Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストール計画ガイド

Access Manager 用の設定値の選択

ソリューション内のそれぞれの Access Manager インスタンスに対して、ソリューション内のほかのコンポーネントと相互動作するようにインスタンスを設定する設定値を指定する必要があります。

表 3–8 Access Manager インスタンスの主な設定値

入力フィールド 

ソリューションに対する値の選択 

「管理者のユーザー ID」と「管理者パスワード」 

完全な権限を持つ管理者アカウントのパスワードを設定します。このアカウントで Access Manager コンソールにログインします。このアカウントは、Access Manager によって管理されるすべてのディレクトリエントリへの完全なアクセス権を持ちます。 

「LDAP ユーザー ID」と「LDAP パスワード」 

権限が限定された管理者アカウントのパスワードを設定します。このアカウントで Access Manager コンソールにログインします。このアカウントは読み取りおよび検索の権限を持ちます。 

「インストールタイプ」 

Access Manager インスタンスがレルムモードと旧バージョンモードのどちらで動作するかを指示します。インスタンスを Portal Server、Messaging Server 、Calendar Server、Instant Messaging、または Delegated Administrator とともにインストールする場合、旧バージョンモードを指定する必要があります。 

「Web コンテナ」 

Access Manager インスタンスを実行する Web コンテナを指定します。選択に応じて、インストーラは必要な情報の入力を求めます。 

「ホスト名」、「Web Server ポート」、「Web Server インスタンスディレクトリ」、「ドキュメントルートディレクトリ」、「セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート」 

Access Manager を Web Server とともにインストールしている場合、これらのフィールドを使って Web Server のインストール情報を指定します。 

Web Server がすでにインストールされているコンピュータに Access Manager をインストールしている場合は、これらのフィールドを使って既存の Web Server インスタンスを指定します。 

「インストールディレクトリ」、「Access Manager 実行時インスタンス」、「インスタンスディレクトリ」、「Access Manager インスタンスポート」、「ドキュメントルート」、「管理者ユーザー ID」、「管理ポート」、「セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート」、「セキュリティー保護された管理サーバーポート」 

Access Manager を Application Server とともにインストールしている場合、これらのフィールドを使って Application Server のインストール情報を指定します。 

Application Server がすでにインストールされているコンピュータに Access Manager をインストールしている場合は、これらのフィールドを使って既存の Application Server インスタンスを指定します。 

「ホスト名」、「サービス配備 URI」、「共通ドメイン配備 URI」、「クッキードメイン」、「管理コンソール」(「新しいコンソールを配備」、「既存コンソールを使用」)、「コンソール配備 URI」、「パスワード配備 URI」、「コンソールホスト名」、「コンソールポート」 

これらのフィールドを使って、Access Manager のアイデンティティ管理およびポリシーサービスコア (core) サービスと、管理サーバーコンソール (console) サービスが Web Server にどのように配備されるかを指定します。 

「Directory Server ホスト」、「Directory Server ポート」、「Access Manager ディレクトリルートサフィックス」、「ディレクトリマネージャー DN」、「ディレクトリマネージャーパスワード」 

これらのフィールドを使って、 

ソリューションがユーザーおよびグループデータ用に使用する Directory Server インスタンスへのアクセス情報を指定します。ユーザーおよびグループデータ用のリポジトリとして Directory Server 以外を使用している場合、この URL は ? である必要があります。 

  • Directory Server ホストと Directory Server ポートは、Directory Server がインストールおよび設定されたときに割り当てられたものです。Directory Server がマルチマスターレプリケーションまたは負荷分散 (あるいはその両方) を有効にして設定される場合、コンピュータのうちの 1 台の名前ではなく、複製または負荷分散されるサービスの論理アドレスを使用します。

  • Access Manager ディレクトリルートサフィックスは、Access Manager がディレクトリルートとして使用するディレクトリエントリです。デフォルト値は実際のディレクトリルートであり、これも Directory Server のインストール時に確立されたものです。

  • ディレクトリマネージャーの DN とパスワードも、Directory Server インスタンスのインストール時に確立されたものです。

ソリューションでユーザーおよびグループデータのその他何らかのソースを使用する場合、この URL は ? である必要があります。 

「いいえ」、「はい」、「組織マーカーオブジェクトクラス」、「組織ネーミング属性」、「ユーザーマーカーオブジェクトクラス」、「ユーザーネーミング属性」 

これらのフィールドを使って、すでにユーザーデータが導入されているディレクトリを使用するように Access Manager を設定します。