Sun Java Enterprise System 用語集

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DAP (ディレクトリアクセスプロトコル)

(DAP (directory access protocol)) (n.) LDAP の基礎となった ISO/ITU-T X.500 プロトコル。

データ (data)

(n.) 「XML (拡張可能マークアップ言語)」ストリームの要素のコンテンツ。一般的に要素にサブ要素が含まれないときに使用されます。サブ要素が含まれる場合には、通常「コンテンツ」という語が使用されます。XML 構造内のテキストが単純な要素に含まれている場合、およびサブ要素を持つ要素にデータがほとんどまたはまったく含まれない場合、通常は XML ドキュメントではなく、XML データであると見なされます。

データアクセスロジック (data access logic)

(n.) データソースとの対話を伴うビジネスロジック。

データベース (database)

(n.) リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) の一般名。関連する組織化された大量のデータの作成および操作が可能なソフトウェアパッケージです。「スキーマ」も参照してください。

データベース接続 (database connection)

(n.) データベースまたはほかのデータソースとの通信リンク。コンポーネントは、複数のデータベース接続を同時に作成および操作して、データにアクセスできます。

データベースワイヤプロトコル (database wire protocol)

データ冗長ユニット (DRU) 」を参照してください。

データ冗長ユニット (DRU)

(data redundancy unit (DRU)) (n.) アクティブノードとスペアノードの半分、およびデータの完全なコピー 1 つで構成される HADB ノードのセット。HADB は、相互にミラー化された 2 つの DRU で構成されます。障害耐性を確保するには、1 つの DRU をサポートする各コンピュータがそれぞれ独立して電源、処理装置、およびストレージを完全にサポートしている必要があります。「HADB ノード (HADB node)」、「アクティブノード (active node)」、「スペアノード (spare node)」、および「ミラーノード (mirror node)」も参照してください。

データサービス (data service)

(n.) エンドユーザーに関するデータのクエリーおよび修正をサポートする Web サービス。データサービスの例として、ユーザーのプロファイル情報 (名前、住所、電話番号など) をホストし、公開する Web サービスがあります。

データソース (data source)

(1) (n.) データベースなどの、データのソースへのハンドル。データソースは、Application Server に登録された後、接続を確立してデータソースと対話できるようにするために、プログラムによって取得されます。データソース定義により、データソースへの接続方法を指定します。

(2) (n.) Directory Proxy Server がアクセスするリポジトリ。リポジトリには、LDAP ディレクトリ、JDBC 準拠データベース、LDIF フラットファイルなどがあります。

データソースオブジェクト (data source object)

(n.) そのデータソースが実際には何を表すかを識別し、説明する一連のプロパティーを持ったオブジェクト。

データソースプール (data source pool)

(n.) 同等のデータを保持するデータソースのセット。データソースプールでは、Directory Proxy Server の負荷分散およびフェイルオーバー管理を提供します。

データストア (data store)

(1) (n.) ディレクトリ情報を保管するストア。通常は「DIT」全体の情報を保管します。

(2) (n.) Message Queue ブローカに必要な情報 (持続性サブスクリプション、送信先のデータ、持続メッセージ、および監査データ) が恒久的に格納されるデータベース。

データビュー (data view)

(n.) DN ベースのルーティングを使用して、Directory Proxy Server 接続ハンドラからデータソースプールへの接続を経路指定します。

DC ツリー (ドメインコンポーネントツリー)

(DC tree (domain component tree)) (n.) DNS ネットワーク構文を反映する「DIT」。DC ツリー内の識別名には、cn=billbob,dc=bridge,dc=net,o=internet などがあります。

DDP

(Document-driven programming) (n.)アプリケーションを定義する「XML (拡張可能マークアップ言語)」の使用方法。

宣言 (declaration)

(n.) XML であることを宣言する、「XML (拡張可能マークアップ言語)」ドキュメントの最初の部分。最小の宣言は、<?xml version="1.0"?> です。宣言はドキュメントの「prolog」の一部です。

宣言によるセキュリティー (declarative security)

