

手順
  1. 設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。

  2. /etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。

  3. 古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。

  4. 次の表に示すパラメータを 1 つ以上編集します。

    パラメータ 

    説明とデフォルト値 

    service.admin.checkpoint

    "yes" に設定すると、csadmind データベースチェックポイントスレッドが開始されます。“no” に設定すると、チェックポイントログファイルは作成されません。デフォルトは “yes” です。

    service.admin.dbcachesize

    管理セッション用の Berkeley データベースの最大キャッシュサイズ (バイト単位)。デフォルトは “8388608” です。 

    service.admin.deadlock

    "yes" に設定すると、csadmind データベースデッドロック検出スレッドが開始されます。デフォルトは “yes” です。

    service.admin.diskusage

    "yes" に設定すると、csadmind ディスク容量低下監視スレッドが開始されます。デフォルトは “no” です。デフォルトでは、ディスク使用率は監視されません。

    service.admin.enable

    "yes" に設定すると、すべてのサービスを開始するときに csadmind サービスを開始し、すべてのサービスを終了するときに csadmind サービスを終了します。デフォルトは “yes” です。

    service.admin.idletimeout

    csadmind で HTTP 接続をタイムアウトにするまでの秒数。デフォルトは “120” です。

    service.admin.maxsessions

    許容される管理セッションの最大数。デフォルトは “100” です。

    service.admin.maxthreads

    1 管理セッションで実行されるスレッドの最大数。デフォルトは “10” です。

    service.admin.numprocesses

    同時に実行可能な管理プロセスの最大数。 

    service.admin.port

    デフォルトはなしです。このパラメータはシステムによって設定されます。 


    注意 – 注意 –

    このパラメータはユーザー自身では設定しないでください。システムによって自動的に設定されます。Calendar Server でリモート管理を行うことはできません。このポート番号を変更すると、csadmind が起動しない可能性があります。


    service.admin.resourcetimeout

    管理接続をタイムアウトにするまでの秒数。デフォルトは “900” です。

    service.admin.serverresponse

    "yes" に設定すると、csadmind サービス応答スレッドが開始されます。デフォルトは “no” です。

    service.admin.sessiondir.path

    管理セッション要求用の一時ディレクトリ。デフォルトはなしです。 

    service.admin.sessiontimeout

    csadmind で HTTP セッションをタイムアウトにするまで待機する秒数。デフォルトは “1800” です。

    service.admin.sleeptime

    カレンダサービスの状態 (稼動、終了、待機) を調べる間隔 (秒単位)。デフォルトは “2” です。

    service.admin.starttime

    カレンダサービスが開始するまで待機する秒数。デフォルトは “300” です。

    service.admin.stoptime

    カレンダサービスが終了するまで待機する秒数。デフォルトは “300” です。

    service.admin.stoptime.next

    カレンダサービスに終了コマンドを送信するまで待機する秒数。デフォルトは “60” です。

  5. ファイルを ics.conf として保存します。

  6. Calendar Server を再起動します。

    cal_svr_base /SUNWics5/cal/sbin/start-cal