Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

メッセージストアを監視する

メッセージはデータベースに保存されています。ディスク上のユーザーの分散、メールボックスのサイズ、ディスクの要件は、ストアのパフォーマンスに影響します。次の項目で、これらの問題について説明します。

メッセージストアデータベースのロック状態を監視する

データベースロックの状態は、さまざまなサーバープロセスで保持されます。これらのデータベースロックは、メッセージストアのパフォーマンスに影響することがあります。デッドロックの場合、メッセージが適切な速度でストアに挿入されないため、結果として ims-ms チャネルキューが大きくなります。キューをバックアップするのにはいくつかの正当な理由があります。したがって、キューの長さの履歴をとっておくと、問題を診断するのに便利です。

メッセージストアのデータベースロックに関する問題の兆候

多数のトランザクションが蓄積され、解決されません。

メッセージストアのデータベースロックを監視するには

counterutil -o db_lock コマンドを使用します。

mboxlist ディレクトリ内のデータベースログファイルの数を監視する

データベースログファイルは、sleepycat トランザクションのチェックポイントログファイル (msg_svr_base/store/mboxlist ディレクトリ内) を指します。作成されるログファイルは、データベースのチェックポイントが発生しないという問題の兆候です。また、stored の問題による場合もあります。

データベースログファイルの問題の兆候

通常は、2 つまたは 3 つのログファイルがあります。ログファイルがそれ以上ある場合は、潜在的に重大な問題があることを示しています。メッセージストアはメッセージと制限容量のためにいくつかのデータベースを使用します。それらに問題があるとすべてのメールサーバーに問題が発生することがあります。

データベースログファイルを監視するには

msg_svr_base/store/mboxlist ディレクトリを調べて、2 つまたは 3 つのファイルしかないことを確認してください。