(n.) セキュリティープロパティーをコンポーネントの配備記述子内で宣言し、コンポーネントのコンテナ (例: Bean のコンテナやサーブレットエンジン) にセキュリティーを暗黙的に管理させること。このタイプのセキュリティーでは、プログラムの制御が不要です。「プログラムセキュリティー (programmatic security)」とは反対の概念です。「コンテナ管理による持続性 (container-managed persistence)」も参照してください。

宣言によるトランザクション (declarative transaction)

コンテナ管理によるトランザクション (container-managed transaction)」を参照してください。

復号化 (decryption)

(n.) 暗号化された情報を判読可能にするプロセス。「暗号化 (encryption)」も参照してください。

デフォルトカレンダ (default calendar)

(n.) Calendar Express にログインしたときに最初に表示されるカレンダ。通常、デフォルトカレンダのカレンダ ID は、ユーザーのユーザー ID と同じです。たとえば、jdoe@example.com のデフォルトカレンダ名は jdoe です。

デフォルトインデックス (default index)

(n.) Directory Server のインストール時に、データベースインスタンスごとに作成される 1 組のインデックス。Java Enterprise System Directory Server がインストールされると、データベースインスタンスごとに 1 組のデフォルトインデックスが作成されます。詳細については、『Java Enterprise System Directory Server 管理ガイド』を参照してください。

連携の解除 (defederation)

(n.) 「連携の終了 (federation termination)」を参照してください。

定義エントリ (definition entry)

CoS 定義エントリ (CoS definition entry)」を参照してください。

デフラグ (defragmentation)

(n.) 小さなメッセージつまり断片の集まりに分割されたサイズの大きなメッセージを、元の大きさのメッセージに組み立て直す MIME の機能。各断片の Message Partial Content-Type ヘッダーフィールドには、断片を 1 つのメッセージに再組立するために使用する情報が含まれています。「断片化 (fragmentation)」も参照してください。

Delegated Administrator

(n.) ドメイン管理者が、ホストドメインのディレクトリにユーザーを追加したり、ホストドメインのディレクトリのユーザーやグループを変更したりできるようにする一連の GUI および CLI のインタフェース。

Delegated Administrator コンソール (Delegated Administrator Console)

(n.) Web ブラウザベースのソフトウェアコンソール。ドメイン管理者はこれを使用して、ホストドメインに対してユーザーやグループの追加または変更を行うことができます。また、エンドユーザーは、これを使用して、自分のパスワードの変更、メッセージ転送規則の設定、不在返信規則の設定、メールリスト登録の一覧表示なども行えます。

メッセージングおよびコラボレーション用 Delegated Administrator (delegated administrator for messaging and collaboration)

(n.) ドメイン管理者がホストドメインに対してユーザーやグループの追加または変更を行うために使用する一連のインタフェース (GUI とユーティリティー)。

Delegated Administrator Server

(n.) ホストドメインによるディレクトリへのアクセス制御を処理するデーモンプログラム。

委譲 (delegation)

(1) (n.) オブジェクトの構成を実装方法として使うオブジェクト指向技術の 1 つ。ある処理の結果に責任を持つオブジェクトが、別のオブジェクトに実装を委譲します。たとえば、クラスローダーは一部のクラスのロードを親に委譲することが多くあります。「クラスローダー (class loader)」も参照してください。

メッセージを削除する (delete message)

(v.) 削除するメッセージにマークを付けること。削除したメッセージは、別の処理で消去またはパージするまで、メッセージストアからは削除されません。「メッセージをパージする (purge message)」、「メッセージを破棄する (expunge message)」も参照してください。

配信 (delivery)

メッセージ配信 (message delivery)」を参照してください。

配信モード (delivery mode)

(n.) メッセージングの信頼性を示すモード。持続配信モードでは、メッセージが 1 度かぎりで配信され確実にコンシュームされることを保証し、非持続配信モードでは、メッセージが、多くて 1 度、配信されることを保証します。

配信モデル (delivery model)

(n.) メッセージの配信方法を示すモデル。このモデルは、ポイントツーポイントまたはパブリック/サブスクライブのいずれかです。JavaTM Message Service (JMS) には、それぞれ特定のクライアントランタイムオブジェクトと特定の送信先タイプ (キューやトピック) を使用する個別のプログラミングドメイン、およびユニファイドプログラミングドメインがあります。

配信ポリシー (delivery policy)

