Sun Java Enterprise System 用語集

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最終変更ヘッダー (last-modified header)

(n.) HTTP 応答でサーバーから返されたドキュメントファイルの最終変更時刻。

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)

(LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)) (n.) TCP/IP を介して複数のプラットフォーム間で動作するように設計されたディレクトリサービスプロトコル。X.500 Directory Access Protocol (DAP) を簡素化したもので、ユーザープロファイル、配布リスト、Sun Java System サーバー群全体の設定データなどの情報の格納、検索、および配布を単一の場所で管理できるようにします。Directory Server は、LDAP プロトコルを使用します。

LDAP データベース (LDAP database)

(n.) 認証で使用するユーザーとグループのリストを保管するデータベース。

LDAP データ交換形式 (LDAP Data Interchange Format)

LDIF (LDAP データ交換形式)」を参照してください。

LDAP フィルタ (LDAP filter)

(n.) 特定の属性または属性値の有無に基づいて一連のエントリを指定する方法。

LDAP リフェラル (LDAP referrals)

(n.) 別の LDAP エントリへのシンボリックリンク (リフェラル) から成る LDAP エントリ。LDAP リフェラルは、LDAP ホスト名と識別名で構成されます。通常、LDAP リフェラルは、データをレプリケートせずに、既存の LDAP データを参照するために使用されます。また LDAP リファレルは、移動された可能性のある特定のエントリに依存するプログラムの互換性を維持するためにも使用されます。

LDAP 検索文字列 (LDAP search string)

(n.) ディレクトリ検索に使用される属性を定義する、置換可能なパラメータを含む文字列。たとえば、「uid=%s」という LDAP 検索文字列は、ユーザー ID 属性に基づく検索であることを意味します。

LDAP サーバー (LDAP server)

(n.) LDAP ディレクトリを管理し、そのディレクトリに対するクエリー (問い合わせ) サービスを提供するソフトウェアサーバー。Sun Directory Services および Netscape Directory Services は、LDAP Server の実装です。

LDAP サーバーフェイルオーバー (LDAP server failover)

(n.) LDAP サーバーのバックアップ機能。1 つの LDAP サーバーに障害が発生した場合、システムは、別の LDAP サーバーに切り替えることができます。

LDAP URL

(n.) 「DNS (ドメインネームシステム)」を使用してディレクトリサーバーの位置を特定し、LDAP によってクエリーを完了する手段となるURL。たとえば LDAP URL は、ldap://ldap.example.com のような URL になります。

LDAPv3

(n.) 「LDAPv3」プロトコルのバージョン 3。

LDBM

(n.) LDAP データベースマネージャー。

LDBM データベース (LDBM database)

(n.) Directory Server のすべてのデータを記述したサイズの大きいファイルセットで構成される、高性能ディスクベースデータベース。

LDIF (LDAP データ交換形式)

(LDIF (LDAP Data Interchange Format)) (n.) type:value ペアを使用して、Directory Server のエントリをテキスト形式で表現するために使用する形式。

リーフエントリ (leaf entry)

(n.) それより下位にほかのエントリがないエントリ。リーフエントリは、ディレクトリツリーの分岐点にはなりません。

Legato NetWorker® ソフトウェア (Legato NetWorker software)

(n.) Legato Systems, Inc. が提供するサードパーティー製バックアップユーティリティー。

レベル (level)

(n.) ログの詳細度の指定。ログファイルに記録するイベントの種類の相対的な数を意味します。たとえば、緊急レベル (SEVERE) では、ログに記録されるイベントはほとんどありません。情報レベル (INFO) では、多くのイベントがログに記録されます。

Liberty 対応クライアント (Liberty-enabled client)

(n.) Liberty 対応クライアントは、主体がサービスプロバイダに対して認証を行う場合に使用するアイデンティティープロバイダに関する情報を所有している、または入手方法を認識しているクライアントです。

Liberty 対応プロキシ (Liberty-enabled proxy)

(n.) Liberty 対応プロキシは、Liberty 対応クライアントをエミュレートする HTTP プロキシです。

ライフサイクル (life cycle)

(1) (n.) J2EE コンポーネントの存在に伴って随時発生する一連のイベント。各種コンポーネントは随時特定のイベントを保持し、それによってコンポーネントの可用性の状態の推移を表します。たとえば、サーブレットは作成時にサーブレットのコンテナによって呼び出される init メソッドを保持し、その後サーブレットが機能するために必要なクライアントや他のサーブレットによって service メソッドが呼び出されます。init メソッドが呼び出された後、サーブレットは所定の機能を実行するためのデータを保持して準備が整います。サーブレットが終了する前には、終了に関連した処理を実行してリソースを解放できるように destroy メソッドがコンテナによって呼び出されます。この例の init メソッドと destroy メソッドは「コールバックメソッド (callback method)」です。すべての J2EE コンポーネントタイプ(エンタープライズ Bean、Web コンポーネント (サーブレットまたは JSP ページ)、アプレット、およびアプリケーションクライアント) のライフサイクルについても同様です。

