Service Registry 3 2005Q4 開発者ガイド

基本クエリーのメソッド

クライアントがレジストリを使用するもっとも単純な形態は、レジストリ内にあるオブジェクトやデータについての情報の検索です。QueryManager BusinessQueryManager、および RegistryObject の各インタフェースでは、多くの検索メソッドおよび取得メソッドがサポートされています。これらのメソッドによって、クライアントは JAXR 情報モデルを使用してデータを検索できます。多くの検索メソッドは BulkResponse を返します。BulkResponse は、メソッドの引数に指定された一連の条件を満たすオブジェクトのコレクションです。これらのメソッドのうち、もっとも一般的なものは次のとおりです。

他の検索メソッドでは、JAXR 情報モデルでサポートされている特定の種類のオブジェクトを検索できます。UDDI レジストリでは、オブジェクトの特定の階層がサポートされます。すなわち、ユーザー、サービス、およびサービスバインディングを含む組織です。一方、ebXML レジストリでは、独立したさまざまな型のオブジェクトの格納を可能にし、いろいろな方法でオブジェクトどうしをリンクできます。ほかのオブジェクトは、独立したオブジェクトではなく、常に別のオブジェクトの属性になります。

BusinessQueryManager の検索メソッドは、主に UDDI レジストリの検索に役立ちます。より一般的な findObjects メソッドと RegistryObject の取得メソッドは、Service Registry に適しています。

クエリーを実行するためにレジストリにログインする必要はありません。デフォルトでは、未認証のユーザーには「Registry Guest」というユーザーアイデンティティーが付与されます。