(n.) 複数のメッセージコンシューマを登録した場合に、キューがメッセージをルートする方法を細かく定めた仕様。ポリシーには、シングル、ファイルオーバー、ラウンドロビンがあります。

配信ステータス通知 (delivery status notification)

(n.) 受信側に向かっているメッセージについてのステータス情報を示すメッセージ。たとえば、ネットワークが停止しているために配信が遅れていることを示すメッセージがあります。

サービス拒否攻撃 (denial of service attack)

(n.) 個人が意図的にまたは誤ってメッセージを大量に送信したために、メールサーバーが処理不能になる状態。サーバーのスループットに著しい悪影響を与えたり、サーバー自体が過負荷状態になって機能しなくなったりすることがあります。

拒否フィルタ (Deny filter)

(n.) POP、IMAP、または HTTP サービスの中で、1 つ以上のサービスへのアクセスが拒否されるクライアントを識別する、Java Enterprise System Messaging Server のアクセス制御規則。「許可フィルタ (Allow filter)」も参照してください。

デプロイヤ (deployer)

(n.) J2EE モジュールとアプリケーションを運用環境にインストールする担当者。

配備 (deployment)

(1) (n.) 運用環境にソフトウェアをインストールする処理。

(2) (n.) Java Enterprise System ソリューションのライフサイクルプロセスの 1 段階。ここでは、配備シナリオが配備設計に変換され、実装、プロトタイプの作成、および本稼働環境での展開が行われます。このプロセスの最終結果は配備または配備ソリューションとも呼ばれます。

配備アーキテクチャー (deployment architecture)

(n.) 「論理アーキテクチャー (logical architecture)」から物理的なコンピューティング環境への対応を描いた全体的な構図。物理的な環境は、イントラネットまたはインターネット環境にあるコンピュータ、それらのコンピュータ間のネットワークリンク、ソフトウェアをサポートするために必要なほかの物理的デバイスなどで構成されます。

配備記述子 (deployment descriptor)

(n.) 各モジュールおよびアプリケーションに備わっている、それらの配備方法を記述した「XML (拡張可能マークアップ言語)」ファイル。配備記述子は、配備ツールに、特定のコンテナオプションでモジュールまたはアプリケーションの配備を指示し、デプロイヤが解決する必要のある特定の設定要件を示しています。「メタデータ」を参照してください。

配備シナリオ (deployment scenario)

(n.) Java Enterprise System ソリューションの「論理アーキテクチャー (logical architecture)」、およびそのソリューションがビジネスニーズを満たすために満たす必要のあるサービス品質要件。サービス品質要件には、パフォーマンス、可用性、セキュリティー、保守性、スケーラビリティー/潜在容量などに関する要件があります。配備シナリオは、配備設計の開始点です。

深さ (depth)

(n.) サイトの検索エンジンの開始点から続くリンク数。サイトを定義する場合は、ロボットがその開始点からたどることのできるリンク数を定義し、検索の深さを制限します。

エイリアスを参照解除する (dereferencing an alias)

(v.) バインドまたは検索で、ディレクトリサービスがエイリアス識別名をエントリの実際の識別名に変換するように指定すること。

デスクトップ (Desktop)

Portal Server Desktop」を参照してください。

送信先 (destination)

(n.) 作成されたメッセージを送信する先のメッセージサーバーの物理的な位置。メッセージはそこでルーティング処理されたあと、コンシューマに配信されます。この物理的な送信先 (「キュー (queue)」または「トピック (topic)」) は、「管理対象オブジェクト (administered object)」によって特定され、カプセル化されます。クライアントは、管理対象オブジェクトを使用して、クライアントがメッセージを作成する先の、またはクライアントがメッセージをコンシュームする元となる送信先を指定します。「ポイントツーポイント配信モデル (point-to-point delivery model)」、「パブリッシュ/サブスクライブ配信モデル (publish/subscribe delivery model)」も参照してください。

送信先リソース (destination resource)

(n.) トピック送信先またはキュー送信先を表すオブジェクト。キューの読み出しと書き込み、トピックのパブリッシュとサブスクライブを行うときにアプリケーションが使用します。アプリケーションコードでは、Java Naming and Directory InterfaceTM (JNDI) サービスを使用し、JNDI Name によって Java Message Service (JMS) のリソースオブジェクトを特定します。

