Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Oracle App Server 10g Plug-In 2.0)

第 1 章 Oracle App Server 10g プラグインの概要

この章では、Sun N1 Service Provisioning System (N1 SPS) を使用した Oracle App Server 10g アプリケーションのプロビジョニングに関する一般的な情報を提供します。この章では、次の内容について説明します。

Oracle App Server 10g プラグインの目的

N1 SPS ソフトウェアは、Oracle App Server 10g を即座にサポートするための高度な機能を備えています。ユーザーは、Oracle App Server 10g のインフラストラクチャーやアプリケーションをプロビジョニングするとともに、既存のインストールシステムをブラウズしてインストール済みのアプリケーションをエクスポートおよびインポートすることができます。Oracle App Server 10g サポートは、N1 SPS 環境に読み込まれる JavaTM Archive (JAR) ファイルにパッケージ化されています。Oracle App Server 10g プラグインは、Oracle 10g アプリケーションサーバーと互換性のある Oracle アプリケーションを配備できます。

Oracle App Server 10g プラグイン に含まれるもの

Oracle App Server 10g プラグインでは、主な機能として次のことができます。

Oracle App Server 10g プラグインを使用するための要件

このプラグインは Oracle Application Server の準備を助けるためのものであるため、このサーバーのインスタンスを実行できるシステムが必要です。詳細は、『Oracle Application Server Quick Installation and Upgrade Guide 10g (9.0.4)』のセクション 2 の説明を参照してください。ほとんどの場合、システムの設定には次の条件があれば十分です。

ハードウェア

900 Mhz UltraSPARC III 以上。

オペレーティングシステム

SolarisTM 9 update 7 またはそれ以降のソフトウェア。

RAM

使用するアプリケーションサーバー構成の種類と数に依存。詳細については、『Oracle Application Server Performance Guide』を参照してください。

ディスク容量

oracle ユーザーのホームディレクトリとして 10G バイト以上のディスク容量。

スワップ領域

1G バイト以上のスワップ領域。

参照情報

プラグインを使用するためには、Oracle App Server 10g ソフトウェアの知識が必要です。この製品に関するそのほかの情報については、次の Oracle 情報を参照してください。