Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

連携管理

2001 年、Sun Microsystems はほかの企業とともに Liberty Alliance Project に加わりました。このプロジェクトでは、アイデンティティーベースのインフラストラクチャー、ソフトウェア、および Web サービスを開発するための標準を定義しました。

まず Access Manager が実装したのは、アカウント連携、認証ドメイン、およびシン グルサインオン (SSO) を含む Identity Federation Framework (Liberty ID-FF) 仕様で す。それ以降のリリースの Access Manager には、Liberty ID-FF 仕様のバージョン 1.2 および Liberty Identity Web Services Framework (Liberty ID-WSF) のバージョン 1.0 仕様で定義されている新機能が追加されました。Web サービスには、アイデンティティーベースのサービスプロバイダに格納された種々の属性からなるアイデンティティーデータをインターネットを介して取得および更新するためのフレームワークが含まれます。アイデンティティープロバイダとサービスプロバイダ間の通信に必要な、クライアントアプリケーションプログラミングインタフェース (API) も提供されています。

Access Manager 7 2005Q4 では、さらに機能が追加されています。たとえば、Access Manager は、ビジネスパートナにアウトソーシングされたアプリケーションに対するユーザーアカウントを一括連携することや、アイデンティティープロバイダとサービスプロバイダ間で設定済みロールをマッピングすることを可能にします。

詳細は、『Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 Federation and SAML Administration Guide』を参照してください。このマニュアルでは、上記の機能の開発に使用されたオープンな標準仕様を紹介し、それらがどのように Access Manager に実装されているかを説明しています。さらに、統合 Web サービスに関する情報およびアプリケーションプログラミングインタフェース (API) の要約も記載されています。