開発 (development)

(n.) Java Enterprise System ソリューション配備プロセスに含まれるタスク。このタスクにより、「配備アーキテクチャー (deployment architecture)」のカスタムコンポーネントをプログラムしてテストします。

デバイス検出 (device detection)

クライアント検出 (client detection)」を参照してください。

デバイス情報 (device information)

(n.) Portal Server Mobile Access で使用するデバイス固有のクライアントデータ。

DHCP

(DHCP (dynamic host configuration protocol)) (n.) インターネット提案標準プロトコル。システムが、ネットワーク内の個々のコンピュータに IP アドレスを動的に割り当てることができるようにします。「IP アドレス (IP address)」も参照してください。

ダイジェスト認証 (digest authentication)

(n.) ユーザー名とパスワードを平文で送信しなくてもユーザーを認証することができる認証タイプ。Web アプリケーションでは、HTTP 要求メッセージとともにメッセージダイジェストをサーバーに送信することで、Web サーバーに対して自分自身を認証します。HTTP 要求メッセージとクライアントのパスワードを連結したものに対して一方向のハッシュアルゴリズム (MD5 と呼ばれる) を使用して、ダイジェストを計算します。ダイジェストは、通常は HTTP 要求と比べて非常に小さく、パスワードを含みません。サーバーはダイジェスト認証プラグインを使用して、クライアントから送られてきたダイジェスト値を比較します。

DIGEST-MD5

(n.) CRAM-MD5 より安全性の高い、標準化過程にある軽量認証メカニズム。RFC 2831 に記述されています。RFC 2831 には、TLS (SSL) のような設定の手間をかけずに接続全体を保護するオプションも記述されています。

デジタル署名 (digital signatur)

(n.) メッセージと署名者の両方の認証に使用される電子的なセキュリティーメカニズム。

指示 (directive)

(n.) 検索エンジンの文。固有の書式を使用して、ロボットアプリケーション関数などの関数を呼び出し、パラメータブロックの関数にパラメータを渡します。たとえば、次の指示は enumerate-urls 関数を呼び出して、max および type パラメータを渡します。

Enumerate fn=enumerate-urls max=1024 type=text/html

ディレクトリ (directory)

(n.) データの書き込みよりもデータの読み込みに対して最適化された特殊なデータベース。ほとんどのディレクトリ、業界標準プロトコルの LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) をベースにしています。

ディレクトリアクセスプロトコル (directory access protocol)

DAP (ディレクトリアクセスプロトコル)」を参照してください。

ディレクトリコンテキスト (directory context)

(n.) メッセージストアへのアクセスに対して、ユーザーとパスワードの認証に使用するエントリの検索を開始するディレクトリツリー情報内のポイント。「ベース DN (ベース識別名)」も参照してください。

ディレクトリ配備 (directory deployment)

(n.) Application Server において、アーカイブファイルではなく展開されたディレクトリ形式で、パッケージ化されていない J2EE アプリケーションやモジュールを配備すること。

ディレクトリエントリ (directory entry)

(n.) 識別名で特定されるディレクトリ属性とその値のセット。各エントリには、エントリが記述するオブジェクトの種類を指定し、エントリに含まれる属性のセットを定義するオブジェクトクラス属性が含まれています。

ディレクトリ情報ツリー (directory information tree)

DIT」を参照してください。

ディレクトリ検索 (directory lookup)

(n.) ユーザーやリソースの名前またはその他の特性に基づき、ディレクトリ内で特定のユーザーやリソースに関する情報を検索するプロセス。

ディレクトリマネージャー (Directory Manager)

(1) (n.) ディレクトリサーバーデータベースの管理権限を持つユーザー。アクセス制御は、このユーザーには適用されません。ディレクトリマネージャーはディレクトリのスーパーユーザーと考えることができます。

(2) (n.) UNIX システムの root ユーザーに対応する、権限を持ったデータベース管理者。アクセス制御はディレクトリマネージャーには適用されません。

ディレクトリスキーマ (directory schema)

(n.) ディレクトリに保存できるデータを定義する一連の規則。

Directory Server

(n.) 「ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル (Lightweight Directory Access Protocol)」の Java Enterprise System バージョン。Application Server のすべてのインスタンスは、Directory Server を使用してユーザーおよびグループに関する情報などの共有サーバー情報を保存します。

