Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

アドレスのタイプとルール

キーワード: 822733uucpheader_822header_733header_uucp

このキーワードのグループでは、チャネルでサポートするアドレスのタイプが制御されます。転送レイヤー (メッセージエンベロープ) に使われるアドレスとメッセージヘッダーに使われるアドレスとは区別されます。

822 (sourceroute)

ソースルートのエンベロープアドレス。このチャネルでは、ソースルートを含む、完全な RFC 822 形式のエンベロープアドレスルールがサポートされます。sourceroute キーワードは、822 と同義で使用できます。ほかのエンベロープアドレスタイプのキーワードが指定されていない場合、これがデフォルトになります。

733 (percents)

パーセント記号のエンベロープアドレス。このチャネルでは、ソースルートを除く、完全な RFC 822 形式のエンベロープアドレスがサポートされます。ソースルートは、パーセント記号のルールを使用して、書き換える必要があります。percents キーワードは、733 と同義で使用できます。


注 –

SMTP チャネルで 733 アドレスルールを使用すると、SMTP エンベロープの転送レイヤーのアドレスでもこれらのルールが使われるようになります。これは、RFC 821 に違反する場合があるため、必要時以外は 733 を使用しないでください。


uucp (bangstyle)

bang-style のエンベロープアドレス。このチャネルでは、エンベロープの RFC 976 の bbang-style アドレスルールに準拠するアドレスが使用されます (たとえば、UUCP チャネル)。bangstyle キーワードは、uucp と同義で使用できます。

header_822

ソースルートのヘッダーアドレス。このチャネルでは、ソースルートを含む、完全な RFC 822 形式のヘッダーアドレスルールがサポートされます。ほかのヘッダーアドレスタイプのキーワードが指定されていない場合、これがデフォルトになります。

header_733

パーセント記号のヘッダーアドレス。このチャネルでは、ソースルートを除く、完全な RFC 822 形式のヘッダーアドレスがサポートされます。ソースルートは、パーセント記号のルールを使用して、書き換える必要があります。


注 –

メッセージヘッダーで 733 アドレスルールを使用すると、RFC 822 と RFC 976 に違反する場合があります。このキーワードは、チャネルがソースルートアドレスを処理できないシステムに接続することが確実な場合以外は使用しないでください。


header_uucp

UUCP または bang-style のヘッダーアドレス。このキーワードの使用は推奨しません。使用すると RFC 976 に違反することになります。