ほとんどの配備では、ユーザー要求を 2 つ以上の Access Manager インスタンスに分散するために、Access Manager はロードバランサを使用して設定されます。ロードバランサは、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方の組み合わせを使用して実 装できます。次の図は、ロードバランサを使用した Access Manager 配備を示しています。
Access Manager とともに配備するロードバランサは、スティッキーセッションをサポートしている必要があります。スティッキーセッションでは、セッションが特定の Access Manager インスタンスによって作成されると、セッション情報を保持するために、ユーザーからのそれ以降の要求は引き続きその同じインスタンスに配信されます。Access Manager は Cookie を使用してセッション情報を中継するため、ロードバランサは、そのセッションを作成した Access Manager インスタンスに要求をリダイレクトする必要があります。スティッキーセッションが存在しない場合は、すべての Access Manager インスタンスを信頼する必要があるため、パフォーマンスが低下します。スティッキーセッションは、setcookie 関数またはロードバランサ Cookie のどちらかを使用して実装できます。
詳細は、「Access Manager でのロードバランサの使用法」を参照してください。