Directory Server Access Management Edition

(n.) ユーザーおよびサービスの管理、認証サービスとシングルサインオンサービス、ポリシー管理、ロギングサービス、デバッグユーティリティー、およびクライアントによる Portal Server のサポートを実現する一連のインタフェース。

ディレクトリサーバー (directory server)

(1) (n.) 論理的に一元管理されたリポジトリから、組織内部のユーザーおよびリソースに関する情報を提供するサーバー。「LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)」、「Directory Server Access Management Edition」も参照してください。

(2) (n.) LDAP を基にした Java Enterprise System ディレクトリサービス。

ディレクトリサービス (directory service)

(n.) 組織内部のユーザーおよびリソースについて説明した属性ベースの情報を管理するためのデータベースアプリケーション。

Directory Service Control Center

(n.) Directory Server と Directory Proxy Server を管理するための、ブラウザベースの GUI。

ディレクトリサービス管理者 (Directory Service Manager)

(n.) Directory Service Control Center を使用して複数の Directory Server と Directory Proxy Server 上のサーバー設定およびデータを管理する LDAP スーパーユーザー。

ディレクトリ同期 (directory synchronization)

(n.) MTA ディレクトリキャッシュを、ディレクトリサービスに保存された現在のディレクトリ情報で同期するプロセス。「MTA ディレクトリキャッシュ (MTA directory cache)」も参照してください。

切断状態 (disconnected state)

(n.) メールクライアントが、サーバーに接続して選択したメッセージのキャッシュコピーを作成し、その後サーバーとの接続を切断する状態。

ディスパッチャー (Dispatcher)

(n.) 定義済み TCP ポートへの接続要求を処理する MTA コンポーネント。ディスパッチャは、指定のサービスに対する責任を複数のマルチスレッドサーバーで共有すること許可する、マルチスレッド接続ディスパッチエージェントです。ディスパッチャを使用すると、複数のマルチスレッド SMTP サーバープロセスを同時実行できるようになります。

表示プロファイル (display profile)

(n.) Java Enterprise System Portal Server のプロバイダとチャネルを定義および設定するために使用する一連の XML ドキュメント。

識別名 (distinguished name)

DN」を参照してください。

分散可能セッション (distributable session)

(n.) クラスタ内のすべてのサーバー間で分散できるユーザーセッション。

分散認証 UI サーバー (Distributed Authentication UI Server)

(n.) Access Manager のサブコンポーネント。Access Manager 配備内の 2 つのファイアウォール間でセキュリティー保護された分散認証が可能になります。分散認証 UI サブコンポーネントは、Access Manager 配備のセキュリティー保護されていない (DMZ) レイヤー内の 1 つまたは複数のサーバーにインストールします。このサブコンポーネントは、エンドユーザーと 2 番目のファイアウォールの背後にある Access Manager インスタンス間の認証インタフェースとして機能するので、Access Manager サービスの URL がエンドユーザーに公開されなくなります。

分散エンタープライズアプリケーション (distributed enterprise application)

(n.) ロジックがネットワーク環境またはインターネット環境を対象にしていて (分散型)、適用範囲とスケールが本稼動環境またはサービスプロバイダのニーズを満たしている (エンタープライズ向け) アプリケーション。アプリケーションのコンポーネントは、通常は異なるプラットフォームにある、別個の実行時環境で実行されます。一般的な分散アプリケーションは、2 層 (クライアント - サーバー)、3 層 (クライアント - ミドルウェア - サーバー)、および複数層 (クライアント - 複数のミドルウェア - 複数のサーバー) です。

分散インデックス化 (distributed indexing)

(n.) 検索エンジンの別々のロボットを割り当てて、ネットワークの異なる部分をインデックス化するプロセス。分散インデックス化により、各ロボットの負荷を低減させます。その後、1 つの検索エンジンが、それぞれのロボットからリソース記述をインポートすることにより、異なるロボットすべてからすべてのリソース記述を収集できます。

分散トランザクション (distributed transaction)

(n.) 別個のサーバー上に配備されている複数の異種データベースに適用可能な 1 つのトランザクション。

配布リスト (distribution list)

