この例では、LOG_CONNECTION=3 によって接続ログが有効になっているときの着信 SMTP メッセージのログ出力を示します。
19-Feb-1998 17:02:08.70 tcp_local + O (1) TCP|206.184.139.12|25|192.160.253.66|1244 SMTP (2) 19-Feb-1998 17:02:26.65 tcp_local l E 1 service@siroe.com rfc822;adam@sesta.com adam THOR.SIROE.COM (THOR.SIROE.COM [192.160.253.66]) (3) 19-Feb-1998 17:02:27.05 tcp_local + C (4) TCP|206.184.139.12|25|192.160.253.66|1244 SMTP 19-Feb-1998 17:02:31.73 l D 1 service@siroe.com rfc822;adam@sesta.com adam |
リモートシステムが接続を開きます。O は、このエントリが接続開始に対応したものであることを示しています。+ は、このエントリが着信接続であることを示しています。
接続の IP 番号とポートが示されています。このエントリでは、受信システム (ログファイルエントリを記録しているシステム) の IP アドレスは 206.184.139.12、ポート番号は 25、送信システムの IP アドレスは 192.160.253.66、ポートは 1244 です。
このエントリは、着信 TCP/IP チャネル (tcp_local) からチャネル l の受取人に送られるメッセージがキューに入っていることを示しています。LOG_CONNECTION=3 が有効になっているため、デフォルト以外の情報も含まれています。特に、送信システムがその HELO または EHLO 行に示す名前、接続 IP 番号の DNS リバース検索で見つかった送信システムの名前、および送信システムの IP アドレスが、すべてログに記録されます。この動作に影響するチャネルキーワードについては、第 12 章「チャネル定義を設定する」を参照してください。
着信接続が閉じています。C は、このエントリが接続終了に対応したものであることを示しています。+ は、このエントリが着信接続であることを示しています。