Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

セッションフェイルオーバーコンポーネントのインストール

次の表は、Access Manager セッションフェイルオーバーに必要なコンポーネントのインストール方法を説明しています。

表 6–1 Access Manager セッションフェイルオーバーコンポーネントのインストール

コンポーネント 

インストール方法 

Access Manager 

Java ES インストーラを使用して、各ホストサーバーに Access Manager の 1 番目のインスタンスをインストールします。インストーラによって、必要なセッションフェイルオーバー Solaris パッケージまたは Linux RPM が追加されます。 

参照: 『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』

Java ES インストーラを使用して Access Manager をインストールする場合は、レルムモード (バージョン 7.x) または旧バージョンモード (バージョン 6.x) のどちらかを選択できます。Access Manager セッションフェイルオーバーは、両方のモードでサポートされています。 

Java ES インストーラを実行したあと、amconfig スクリプトを実行して次のことを行います。

  • インストール時に「あとで設定」オプションを指定した場合は、1 番目の Access Manager インスタンスを設定します。

  • インストール済みの Access Manager インスタンスを再配備または再設定します。

詳細については、「複数のホストサーバーへの Access Manager のインストール」を参照してください。

Message Queue 

Java ES インストーラを使用して、Message Queue をインストールします。 

参照: 『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Installation Guide for UNIX』

Berkeley DB クライアント 

(Access Manager のサブコンポーネント) 

Java ES インストーラおよび amconfig スクリプトによって、Berkeley DB クライアントに必要な Access Manager パッケージまたは RPM が追加されます。ただし、Access Manager がインストールされていないサーバーに Berkeley DB クライアントをインストールする場合は、使用しているオペレーティングシステムに応じて、次のパッケージまたは RPM を手動で追加する必要があります。

Solaris OS の場合は、pkgadd コマンドを使用して、次のパッケージを追加します。 SUNWamsfodbSUNWbdb、および SUNWbdbj

参照: Solaris のマニュアル 

Linux OS の場合は、rpm コマンドを使用して、次の RPM を追加します。 sun-identity-sfodbsun-berkeleydatabase-core、および sun-berkeleydatabase-java

参照: Linux のオンラインマニュアルページ。 


注意 – 注意 –

複数サーバーの配備では、Access Manager のすべてのインスタンスが同じパスワード暗号化鍵値を使用する必要があります。1 番目の Access Manager インスタンスをインストールしたとき、AMConfig.properties ファイル内の am.encryption.pwd プロパティーからパスワード暗号化鍵値を保存します。次に、Java ES インストーラまたは amconfig スクリプトを実行してほかのホストサーバーに Access Manager インスタンスを配備するとき、パスワード暗号化鍵にこの同じ値を使用します。