メールリスト (mail list)」を参照してください。

配布リスト所有者 (distribution list owner)

メールリスト所有者 (mail list owner)」を参照してください。

DIT

(DIT (directory information tree)) (n.) ディレクトリに保管された情報の論理的な表現。DIT は、ほとんどのファイルシステムで使用されるツリーモデルを反映し、ツリーのルートを階層の最上位に表示します。

DN

(DN (distinguished name)) (n.) エントリの名前およびディレクトリ内の位置を示す文字列表現。

DN 属性 (DN attribute)

(n.) 関連するユーザー、グループ、オブジェクトの識別情報を含むテキスト文字列。

DNS (ドメインネームシステム)

(DNS (domain name system)) (n.) ネットワークのマシンで使用される体系。00.120.000.168 などの IP アドレスと www.example.com などのホスト名を関連付けます。クライアントは通常、DNS を使用して接続先のサーバーの IP アドレスを見つけます。多くの場合 DNS のデータは、NIS や UNIX システムの /etc/hosts ファイルなどのローカルテーブル内で増加します。「IP アドレス (IP address)」も参照してください。

DNS エイリアス (DNS alias)

(n.) DNS サーバーが認識し、異なるホストを指すホスト名。DNS エイリアスは、DNS CNAME レコードとして実装されます。マシンの実際の名前は 1 つだけですが、1 つまたは複数のエイリアスを持つことができます。たとえば、www.example.com というエイリアスが、現在サーバーが置かれている realthing.example.com という実際のマシンを指すようにすることができます。

DNS データベース (DNS database)

(n.) ドメイン名 (ホスト名) およびそれに対応する IP アドレスのデータベース。

DNS ドメイン (DNS domain)

(n.) 共通のサフィックス (ドメイン名) の付いたホスト名を持つコンピュータのグループ。構文的には、ピリオド (ドット) で区切られた一連の名前 (ラベル) から成るインターネットドメイン名です。たとえば corp.mktng.example.com などです。「ドメイン (domain)」も参照してください。

DNS スプーフィング (DNS spoofing)

(n.) DNS サーバーが不正情報を提供するように仕向けるネットワーク攻撃の形態。

ドキュメント (document)

(1) (n.) ネットワーク上の文書で、ほとんどの場合は Web ページまたはワードプロセッシング文書です。テキストファイルやスプレッドシートの場合もあります。検索エンジンによってインデックス化されるリソースの一般名です。

(2) (n.) 1 つ以上の要素にテキストとサブ要素が混在する「XML (拡張可能マークアップ言語)」構造。「データ (data)」も参照してください。

ドキュメントオブジェクトモデル (DOM)

(n.) 「XML (拡張可能マークアップ言語)」ドキュメントにツリー構造としてアクセスして操作するための API。DOM は、プラットフォームや言語に依存しないインタフェースを提供します。このインタフェースを使用すると、プログラムやスクリプトから XML ドキュメントのコンテンツや構造に動的にアクセスして修正できます。

ドキュメントルート (document root)

(1) (n.) Java Enterprise System Web Server にアクセスするユーザーに表示されるファイル、イメージ、データを格納した、サーバーマシン上のディレクトリ。

(2) (n.) サーバーにアクセスするユーザーに対して表示するファイル、イメージ、データを格納した、サーバーマシン上のディレクトリ。

(3) (n.) 主ドキュメントディレクトリ。仮想サーバーの全ファイルを格納してリモートクライアントに提供するための中心的なディレクトリです。

ドキュメントタイプ定義 (document type definition)

DTD (ドキュメントタイプ定義)」を参照してください。

ドメイン (domain)

(1) (n.) たとえば、example.comhost.example.com などのドメイン名を所有する企業または組織を特定する、完全修飾ドメイン名の最後の部分。

(2) (n.) 単一コンピュータシステムの管理制御下にあるリソース。

(3) (n.) JMS メッセージング処理をプログラミングするために、Java Message Service (JMS) クライアントが使用するオブジェクトの集まり。ポイントツーポイント配信モデル用とパブリッシュ/サブスクライブ配信モデル用の 2 つのプログラミングドメインがあります。

