Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

CLD プラグインでサポートされる構成

CLD プラグインは、次の Calendar Server 構成をサポートしています。


ヒント –

すべての設定において、フロントエンドとバックエンドの各サーバーは、次の条件を満たす必要があります。


複数のフロントエンドサーバーと複数のバックエンドサーバー

図 6–1 は、1 つの Calendar Server インスタンスが稼動する 2 つのフロントエンドサーバーと 2 つのバックエンドサーバーを示しています。必要に応じて 3 つ以上のフロントエンドまたはバックエンドサーバーを導入することもできます。

この構成では、サーバーをファイアウォールで保護し、LDAP データベースとカレンダデータベースへのアクセスを制限することができます。カレンダデータベースは 2 つのバックエンドサーバーに分散されます。

フロントエンドサーバーは CPU を多用します。 ほとんどの CPU 時間は、エンドユーザーへのカレンダデータの表示に使用されます。バックエンドサーバーはディスクを多用します。 ほとんどの CPU 時間は、カレンダデータベースへのアクセスに使用されます。

構成の詳細については、「CLD および DWP 用の Calendar Server の設定」を参照してください。

図 6–1 複数のフロントエンドサーバーと複数のバックエンドサーバー

この図は、複数のバックエンドと複数のフロントエンドの両方を含むシステムの例を示します。

フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーの両方の機能を持つ複数のマシン

図 6–2 は、フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーの両方の機能を持つ 3 つのマシンを示しています。各マシンは、1 台のカレンダデータベースに接続されています。この構成では、カレンダを物理的に分散することができます。カレンダの所有者 (エンドユーザー) は、所有しているカレンダが格納されているマシンにログインします。構成の詳細については、「フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーを同じマシンに設定するには」を参照してください。

図 6–2 フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーの両方の機能を持つ複数のマシン

この図は、フロントエンドとバックエンドの両方の機能を持つマシンの例を示しています。