Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド

説明

add user コマンドは、User オブジェクトを追加します。User オブジェクトには通常、PostalAddressTelephoneNumberEmailAddress の各オブジェクトが少なくとも 1 つずつ含まれます。

ユーザーに関する情報を指定するには、それらの情報をコマンド行から直接入力するか、あるいは -load オプションを使ってそれらの情報を含む Java プロパティーファイルを指定します。情報オプションと -load オプションは、コマンド行に指定された順番で評価されます。たとえば、いくつかのプロパティーをコマンド行から指定し、その他のプロパティーをプロパティーファイルから読み込んだあとで、そのプロパティーファイルの情報を後続のコマンド行オプションで上書きする、といったことも可能です。

新規ユーザーごとにアドレス、電話番号、および電子メールアドレスを最大 3 つずつ指定できます。それ以上必要な場合も、あとで Web コンソールや JAXR を使って追加できます。

住所、電話番号、電子メールアドレスのいずれかを指定する際には、 -emailType OfficeEmail のようにタイプの値を指定する必要があります。

コマンド行では、すべてのユーザーで必要となる基本情報のいくつかに対して短形式オプション (-fn など) が使用できるようになっています。ただし、そうした情報をプロパティーファイルで指定する場合には、長形式を使用する必要があります。たとえば、ユーザーの 1 つ目の電子メールアドレスをコマンド行から指定する場合には、- email1.address-emailAddress-email のいずれかを使用できますが、1 つ目の電子メールアドレスをプロパティーファイルで指定する場合には、email1.address= を使用する必要があります。ユーザーの 2 つ目の電子メールアドレスに対するオプションは 1 つしか用意されていないため、コマンド行では -email2.address を、プロパティーファイル内では email2.address= を、それぞれ使用する必要があります。

-edit オプションを指定した場合、新しいユーザーの情報を編集できるように、管理ツールによってエディタが起動されます。詳細については、オプション説明を参照してください。


注 –

-load の読み込み対象または -edit の編集対象となるプロパティーファイルでは、その他のすべての Java プロパティーファイルと同じく、IS0-8859-1 文字が使用されます。ISO-8859-1 に含まれない文字をプロパティーファイル内で表現する方法の詳細については、java.util.Properties.load(InputStream) のドキュメントを参照してください。