(4) (n.) Sun Java System Application Server の機能の 1 つ。この機能により、複数の管理ユーザーがそれぞれの専用ドメインを作成および管理できます。ドメインは、インストールされたバイナリの共通セットを使用して、1 つのシステムで作成される一連のインスタンスです。

Domain Administration Server

(n.) Domain Administration Server は、Application Server の管理タスクすべてを処理する、特別設計の Application Server インスタンスです。Application Server 設定情報の中央リポジトリの保守と更新を行います。Domain Application Server が動作していない場合は、管理タスクを実行できません。

ドメイン管理者 (domain administrator)

(n.) Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の GUI または CLI を使用して、ホストドメイン内のメールユーザー、メールリスト、およびファミリアカウントの作成、変更、および削除を行うための管理権限を持つユーザー。デフォルトでは、このユーザーがトポロジ内のすべてのメッセージサーバーに対するメッセージストア管理者となります。

ドメインエイリアス (domain alias)

(n.) 別のドメインを指すドメインエントリ。ホストドメインはエイリアスを使用することにより、複数のドメイン名を持つことができます。

ドメインディレクトリ (domain directory)

(n.) Application Server 「ドメイン (domain)」のディレクトリ。1 つ以上の「インスタンスディレクトリ (instance directory)」を含みます。これは Application Server における「サーバールート (server root)」の呼称です。

ドメインホスティング (domain hosting)

(n.) ドメインをホストするプロセス。共有 Messaging Server 上で 1 つまたは複数のドメインをホストする機能です。たとえば、example.com および example.org というドメインの両方を、example.com メールサーバー上でホストできます。ユーザーは、ホストドメインにメールを送信し、そのドメインからメールを受信します。メールサーバーの名前は、メールアドレスに含まれません。

ドメイン名 (domain name)

(1) (n.) 電子メールアドレス内で使用されるホスト名。

(2) (n.) 管理組織を定義する一意の名前。ドメインにはほかのドメインを含めることができます。ドメイン名は右から左の方向に解釈されます。たとえば、example.com は、Example Company のドメイン名であり、かつトップレベルの com ドメインのサブドメインです。example.com ドメインをさらに corp.example.com などのサブドメインに分割することもできます。「ホスト名 (host name)」、「完全修飾ドメイン名 (fully qualified domain name)」も参照してください。

ドメインネームシステム (domain name system)

DNS (ドメインネームシステム)」を参照してください。

ドメイン組織 (domain organization)

(n.) 組織ツリー内のホストドメインの下にあるサブドメイン。ドメイン組織は、企業内でユーザーとグループのエントリを部門別に編成する場合に有用です。

ドメイン部分 (domain part)

(n.) 電子メールアドレスの @ 記号の右側にある部分。たとえば、example.com は、電子メールアドレス jdoe@example.com のドメイン部分です。

ドメイン制限容量 (domain quota)

(n.) 電子メールメッセージ用にドメインに割り当てられる容量。容量の大きさは、システム管理者が設定します。

ドメインレジストリ (domain registry)

(n.) サーバーのインストールで作成および設定されたすべてのドメインについて、ドメイン固有の情報を登録した 1 つのデータ構造。ドメインの名前、位置、ポート、ホストなどの情報が登録されています。

ドメイン書き換え規則 (domain rewrite rules)

書き換え規則 (rewrite rule)」を参照してください。

ドメインテンプレート (domain template)

(n.) アドレスのホスト部分とドメイン部分の書き換え方法を定義する、書き換え規則の一部。テンプレートには、完全に静的なホストアドレスとドメインアドレス、または単一フィールド置換文字列、あるいはその両方を定義できます。

二重障害 (double failure)

(n.) HADB の 1 つ以上のミラーノードペアで発生する同時障害。「HADB」、「HADB ノード (HADB node)」、「アクティブノード (active node)」、「スペアノード (spare node)」、「ミラーノード (mirror node)」、および「データ冗長ユニット (DRU) 」を参照してください。

ドロップワード (drop word)

ストップワード (stop word)」を参照してください。

DRU

データ冗長ユニット (DRU) 」を参照してください。

DSA

(DSA (directory system agent)) (n.) Directory Server での X.500 用語。

DSCC

Directory Service Control Center」を参照してください。

DSE (ディレクトリサーバーエントリ)