(2) (n.) JavaServer Faces ページの要求を受け取り、このページを表す UI コンポーネントツリーが処理され、応答が生成されるまでの一連のフェーズ。

(3) (n.) 起動からシャットダウンまでのサーバーのランタイムに伴って随時発生する一連のイベント。

ライフサイクルイベント (life-cycle event)

(n.) 起動や停止など、サーバーのライフサイクルの各段階。

ライフサイクルモジュール (life-cycle module)

(n.) サーバーライフサイクルのイベントに応じて、タスクを待機し、実行するモジュール。

ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル (Lightweight Directory Access Protocol)

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)」を参照してください。

リスナー (listener)

(n.) ポストするオブジェクトに登録され、イベント発生時の処理を指示するクラス。

待機ポート (listen port)

(n.) サーバーがクライアントやその他のサーバーと通信するために使用するポート。

待機ソケット (listen socket)

(n.) 「ポート (port)」番号と「IP アドレス (IP address)」の組み合わせ。サーバーとクライアントの間の接続は、待機ソケット上で確立されます。

LMTP (ローカルメール転送プロトコル)

(LMTP (Local Mail Transfer Protocol)) (n.) 「SMTP」に似ていますが、メール配信キューを管理する必要がありません。また、SMTP ではメッセージに対してステータスコードを 1 つしか提供しませんが、LMTP ではメッセージの各受取人のステータスコードを提供します。RFC 2033 に定義されています。

ロードバランサ (load balancer)

(n.) 複数のゲートウェイマシンへの接続を制御して、稼働システムそれぞれにかかる負荷の均等化を計るソフトウェア。

負荷分散 (load balancing)

(n.) アプリケーション負荷をクラスタ内のノード全体に分配して、クライアント要求が適宜サービスされるようにするプロセス。スケーラブルサービスにのみ適用される。

ローカルデータベース接続 (local database connection)

(n.) ローカル接続のトランザクションコンテキストは現在のプロセスおよびデータソースに対してローカルであり、複数のプロセスまたはデータソース全体に分散されません。

ロケール (locale)

(n.) 特定の地域、文化圏、または習慣を持つユーザーにデータを表示するために使用する、照合順序、文字タイプ、通貨形式、および日時形式の設定。ロケールには、所定の言語のデータを解釈、保存、または照合する方法も設定します。またロケールにより、所定の言語を表現するために使用するコードページも指定します。

ローカルインタフェース (local interface)

(n.) 同じ JavaTM 仮想マシン (JVMTM マシン) にあるクライアントのメカニズムに、Bean にアクセスするためのセッションやエンティティー Bean を提供するインタフェース。

ローカルメール転送プロトコル (Local Mail Transfer Protocol)

LMTP (ローカルメール転送プロトコル)」を参照してください。

ローカル部分 (local part)

(n.) 電子メールアドレスの受取人を識別する部分。「ドメイン部分 (domain part)」も参照してください。

ローカルセッション (local session)

(n.) 1 つのサーバーだけに見えるユーザーセッション。

ローカルサブセット (local subset)

(n.) DTD (ドキュメントタイプ定義) のうち、現在の XML (拡張可能マークアップ言語) ファイル内で定義されている部分。

ローカルトランザクション (local transaction)

(n.) 1 つのデータベースに固有で、1 つのプロセス内に制限されるトランザクション。ローカルトランザクションは、1 つのバックエンドに対してのみ動作します。ローカルトランザクションは通常、JDBCTM API を使用して区別されます。「グローバルトランザクション (global transaction)」も参照してください。

ログディレクトリ (log directory)

(n.) サービスのすべてのログファイルが保存されているディレクトリ。

ログ有効期限 (log expiration)

(n.) 有効期間が過ぎたログファイルは、ログディレクトリから削除されます。

論理アーキテクチャー (logical architecture)

(n.) 分散型アプリケーションの論理的な構築ブロック、およびこれらの構築ブロック間の関係 (またはインタフェース) を示す設計。論理アーキテクチャーには、分散「アプリケーションコンポーネント (application component)およびそれらをサポートするために必要なインフラストラクチャーサービスのコンポーネントの両方が含まれます。

論理ホスト (logical host)

(n.) Messaging Server 2.0 (最小) の概念。アプリケーション、アプリケーションデータが存在するディスクセットまたはディスクグループ、およびクラスタにアクセスするために使用するネットワークアドレスなどが含まれています。この概念は、SunPlexTM システムには適用されなくなっています。

ログローテーション (log rotation)

(n.) 現在のログファイルとして新しいログファイルを作成すること。以後のログイベントは、新しいログファイルに書き込まれます。以前のログファイルはログディレクトリ内に残りますが、ログが書き込まれることはありません。

ルックアップ (lookup)

(n.) 検索の同義語。特定のパラメータを使ってデータをソートします。