Service Registry 3 2005Q4 開発者ガイド

クライアントプログラムの作成

クライアントプログラムは、HTTP 上の SOAP 1.1 プロトコルを使って、Service Registry への UDDI インタフェースにアクセスできます。どのプログラミング言語で作成されたクライアントプログラムであっても、UDDI 3.0.2 Inquiry プロトコルを使って、Service Registry の UDDI インタフェースサービスエンドポイントにアクセスできます。UDDI Inquiry インタフェースのエンドポイントは、次のとおりです。

http://host:port/soar/uddi/inquire

Service Registry の UDDI インタフェースは、次の URL で定義されている UDDI 3.0.2 Inquiry API WSDL に準拠しています。

UDDI インタフェース用の Java クライアントプログラムを JAX-RPC 1.1 を使って開発できます。それには、上記の UDDI 3.0.2 WSDL ファイルからクライアントスタブを生成します。詳細については、J2EE 1.4 Tutorial の第 8 章「Building Web Services with JAX-RPC」を参照してください。

UDDI 3.0.2 WSDL とスキーマに追加や変更を行なって、JAX-RPC 1.1 仕様の要件どおりに Java クライアントが生成されるようにする方法については、次の URL にある『UDDI Spec TC Technical Note』で説明します。

http://www.oasis-open.org/committees/uddi-spec/doc/tn/uddi-spec-tc-tn-jax-rpc-20050126.htm

これで、Java クライアントプログラムは、クライアントスタブによって公開されたメソッドを使って UDDI Inquiry インタフェース上のメソッドを呼び出せるようになります。

現行リリースの Service Registry では、UDDI インタフェースは UDDI 3.0.2 の Publication、Security、Custody Transfer、Subscription の各プロトコルをサポートしていません。次の各 UDDI 3.0.2 インタフェースは、すべてのメソッドに対して E_unsupported (10050) エラーコードを返すように実装されています。

http://host:port/soar/uddi/custody
http://host:port/soar/uddi/publish
http://host:port/soar/uddi/security
http://host:port/soar/uddi/subscription

Inquiry インタフェースの実装は、-authInfo 引数による承認や、-listHead 引数または -maxRows 引数による部分的な結果の要求をサポートしていません。

レジストリへの発行を行うクライアントプログラムでは、これまでに説明してきた JAXR API を使用する必要があります。