(DSE (directory server entry)) (n.) サーバー固有の追加情報が関連付けられているエントリ、または DSA 固有エントリ。Root DSE やスキーマ DSE などの DSE には、それぞれのサーバーで異なる属性を持ちます。

DSP (デジタル信号処理)

(DSP (digital signal processing)) (n.) アナログからデジタルへの信号変換。音声アクセス用の電話を使用して Portal Server ソフトウェアにアクセスするには、DSP cvard が必要です。

DSML (ディレクトリサービスマークアップ言語)

(DSML (directory service markup language)) (n.) ディレクトリサービスを XML で表現するのを可能にする、XML マークアップ言語を表現する場合のドキュメント形式ファミリ。Java Enterprise System Directory Server 5.2 は、DSML 標準のバージョン 2 (DSMLv2) に準拠しています。

DSN

(n.) 「配信ステータス通知 (delivery status notification)」を参照してください。

dsservd

(n.) ディレクトリ情報が格納されたデータベースにアクセスし、LDAP プロトコルを使用してディレクトリクライアントと通信するデーモン。

dssetup

(n.) 既存の Directory Server を Java Enterprise System Messaging Server で使用できるように準備する、Java Enterprise System Directory Server 準備ツール。

DTD (ドキュメントタイプ定義)

(DTD (document type definition)) (n.) XML 規格で指定された、「XML (拡張可能マークアップ言語)」ドキュメントの prolog で省略可能な部分。DTD では、XML ドキュメントに配置する有効なタグおよびタグシーケンスについて制約を指定します。DTD には多くの欠点があるものの、それをきっかけにさまざまなスキーマが提案されるようになりました。たとえば DTD エントリ <!ELEMENT username (#PCDATA)> は、username という XML 要素に解析対象文字データ (つまりテキスト単独) が含まれ、その他の構造要素がないことを表します。DTD には、現在のファイルで定義されたローカルサブセットと、外部 DTD ファイルに含まれる定義で構成される外部サブセットがあります。外部 DTD ファイルは、パラメータエンティティーを使用して、ローカルサブセットで参照されます。

持続性サブスクリプション (durable subscription)

(n.) JMS「パブリッシュ/サブスクライブ配信モデル (publish/subscribe delivery model)」において、現在アクティブなサブスクライバオブジェクトがあるかどうかに関係なく存在し続けるサブスクリプション。アクティブなサブスクライバがない場合、「JMS プロバイダ (JavaMessage Service プロバイダ)」は、サブスクリプションによって受信されるか、またはその有効期限が切れるまでサブスクリプションの「メッセージ (message)を保持します。

DWP (データベースワイヤプロトコル)

(DWP (database wire protocol)) (n.) Calendar Server 専用プロトコルの 1 つ。単一の Calendar Server システムに複数のサーバーをリンクすることにより、分散カレンダストアを形成することができます。Calendar Server は、DWP を使って、カレンダデータベースに格納されているリモートデータを検索します。

動的配備 (dynamic deployment)

(n.) Application Server で、J2EE アプリケーションやモジュールの配備または再配備は動的です。つまり、サーバーの再起動は必要ありません。「動的再読み込み (dynamic reloading)」も参照してください。

ダイナミックグループ (dynamic group)

(n.) LDAP 検索 URL によって定義されるメールグループ。通常、ユーザーはディレクトリエントリ内で LDAP 属性を設定することによってグループに参加します。

動的再読み込み (dynamic reloading)

(n.) すでに配備されたコンポーネントを修正および再読み込みする際に、完全な配備プロセスやサーバーの再起動を必要としないプロセス。デフォルトでは、サーブレット、JavaServer PagesTM (「JSP テクノロジ (JSP technology)」) によって作成されたページ、およびエンタープライズ Bean コンポーネントを動的に再読み込みでききます。「動的配備 (dynamic deployment)」も参照してください。

ダイナミック Web アプリケーション (dynamic web application)

(n.) サーブレット、JSPTM ページ、コンテンツプロバイダ、またはユーザーのブラウザからアクセスする Java Web コンテナによって処理される必要のあるすべての要素を指します。Java Enterprise System Portal Server の場合、アプリケーションは Web サーバーにインストールされます。